このページでは、野菜のふきの葉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ふきの葉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはふきの葉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 11 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.0 | g | |
└糖質 | 1.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.3 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0 | g | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(ふき類) ふき 葉柄 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ふきの葉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ふきの葉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
ふきの葉とは?どんな食材?
ふきの葉は、日本の伝統的な野菜の一つです。春に山や川辺で採取されることが多く、特に山菜料理でよく使用されます。
1. ふきの葉の特徴
ふきの葉は、直径が約10センチメートル程度の大きな葉で、深緑色をしています。葉の形は円形で、縁には鋸歯があります。また、葉の表面は滑らかで、裏面には毛が生えています。
2. ふきの葉の味と香り
ふきの葉は、苦味と爽やかな香りが特徴です。苦味は他の野菜と比べて強めで、食べると口の中に広がります。一方、香りは独特で、少しスパイシーな印象を与えます。
3. ふきの葉の調理法と使い方
ふきの葉は、茹でることで苦味が和らぎ、食べやすくなります。茹でたふきの葉は、おひたしや煮物に使われることが一般的です。また、ふきの葉を天ぷらにして食べることもあります。
ふきの葉は、春の訪れを感じさせる野菜であり、その独特な味と香りが料理に深みを与えます。ぜひ、ふきの葉を使った料理を楽しんでみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はふきの葉がダイエットにどう役立つか説明します!
ふきの葉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
ふきの葉の栄養データ
ふきの葉は、可食部100gあたり11kcalというかなり低いカロリーを含んでいます。また、炭水化物は3.0gで、そのうちの糖質は1.7gとかなり低い水準です。
さらに、ふきの葉には食物繊維が1.3g含まれており、普通の量と言えます。食物繊維は消化を助け、便通を促進するため、腸内環境を整えるのに役立ちます。
また、ふきの葉はタンパク質が0.3gしか含まれていませんが、脂質はまったく含まれていません。これは、低カロリーでありながら脂質がほとんど含まれていないため、ダイエットや健康的な食事に適していると言えます。
さらに、ふきの葉には塩分も0.1g含まれており、低い量です。塩分の摂り過ぎは高血圧や心臓病のリスクを高めることがありますが、ふきの葉は塩分が控えめなため、健康的な食事に取り入れることができます。
以上のように、ふきの葉は低カロリーで糖質や脂質も少なく、食物繊維も含まれているため、ダイエットや健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:ふきの葉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ふきの葉に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. カリウムが多い
ふきの葉は可食部100gあたりに330mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。ふきの葉を摂取することで、カリウムの摂取量を増やすことができます。
2. マンガンが多い
ふきの葉には可食部100gあたりに0.36mgのマンガンが含まれています。マンガンは酵素の働きを助け、骨や結合組織の形成にも関与しています。ふきの葉を摂取することで、マンガンの摂取量を増やすことができ、健康な骨や組織の維持に役立ちます。
3. ナトリウムが普通
ふきの葉には可食部100gあたりに35mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスや神経の伝達に関与していますが、摂りすぎると高血圧や体液の異常増加などの健康問題を引き起こす可能性があります。ふきの葉はナトリウムの含有量が普通であり、バランスの取れた食事に取り入れることができます。
以上のように、ふきの葉はカリウムやマンガンが多く含まれており、体内の機能や組織の健康維持に役立つ食材です。また、ナトリウムの含有量も普通であるため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。ふきの葉を活用して健康な食生活を送りましょう。
ふきの葉に含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. ビタミンAの特徴
「ふきの葉」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンはほとんど含まれておらず、β-カロテンやβ-カロテン当量が多い特徴があります。レチノール活性当量も普通程度です。ビタミンAは、視力の維持や免疫機能の向上に関与しており、ふきの葉の摂取によってこれらの効果を期待することができます。
2. ビタミンEの特徴
「ふきの葉」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが普通程度含まれていますが、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールはほとんど含まれていません。ビタミンEは、抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。ふきの葉の摂取によって、細胞の健康を保つことができます。
3. その他のビタミンの特徴
「ふきの葉」にはビタミンK、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCが含まれています。ビタミンKは普通程度含まれており、血液の凝固を助ける効果があります。ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸は低い量しか含まれていませんが、これらはエネルギー代謝に関与しています。また、ビオチンは普通程度含まれており、ビタミンCは多い量が含まれています。ビタミンCは抗酸化作用や免疫力向上に効果があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はふきの葉の使用例としてレシピをご紹介します。
ふきの葉を使ったレシピ15選!
