このページでは、野菜のふきのとうを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ふきのとうのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはふきのとうの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 10.0 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 6.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.5 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(ふき類) ふきのとう 花序 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ふきのとうがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ふきのとうはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ニッスイ
ふきのとうとは?どんな食材?
ふきのとうは、春に山や川辺で見かけることができる野菜です。その名前の通り、ふきの蕾(つぼみ)を指します。日本では、春の訪れを感じるとともに、ふきのとうを楽しみにする人も多くいます。
ふきのとうの特徴
ふきのとうは、独特な風味と苦みが特徴です。苦みは、ビタミンCやビタミンE、カロテンなどの栄養素を豊富に含んでいるため、苦味成分としても注目されています。また、ふきのとうは、煮物や天ぷらなどで食べられることが一般的ですが、苦味を抑えるために下茹ですることもあります。
ふきのとうの食べ方
ふきのとうは、煮物や天ぷら、おひたし、味噌汁など、さまざまな料理に使うことができます。独特な風味と苦みがありますので、料理のアクセントとして活用することができます。ふきのとうは、旬の春に楽しむことができる野菜ですので、ぜひ味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はふきのとうがダイエットにどう役立つか説明します!
ふきのとうはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:dancyu
1. 低カロリーでダイエットに適している
ふきのとうは、可食部100gあたりのカロリーが38kcalと非常に低いです。この低カロリーな食材は、ダイエット中の方にとって非常に役立ちます。ダイエットは、カロリー摂取量を制限することが重要ですが、ふきのとうを食べることで満腹感を得ながらカロリーを抑えることができます。
2. 糖質がかなり低く、血糖値の上昇を抑える効果がある
ふきのとうには、可食部100gあたりの糖質が3.6gとかなり低いです。この低糖質な食材は、糖尿病や血糖値の上昇が気になる方にとって有益です。糖質の摂取量を抑えることで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、健康な血糖値の維持に役立ちます。
3. 食物繊維が多く、腸内環境の改善に寄与する
ふきのとうには、可食部100gあたりの食物繊維が6.4gと非常に多いです。食物繊維は、腸内環境の改善に重要な役割を果たします。食物繊維は、便通を促進し、便秘の予防や腸内の善玉菌の増殖を助けます。ふきのとうを摂取することで、健康な腸内環境を維持することができます。
以上のように、ふきのとうは低カロリーでダイエットに適しており、糖質がかなり低く血糖値の上昇を抑える効果があり、さらに食物繊維が多く腸内環境の改善に寄与します。健康的な食事に取り入れることで、バランスの取れた食生活をサポートすることができます。
おすすめ:ふきのとうのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ふきのとうに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キリン
1. ナトリウムが低い
ふきのとうは、可食部100gあたりにわずか4 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まることが知られています。ふきのとうはナトリウムが低いため、塩分制限の必要がある方にも適した食材と言えます。
2. カリウム、カルシウム、マグネシウムが多い
ふきのとうは、可食部100gあたりに740 mgのカリウム、61 mgのカルシウム、49 mgのマグネシウムを含んでいます。これらの栄養素は、体内の機能を正常に保つために必要なミネラルです。カリウムは血圧を調節し、カルシウムは骨や歯の形成に関与し、マグネシウムは神経や筋肉の働きをサポートします。ふきのとうはこれらのミネラルが豊富に含まれているため、健康な体を維持するために重要な食材と言えます。
3. 鉄、銅が多く、亜鉛、マンガンが普通
ふきのとうは、可食部100gあたりに1.3 mgの鉄と0.36 mgの銅を含んでいます。これらの栄養素は、血液の酸素運搬や免疫機能の維持に重要な役割を果たします。また、ふきのとうには0.8 mgの亜鉛と0.23 mgのマンガンも含まれています。亜鉛は免疫機能や傷の治癒に関与し、マンガンは骨や結合組織の形成に関与します。これらの栄養素が豊富に含まれているため、ふきのとうは栄養バランスのとれた食事に取り入れることができる食材と言えます。
以上のように、ふきのとうはナトリウムが低く、カリウム、カルシウム、マグネシウムが多く含まれています。さらに、鉄や銅が多く、亜鉛やマンガンも普通に含まれています。これらの特徴から、ふきのとうは健康に良い影響を与える食材と言えます。
ふきのとうに含まれるビタミンを解説!
