このページではにがうりのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
にがうりのカロリーは15kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:NHKきょうの料理
にがうりの可食部100gあたりのカロリーは、15kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1521位です。これは多い順にすると上位95%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでにがうりのカロリーを評価すると、221件中189位です。これは上位から85%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 15Kcal |
全体での評価 | 1521位 / 1592件中(上位95%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 189位 / 221件中(上位85%…低い) |
にがうりはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜにがうりのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:NHKきょうの料理
なぜにがうりのカロリーはかなり低いのか?
にがうりは、野菜の中でもカロリーが非常に低い食材です。その理由は、以下の栄養データを参考にすると明らかです。
カロリーが低い
にがうりのカロリーは可食部100gあたり15kcalと非常に低いです。これは他の食材と比較してもかなり低い値です。カロリーが低いため、ダイエットや健康管理をしている方にとっては嬉しい食材と言えるでしょう。
糖質が低い
にがうりの糖質も可食部100gあたり1.6gと低い値です。糖質が低いため、血糖値の上昇を抑える効果があります。糖質制限をしている方や糖尿病の方にも適した食材と言えるでしょう。
食物繊維が多い
にがうりには食物繊維が豊富に含まれています。可食部100gあたり2.6gの食物繊維が含まれており、他の野菜と比較しても多いと言えます。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の改善や血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。
タンパク質が低い
にがうりにはタンパク質が少なく、可食部100gあたり1gと低い値です。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素ですが、にがうりはタンパク質が少ないため、他の食材と組み合わせて摂る必要があります。
脂質が低い
にがうりの脂質も可食部100gあたり0.1gと低い値です。脂質が少ないため、カロリーを気にする方や脂質制限をしている方にとっては嬉しい食材と言えるでしょう。
以上のように、にがうりはカロリーや糖質、タンパク質、脂質が低く、食物繊維が多いという特徴があります。これらの栄養データからも、にがうりのカロリーがなぜかなり低いのかがわかります。健康やダイエットに気を使っている方にとって、にがうりは積極的に取り入れたい野菜の一つと言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「にがうり」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.6g | 4 | 6.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.6g | 2 | 5.2kcal |
たんぱく質 | 1.0g | 4 | 4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「にがうり」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、6.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
にがうりは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:NHKきょうの料理
にがうりは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも、にがうりは糖質量が非常に低いことで知られています。にがうりは、糖質量が1.6gと非常に低く、ダイエット中に積極的に摂取することができる野菜の一つです。
にがうりの糖質量は1.6g
にがうりは、糖質量が1.6gと非常に低いため、低糖質ダイエットに特に効果的です。低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進するダイエット方法です。にがうりは、その低糖質な特性から、ダイエット中に積極的に取り入れることで、効果的なダイエットをサポートしてくれます。
にがうりの特徴
にがうりには、ダイエット効果以外にもさまざまな特徴があります。まず、にがうりには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境の改善や便秘解消に効果があります。また、にがうりにはビタミンCやカリウムなどの栄養素も豊富に含まれており、美肌効果や疲労回復にも役立ちます。
にがうりの食べ方
にがうりは、生で食べることができるほか、サラダやスムージー、煮物などさまざまな料理に活用することができます。生のにがうりはシャキッとした食感があり、爽やかな味わいが特徴です。また、にがうりの苦味は、食欲を抑える効果もあるため、ダイエット中には特におすすめです。
まとめ
にがうりは、低糖質ダイエットに特に効果的な野菜です。糖質量が1.6gと非常に低く、ダイエット中に積極的に摂取することができます。また、にがうりには食物繊維や栄養素も豊富に含まれており、腸内環境の改善や美肌効果にも役立ちます。さまざまな料理に活用することができるので、食事のバリエーションを増やしながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
にがうりは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
にがうりは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも、特に注目されるべき「にがうり」は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。その理由をご紹介します。
にがうりの低脂質成分
にがうりは、その名前の通り苦味が特徴的な野菜ですが、その苦味成分には低脂質が含まれています。実際、にがうり100g当たりの脂質量はわずか0.1gと非常に少ないのです。
低脂質ダイエットへの効果
低脂質ダイエットは、脂肪を減らすことで体重をコントロールするためのダイエット方法です。にがうりの低脂質成分は、このダイエットに効果的な役割を果たします。
まず、にがうりは低脂質であるため、脂肪摂取量を抑えることができます。脂肪は高カロリーなため、摂取量を減らすことでカロリー摂取を制限することができます。
さらに、にがうりには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は消化吸収を遅らせる効果があり、満腹感を得ることができます。これにより、食事量を減らすことができ、カロリー摂取を制限することができます。
にがうりの活用方法
にがうりを低脂質ダイエットに活用する方法はさまざまです。まずは、サラダに加えることで、ヘルシーな一品に仕上げることができます。にがうりの苦味がアクセントとなり、食欲を満たしてくれます。
また、にがうりをスムージーやジュースに加えることもおすすめです。にがうりの風味が加わることで、飲み物の味わいがさわやかになります。さらに、食物繊維も一緒に摂取することができるため、満腹感を得ることができます。
まとめ
にがうりは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。その低脂質成分と食物繊維が、脂肪摂取量を抑え、満腹感を得ることができるため、ダイエットに役立ちます。さまざまな料理に活用して、ヘルシーな食生活を実現しましょう。
最後に、にがうりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「にがうり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 15 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.9 | g | |
└糖質 | 1.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「にがうり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 94.4 | g | 多い |
有機酸 | Tr | g | 無し |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「にがうり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 14 | mg | 普通 |
リン | 31 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.10 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 7 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 93 | μg | 多い |
└β-カロテン | 160 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 210 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 17 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 41 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.37 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.5 | μg | 普通 |
ビタミンC | 76 | mg | 多い |
別名: つるれいし、ゴーヤ/廃棄部位: 両端、わた及び種子/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。