このページではセロリのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
セロリのカロリーは12kcal(100gあたり)!これってどうなの?
セロリの可食部100gあたりのカロリーは、12kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1543位です。これは多い順にすると上位96%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでセロリのカロリーを評価すると、221件中207位です。これは上位から93%に位置するカロリーで、評価は同じく「かなり低い」となります。
カロリー | 12Kcal |
全体での評価 | 1543位 / 1592件中(上位96%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 207位 / 221件中(上位93%…かなり低い) |
セロリはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜセロリのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
セロリのカロリーはなぜかなり低いのか?
セロリは野菜の中でも、カロリーがかなり低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
カロリー
セロリのカロリーは、可食部100gあたり12kcalです。これは他の食材と比較してもかなり低い値です。カロリーが低いため、ダイエット中の方やカロリー制限をしている方にとっては、優れた食材と言えるでしょう。
糖質
セロリの糖質は、可食部100gあたり1.1gです。これも他の食材と比較してかなり低い値です。糖質が少ないため、低糖質ダイエットを実施している方にとっても適した食材と言えます。
食物繊維
セロリの食物繊維は、可食部100gあたり1.5gです。これは普通の量と言えます。食物繊維は腸内環境を整える役割があり、便通を促進する効果があります。セロリに含まれる食物繊維は、健康維持に役立つ成分と言えます。
タンパク質
セロリのタンパク質は、可食部100gあたり0.4gです。これもかなり低い値です。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素ですが、セロリはタンパク質を多く含んでいないため、主要なタンパク源としては適していません。
脂質
セロリの脂質は、可食部100gあたり0.1gです。これは低い値です。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、セロリは脂質をほとんど含んでいないため、低脂質の食材と言えます。
以上のように、セロリはカロリーや糖質がかなり低く、食物繊維やタンパク質、脂質も少ない特徴があります。これらの要素が組み合わさって、セロリはダイエットや健康に配慮した食事に適した野菜として評価されています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「セロリ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.1g | 4 | 4.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.5g | 2 | 3kcal |
たんぱく質 | 0.4g | 4 | 1.6kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「セロリ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、4.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
セロリは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
セロリは低糖質ダイエットに特に効果的
セロリは、野菜の中でも糖質量が非常に低いことで知られています。実際、セロリ100gあたりの糖質量はわずか1.1gしかありません。この低糖質な特性から、セロリは低糖質ダイエットに特に効果的な食材として注目されています。
糖質制限ダイエットにおすすめの野菜
糖質制限ダイエットは、炭水化物の摂取を制限することで体重を減らす方法です。このダイエットでは、糖質の摂取量を抑えることが重要です。そのため、糖質量の少ない食材を選ぶことが求められます。
セロリの低糖質な特性
セロリは、糖質量が1.1gと非常に低いため、糖質制限ダイエットにおすすめの野菜です。この低糖質な特性により、セロリを食事に取り入れることで、糖質の摂取量を抑えることができます。
セロリのダイエット効果
セロリには、食物繊維や水分が豊富に含まれています。食物繊維は満腹感を促す効果があり、水分は体内の老廃物を排出する働きがあります。また、セロリにはカロリーが非常に低いため、低カロリーダイエットにも適しています。
セロリの食べ方
セロリは、生でそのまま食べるだけでなく、サラダやスープの具材としても利用することができます。また、セロリジュースとして摂取することもできます。セロリの風味や食感を楽しみながら、低糖質ダイエットをサポートすることができます。
まとめ
セロリは低糖質ダイエットに特に効果的な食材です。糖質量がわずか1.1gと非常に低いため、糖質制限ダイエットにおすすめの野菜として選ばれています。セロリには食物繊維や水分が豊富に含まれており、カロリーも低いため、満腹感を促しながら体重管理をサポートすることができます。セロリのさまざまな食べ方を楽しみながら、健康的な低糖質ダイエットを実践しましょう。
セロリは、低脂質ダイエットに使える!?
セロリは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも、セロリは低脂質な食材として知られています。セロリは、100gあたりの脂質量がわずか0.1gと非常に低いため、低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。
セロリの低脂質な特徴
セロリは、主に水分と食物繊維で構成されています。そのため、脂質の含有量が極めて低く、カロリーも非常に低い食材です。また、セロリにはビタミンやミネラルも豊富に含まれており、栄養バランスも良いと言えます。
セロリの低脂質ダイエットへの効果
セロリは低脂質なだけでなく、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果や腹持ちを良くする効果があります。そのため、セロリを食事に取り入れることで、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。
また、セロリには利尿作用があり、体内の余分な水分を排出する効果もあります。これにより、むくみの改善や体重の減少にも役立ちます。
セロリの食べ方のポイント
セロリは、生でそのまま食べることができますが、味が苦手な方は調理することもできます。セロリはサラダやスープ、煮物などに利用することができます。また、セロリジュースとしても飲むことができます。
ただし、セロリを調理する際には、できるだけ加熱時間を短くすることがポイントです。加熱しすぎると、栄養素が壊れてしまうため、できるだけ生の状態で食べることをおすすめします。
まとめ
セロリは低脂質な食材であり、低脂質ダイエットに特に効果的です。食物繊維や利尿作用もあり、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。また、セロリは生でそのまま食べることができるため、手軽に取り入れることができます。セロリを上手に活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、セロリの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「セロリ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 12 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.6 | g | |
└糖質 | 1.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.5 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.4 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「セロリ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 94.7 | g | 多い |
有機酸 | Tr | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「セロリ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 28 | mg | 普通 |
カリウム | 410 | mg | 多い |
カルシウム | 39 | mg | 普通 |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 39 | mg | 普通 |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.11 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 44 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 44 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 10 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.26 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 7 | mg | 多い |
別名: セロリー、セルリー、オランダみつば/廃棄部位: 株元、葉身及び表皮/硝酸イオン: 0.2 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。