引用元:dancyu
1. ビタミンAの特徴
「ふきのとう」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは含まれていませんが、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどが多く含まれています。これらの成分は、多い量であることが特徴です。ビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に関与し、健康な皮膚や粘膜を維持する働きがあります。
2. ビタミンEの特徴
「ふきのとう」には、ビタミンEの一種であるα-トコフェロールが多く含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞を酸化ストレスから守る働きがあります。また、血液の循環を促進し、血管の健康維持にも関与しています。
3. ビタミンKの特徴
「ふきのとう」には、ビタミンKが多く含まれています。ビタミンKは、血液の凝固機能をサポートする働きがあります。また、骨の健康維持にも関与しており、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はふきのとうの使用例としてレシピをご紹介します。
ふきのとうを使ったレシピ20選!
#1 鯛とふきのとうのイタリアングリル
ふきのとう、ミニトマト、オレガノ(乾燥)、オリーブ油
苦みもアクセントに、ふきのとうを活用したグリル野菜のレシピ。独特の苦みがあるふきのとうをほかの野菜と組み合わせることで、苦みすら調味料にしてしまう簡単レシピ。…
レシピを見る#2 ほろ苦く春を感じる"ふきのとうソースのシーフードグラタン"
ふきのとう、ふきのとうをゆでる塩、白身魚、バター、薄力粉、牛乳、胡椒
白身魚にふきのとうを加えたホワイトソースをかけて焼いたレシピ。ふきのとうは下茹でし、細かく刻んでホワイトソースへ。…
レシピを見る#4 ほろ苦い春を楽しむ"ふきのとうのペンネ"
ペンネ、ふきのとう、オリーブオイル
ふきのとうをペンネで和えたレシピ。たっぷりのオリーブオイルが、ふきのとうの苦味をまろやかに包み込みます。…
レシピを見る#5 春の香りが立ち昇る"ふきのとうのアーリオ オーリオ ペペロンチーニ焼きそば"
焼きそばの麺、ふきのとう、胡麻油、にんにく、赤唐辛子、太白胡麻油、煎り胡麻
にんにくと唐辛子で風味付けして、ふきのとうのほろ苦さを活かしたパスタ風焼きそばのレシピ。焼きそば用の麺を使うと、麺をゆでる手間がなく、ふきのとうソースのからみもよくなります。…
レシピを見る#6 ふきのとう味噌(ふき味噌)
ふきのとう、サラダ油などの植物油、味噌、みりん、砂糖
意外と簡単、ふき味噌のレシピ。ふきは刻んだ直後に火を入れたいので、先に味噌だれやフライパンの準備をします。…
レシピを見る#7 ふきのとう奴
ふきのとう、キュウリ、ナス、ゴマ油、しょうゆ、絹ごし豆腐
ふきのとうなどの野菜を細かく刻み、冷奴にかけていただくレシピ。ふきのとうの苦味とごま油の風味が冷奴を大人の味わいに。…
レシピを見る#8 春の香りの♪ ふきのとうと新じゃがのキッシュ
ふきのとう、有塩バター、こしょう、溶かしバター(無塩)
このレシピは、春の代表的な食材であるふきのとうと新じゃがを使ったキッシュの作り方です。ふきのとうの苦味がクセになる大人向けの一品で、新じゃがでボリュームも満点です。…
レシピを見る#9 ふきのとうのリゾット
ふきのとう、オリーブ油、にんにく、バター、赤とうがらし、アンチョビ、イタリアンパセリ、あさり、たまねぎ、等
このレシピはふきのとうを使ったリゾットです。ふきのとうペーストを作り、米とあさり汁で煮上げます。…
レシピを見る#10 にんにく香る♪ ふきのとうのアンチョビオイルパスタ
ふきのとう、唐辛子(輪切り)、オリーブオイル、スパゲティのゆで汁、塩こしょう
このレシピはふきのとうを使ったアンチョビオイルパスタです。ふきのとうのほろ苦さとアンチョビの塩気が絶妙にマッチしています。…
レシピを見る#11 ふきのとう肉みそ
ふきのとう、サラダ油、豚ひき肉、みそ、砂糖
このレシピは、ふきのとうを使った肉みそ料理です。ふきのとうとひき肉を組み合わせることで、栄養価もアップし、ボリューム感も増します。…
レシピを見る#12 ふきのとうのクリームパスタ
スパゲッティ、スモークサーモン、グリーンアスパラガス、生クリーム、黒こしょう
このレシピは、ふきのとうと生クリームを使ったパスタ料理です。スモークサーモンとグリーンアスパラガスが加わり、豪華な味わいに仕上がります。…
レシピを見る#13 豚肉と春野菜のふきのとう炒め
豚薄切り肉、しょうゆ、うど、にんじん、スナップえんどう、かたくり粉、サラダ油