#1 ごはんに合う♪ 豚ロースのふきの葉みそだれ
ふきの葉、塩こしょう、サラダ油、みりん、砂糖、みそ
このレシピは、ふきの葉を使った豚ロースのみそだれ料理です。ふきの葉をゆでて、爽やかな苦味を出し、みそだれと合わせて豚肉にかけていただきます。…
レシピを見る#2 ふきの葉丼
ふきの葉、煮干し、しょうゆ、みりん、えび、ご飯、木の芽
このレシピはふきの葉を使った春らしい丼料理です。ふきの葉は苦味が強く敬遠されがちですが、水にさらしてアクをぬけばおいしく食べられます。…
レシピを見る#3 ふきの葉のいり煮
ふきの葉、煮干し、しょうゆ
このレシピは、ふきの葉のいり煮です。煮干しとふきの葉を使った定番の味噌煮で、香りが口いっぱいに広がります。…
レシピを見る#4 ふきの葉のつくだ煮
ふきの葉、昆布、みりん、しょうゆ、粉がつお、白ごま
このレシピは、ふきの葉を使ったつくだ煮の作り方です。ふきの葉は、ほろ苦くてとてもおいしいです。…
レシピを見る#5 くせになる味♪ ふきの葉じゃこ
ふきの葉、サラダ油、みりん、しょうゆ、だし汁
このレシピはふきの葉を使ったごはんのお供の料理です。ふきの葉は茎の部分よりも苦みが強いので、しょうゆをきかせておいしくいただけます。…
レシピを見る#6 ふきの葉のかつお梅
ふきの葉、梅干し、削り節、みりん、しょうゆ
ふきの葉と梅干しを使った、捨てがちな葉の部分を有効活用した常備菜のレシピ。梅干しと削り節のうま味とふきの葉の風味が相性抜群のご飯がすすむ一品です。…
レシピを見る#7 ふきの葉じゃこ
ふきの葉、ちりめんじゃこ、砂糖、しょうゆ、サラダ油
ふきの葉とちりめんじゃこを使った、常備菜になる炒めもののレシピ。砂糖としょうゆで甘辛く味つけした和風のおかずです。…
レシピを見る#8 ふきの混ぜご飯
ふき(葉)、鶏ひき肉、しょうが(せん切り)、サラダ油、しょうゆ、みりん、ご飯(温かいもの)、いりごま(白)
ふきの香りや食感がいい混ぜご飯のレシピ。ふきの葉はゆでたら水を換えながらさらし、水気を絞ります。…
レシピを見る#9 ふきじゃこ
ふき、ちりめんじゃこ、みりん、しょうゆ、一みとうがらし、粉ざんしょう、白ごま、ごま油
このレシピはふきじゃこという、ふきを使った料理です。ふきの葉の苦みを、しょうゆや酢などでまろやかに仕上げることで、おいしいご飯のお供として楽しめます。…
レシピを見る#10 ふきご飯
ふき、だし、しょうゆ、ふきの葉、白ごま、削り節、揚げ油
このレシピはふきを使った炊き込みご飯のレシピです。ふきの軸を切って、だし、しょうゆ、酒、塩と一緒に浸しておいた米を炊飯器で炊き、最後に刻んだふきを加えて蒸らします。…
レシピを見る#11 豆腐のステーキ ふきみそソース
焼き豆腐、ふきの葉、ねぎ、みそ、砂糖、卵黄、いりごま、削り節、ごま油、等
このレシピは焼き豆腐を使ったふきみそソースの料理です。焼き豆腐は風味がよく、水切りする必要もないのでおすすめです。…
レシピを見る#12 ふきご飯
ふきの葉、ふき
ふきを使った、ほろ苦い味を堪能するふきご飯のレシピ。ふきは米と一緒に炊きこまず、別鍋で茹でてから葉と共に混ぜ込むというプロならではのアイデアが冴えています。…
レシピを見る#13 ふきじゃこ
ふきの葉、ちりめんじゃこ、だし、砂糖、みりん、しょうゆ、サラダ油
ふきの葉とちりめんじゃこを使った、ご飯がすすむ常備菜のレシピ。ふきの葉は軸の部分よりも苦みが強いので、水にさらしてしっかりアクを抜くのがポイント。…
レシピを見る最後に、ふきの葉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ふきの葉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 11 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.0 | g | |
└糖質 | 1.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.3 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0 | g | 無し |
「ふきの葉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 40 | % | 特になし |
水分 | 95.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ふきの葉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 35 | mg | 普通 |
カリウム | 330 | mg | 多い |
カルシウム | 40 | mg | 普通 |
マグネシウム | 6 | mg | 低い |
リン | 18 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.36 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 49 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 49 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.07 | mg | 低い |
ビオチン | 0.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 2 | mg | 多い |
廃棄部位: 葉、表皮及び葉柄基部/硝酸イオン: 0.2 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。