このページではふきのとうのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ふきのとうのカロリーは38kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
ふきのとうの可食部100gあたりのカロリーは、38kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1327位です。これは多い順にすると上位83%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでふきのとうのカロリーを評価すると、221件中56位です。これは上位から25%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 38Kcal |
全体での評価 | 1327位 / 1592件中(上位83%…低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 56位 / 221件中(上位25%…高い) |
ふきのとうはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜふきのとうのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:dancyu
ふきのとうのカロリーは低い理由
ふきのとうは野菜の中でもカロリーが低いと評価されています。その理由を栄養データを参照しながら解説します。
糖質がかなり低い
ふきのとうは可食部100gあたりにおいて、糖質が3.6gしか含まれていません。この数値は他の食材と比較してもかなり低いです。糖質が少ないということは、エネルギー源としてのカロリーも低くなるため、ふきのとうのカロリーが低い理由の一つと言えます。
食物繊維が多い
また、ふきのとうには食物繊維が6.4g含まれています。食物繊維は消化吸収されにくいため、カロリーに直結しにくい特徴があります。そのため、食物繊維が多いふきのとうは、カロリーも低くなる傾向があります。
タンパク質と脂質が低い
また、ふきのとうにはタンパク質が2.5g、脂質が0.1g含まれています。これらの栄養素もカロリーの源となるため、含まれている量が少ないほどカロリーも低くなります。ふきのとうはタンパク質と脂質の含有量が低いため、カロリーも低いと言えるのです。
まとめ
以上の栄養データを見ると、ふきのとうのカロリーが低い理由が明らかになります。糖質が少なく、食物繊維が多いこと、さらにタンパク質と脂質の含有量が低いことが、ふきのとうのカロリーを低くしている要因となっています。健康やダイエットに気を使っている方にとって、ふきのとうは低カロリーで栄養価も高い野菜として選ばれることでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ふきのとう」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.6g | 4 | 14.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 6.4g | 2 | 12.8kcal |
たんぱく質 | 2.5g | 4 | 10kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ふきのとう」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、14.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ふきのとうは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キリン
ふきのとうは、低糖質ダイエットに使える?
ふきのとうは、野菜の一種であり、春になると山や畑で見かけることができます。その苦味と独特の風味から、料理に使用されることもありますが、低糖質ダイエットにも効果的な食材として注目されています。
ふきのとうの糖質量は3.6g
ふきのとうの糖質量は、100gあたり約3.6gとされています。これは、他の野菜と比較しても非常に低い値です。糖質を制限することで血糖値の上昇を抑え、ダイエット効果を期待する人にとってはうれしい数字です。
ふきのとうの栄養価も高い
ふきのとうには、ビタミンCやビタミンA、カリウム、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、美肌や免疫力アップ、骨の健康維持などに役立ちます。また、食物繊維も多く含まれており、腸内環境の改善にも寄与します。
ふきのとうの調理方法
ふきのとうの調理方法は、茹でる、炒める、天ぷらにするなどさまざまです。苦味を和らげるために、茹でる際には塩を加えることが一般的です。また、炒め物や天ぷらにする場合には、にんにくや醤油との相性が良いことも知られています。
ふきのとうは低糖質ダイエットに少し効果的
ふきのとうは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。その低糖質量と栄養価の高さから、血糖値の上昇を抑えながら体に必要な栄養を摂取することができます。また、苦味や風味も料理にアクセントを加えることができるため、食事のバリエーションを豊かにすることもできます。
しかし、ふきのとうを摂取する際には注意が必要です。生のまま摂取すると、苦味が強くなるため、茹でたり加熱したりすることがおすすめです。また、食材の選択や調理方法によっては、糖質量が変わる場合もあるため、栄養成分表やレシピを参考にすることが大切です。
ふきのとうは、低糖質ダイエットに取り入れることで、健康的な食生活を送ることができます。ぜひ、ふきのとうを使った料理を楽しんで、バランスの取れた食事を心がけましょう。
ふきのとうは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
ふきのとうは、低脂質ダイエットに使える?
ふきのとうは、野菜の中でも低脂質な食材の一つです。その脂質含有量はわずか0.1gと非常に少なく、低脂質ダイエットに特に効果的と言えるでしょう。
ふきのとうの脂質含有量はわずか0.1g
ふきのとうは、春に山や畑で採れる野菜です。その特徴として、脂質含有量が非常に少ないことが挙げられます。ふきのとう100gあたりの脂質はわずか0.1gであり、他の野菜と比較しても非常に低い値です。
低脂質ダイエットに特に効果的
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで体重を減らす方法です。脂質は高カロリーなため、摂り過ぎると体重が増えやすくなります。その点で、ふきのとうは低脂質なので、ダイエットに適していると言えます。
また、ふきのとうには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は消化吸収を遅らせる効果があり、満腹感を持続させることができます。これにより、食事量を減らすことができ、ダイエット効果を高めることができます。
ふきのとうの調理方法
ふきのとうの調理方法はさまざまですが、一般的には茹でるか炒めることが多いです。茹でる場合は、ふきのとうを水にさらして苦味を抜き、塩を加えたお湯で茹でます。炒める場合は、ふきのとうを洗って水気を切り、ごま油やオリーブオイルで炒めます。お好みで調味料を加えて味付けをすると、より美味しく食べることができます。
まとめ
ふきのとうは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。その脂質含有量はわずか0.1gと非常に少なく、ダイエット中でも安心して摂取することができます。また、食物繊維も豊富に含まれており、満腹感を持続させる効果もあります。ふきのとうを上手に調理して、健康的なダイエットをサポートしましょう。
最後に、ふきのとうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ふきのとう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 10.0 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 6.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.5 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「ふきのとう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 2 | % | 特になし |
水分 | 85.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ふきのとう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 740 | mg | 多い |
カルシウム | 61 | mg | 多い |
マグネシウム | 49 | mg | 多い |
リン | 89 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.36 | mg | 多い |
マンガン | 0.23 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 390 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 7 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 390 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 33 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.7 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 92 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.9 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.18 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.45 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 14 | mg | 多い |
廃棄部位: 花茎/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。