このレシピは豚肉と春野菜を使った炒め物のレシピです。春野菜のうど、にんじん、スナップえんどうを使い、ふきのとうの万能塩味ペーストで味をつけます。…
レシピを見る#14 ふきのとうの万能塩味ペースト
ふきのとう、サラダ油、顆粒(かりゅうチキンスープの素)、砂糖
このレシピは、ふきのとうを使った万能塩味ペーストの作り方です。ふきのとうの香りが際立ち、甘くないので様々な料理に使えます。…
レシピを見る#16 さっぱり副菜! ふきのとうの酢味噌和え
ふきのとう、砂糖、みそ
このレシピは、春の代表的な山菜「ふきのとう」を使ったさっぱりとした副菜です。ふきのとうのほろ苦さが、酢味噌の甘酸っぱさとよく合い、お酒のお供にもぴったりです。…
レシピを見る#17 おつまみにぴったり♪ えびとふきのとうのアヒージョ
ふきのとう、オリーブオイル、唐辛子(輪切り)
このレシピは、えびとふきのとうを使ったアヒージョのおつまみです。にんにくとふきのとうの旨味がオイルに移り、ほろ苦い味わいが特徴的です。…
レシピを見る#18 おつまみにぴったり♪ ふきのとうのガーリックパン粉
ふきのとう、パン粉、おろしにんにく、オリーブオイル、塩こしょう
このレシピは、ふきのとうを使ったおつまみ料理です。ふきのとうのほろ苦さがたまらなく、ガーリックパン粉が香ばしくてお箸が進みます。…
レシピを見る#19 バター香る! ふきのとうとあさりのバター醤油炒め
ふきのとう、有塩バター、しょうゆ、塩こしょう
このレシピは、ふきのとうとあさりを使ったバター醤油炒めの料理です。ふきのとうのほろ苦さとあさりの旨味が溶け合って、お酒にぴったりの一品です。…
レシピを見る#20 綺麗に花開く!ふきのとうの天ぷら 白い薄衣でサクサク♪
ふきのとう、小麦粉、片栗粉
ふきのとうの天ぷらレシピ。衣に卵を使用しないことで、時間が経ってもサクサク感があり、白い衣でふきのとうの緑の色が引き立つ。…
レシピを見る最後に、ふきのとうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ふきのとう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 10.0 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 6.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.5 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「ふきのとう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 2 | % | 特になし |
水分 | 85.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ふきのとう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 740 | mg | 多い |
カルシウム | 61 | mg | 多い |
マグネシウム | 49 | mg | 多い |
リン | 89 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.36 | mg | 多い |
マンガン | 0.23 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 390 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 7 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 390 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 33 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.7 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 92 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.9 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.18 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.45 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 14 | mg | 多い |
廃棄部位: 花茎/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。