このページではしょうがのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
しょうがのカロリーは28kcal(100gあたり)!これってどうなの?
しょうがの可食部100gあたりのカロリーは、28kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1396位です。これは多い順にすると上位87%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでしょうがのカロリーを評価すると、221件中93位です。これは上位から42%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 28Kcal |
全体での評価 | 1396位 / 1592件中(上位87%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 93位 / 221件中(上位42%…平均的) |
しょうがはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜしょうがのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:サントリー
しょうがのカロリーはなぜかなり低いのか?
しょうがは野菜の中でもカロリーがかなり低い食材として評価されています。その理由を栄養データを参考に説明します。
カロリーが低い理由
しょうがのカロリーは、可食部100gあたり28kcalと非常に低いです。この低カロリーの理由は以下のような要素が関与しています。
糖質が低い
しょうがに含まれる糖質は、可食部100gあたり4.6gです。この値は「かなり低い」と評価されています。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーも低くなります。
食物繊維が普通
しょうがには食物繊維も含まれており、可食部100gあたり2.1gです。この値は「普通」と評価されています。食物繊維は消化を助ける役割があり、満腹感を持続させる効果もあります。そのため、食物繊維の含有量が普通であることもカロリーが低い要因の一つと言えます。
タンパク質が低い
しょうがに含まれるタンパク質は、可食部100gあたり0.9gです。この値は「低い」と評価されています。タンパク質はエネルギー源としてのカロリーを提供する役割がありますが、しょうがにはその量が少ないため、カロリーも低くなります。
脂質が低い
しょうがに含まれる脂質は、可食部100gあたり0.3gです。この値も「低い」と評価されています。脂質は高カロリーな栄養素であるため、その量が少ないこともしょうがのカロリーが低い要因の一つと言えます。
以上の要素が組み合わさり、しょうがのカロリーはかなり低くなっています。そのため、ダイエットや健康志向の方にとって、しょうがは優れた食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「しょうが」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.6g | 4 | 18.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.1g | 2 | 4.2kcal |
たんぱく質 | 0.9g | 4 | 3.6kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「しょうが」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、18.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
しょうがは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
しょうがは、低糖質ダイエットに使える?
しょうがは、野菜の一種でありながら、その糖質量は4.6gと比較的低いです。これは、低糖質ダイエットを実践している方にとって朗報といえるでしょう。
しょうがの糖質量は4.6g
しょうがは、糖質量が4.6gとされています。これは、一般的な野菜と比較しても低い数値です。糖質を制限することで体重を減らしたい方や血糖値を管理したい方にとって、しょうがは選択肢の一つとなるでしょう。
しょうがは低糖質ダイエットに少し効果的
しょうがには、低糖質ダイエットに少し効果的な要素があります。まず、しょうがには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は消化吸収を遅らせる効果があり、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。また、しょうがには代謝を促進する成分が含まれており、脂肪燃焼をサポートする効果も期待できます。
しょうがを活用した低糖質ダイエットの方法
しょうがを活用した低糖質ダイエットの方法としては、しょうがを料理に取り入れることが挙げられます。しょうがは、生姜焼きやしょうが焼きなどのメインディッシュに使うだけでなく、スープやサラダにも加えることができます。また、しょうがをお茶に入れたり、ジュースに加えることもできます。これにより、しょうがの効果を最大限に引き出すことができます。
まとめ
しょうがは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質量が4.6gと比較的低く、食物繊維や代謝を促進する成分が含まれているため、血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪燃焼をサポートする効果が期待できます。しょうがを工夫して料理に取り入れることで、低糖質ダイエットをより効果的に実践することができます。ぜひ、しょうがを活用して健康的な食生活を送りましょう。
しょうがは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:サントリー
しょうがは、低脂質ダイエットに使える?
しょうがは、低脂質ダイエットに特に効果的です。野菜の中でもしょうがは、低脂質であることがわかっています。しょうが100gあたりの脂質量はわずか0.3gです。この数値からも、しょうがはダイエットに適した食材であることがわかります。
しょうがは、その特徴的な辛味や香りから、料理に欠かせない調味料として使用されていますが、その栄養価も見逃せません。しょうがには、ビタミンCやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持やダイエットに役立つ効果があります。
低脂質ダイエットは、脂肪摂取量を抑えることで体重管理や健康維持に効果があります。しょうがは低脂質でありながら、食べ応えや満腹感を与えてくれるため、ダイエット中でも満足感を得ることができます。また、しょうがには代謝を促進する作用もありますので、脂肪燃焼効果も期待できます。
さらに、しょうがには抗酸化作用もあります。抗酸化作用によって、体内の老化や病気の原因となる活性酸素を抑制することができます。これにより、健康な体を維持することができます。
しょうがは、料理に使いやすい食材でもあります。生姜焼きやしょうが湯など、さまざまな料理に取り入れることができます。また、しょうがは生のままでも調理しても効果がありますので、自分の好みや料理のバリエーションに合わせて利用することができます。
低脂質ダイエットを実践したい方には、しょうがを積極的に取り入れてみることをおすすめします。その他の野菜と比べても低脂質であり、栄養価も高いため、健康的な食生活を送りながらダイエットをサポートすることができます。しょうがの効果を最大限に引き出すためにも、バランスの取れた食事と適度な運動を合わせて行うことが重要です。
最後に、しょうがの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「しょうが」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 28 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 6.6 | g | |
└糖質 | 4.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「しょうが」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 91.4 | g | 多い |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「しょうが」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 6 | mg | 普通 |
カリウム | 270 | mg | 普通 |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 25 | mg | 低い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 5.01 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 5 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.21 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.7 | μg | 普通 |
ビタミンC | 2 | mg | 多い |
別名:ひねしょうが/廃棄部位: 皮/硝酸イオン: 0.1 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。