このページではチコリのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
チコリのカロリーは17kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
チコリの可食部100gあたりのカロリーは、17kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1495位です。これは多い順にすると上位93%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでチコリのカロリーを評価すると、221件中166位です。これは上位から75%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 17Kcal |
全体での評価 | 1495位 / 1592件中(上位93%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 166位 / 221件中(上位75%…低い) |
チコリはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜチコリのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:キューピー
チコリのカロリーはなぜかなり低いのか?
チコリは野菜の一種であり、そのカロリーは可食部100gあたり17kcalと非常に低いと評価されています。では、なぜチコリのカロリーはかなり低いのでしょうか?以下にチコリの栄養データを参照しながら、その理由を説明します。
カロリー
チコリのカロリーは17kcalと非常に低いです。これは他の食材と比較してもかなり低い値です。カロリーは食物を消化しエネルギーとして利用する際に必要な量を示しています。チコリは水分が多く、そのためにカロリーが低いのです。
糖質
チコリの糖質は3gと低いです。糖質は体内でエネルギーとして利用される炭水化物の一種です。チコリは糖質が少ないため、カロリーも低くなっています。
食物繊維
チコリの食物繊維は1.1gと普通の量です。食物繊維は消化を助け、便通を促進する役割があります。チコリには十分な量の食物繊維が含まれており、健康的な食生活に貢献しています。
タンパク質
チコリのタンパク質は1gと低いです。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素となる栄養素ですが、チコリには少量しか含まれていません。
脂質
チコリには脂質が含まれていません。脂質はエネルギー源として重要ですが、チコリは脂質がほとんど含まれていないため、カロリーも低くなっています。
以上のように、チコリのカロリーがかなり低い理由は、水分が多く、糖質や脂質が少ないためです。また、食物繊維も適度な量含まれており、健康的な食生活に役立つ野菜です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「チコリ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.0g | 4 | 12kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.1g | 2 | 2.2kcal |
たんぱく質 | 1.0g | 4 | 4kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「チコリ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、12kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
チコリは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー
チコリは、低糖質ダイエットに使える?
チコリは、野菜の一種であり、糖質量が3gと非常に低いことが特徴です。そのため、低糖質ダイエットにおいて、チコリは少し効果的な食材と言えます。
チコリの特徴
チコリは、根菜の一種であり、見た目は細長い形状をしています。風味はやや苦みがありますが、調理法によってその苦みは和らげることができます。
低糖質ダイエットにおけるチコリの効果
チコリは、糖質量が3gと非常に低いため、低糖質ダイエットにおいては積極的に取り入れることができます。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑えることができます。
チコリの栄養価
チコリには、食物繊維やビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防に役立ちます。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、カリウムは体内の水分バランスを調整する役割があります。
チコリの調理法
チコリは、生で食べることもできますが、苦味を和らげるためには調理が必要です。チコリを蒸したり、煮たりすることで、苦みを抑えることができます。また、サラダやスープに加えることもできます。
まとめ
チコリは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材です。糖質量が3gと非常に低いため、血糖値の上昇を抑えることができます。また、栄養価も高く、食物繊維やビタミンC、カリウムなどが含まれています。調理法によっては、苦みを和らげることもできますので、積極的に取り入れて健康的なダイエットを目指しましょう。
チコリは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
チコリは、低脂質ダイエットに使える?
チコリは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。その理由をご紹介いたします。
チコリの低脂質な特徴
チコリは、低脂質ダイエットに適した野菜の一つです。実際、チコリの脂質含有量は0gと非常に低いです。これは、ダイエット中に摂取する食品として理想的です。
チコリの栄養価
チコリには、脂質以外にも多くの栄養素が含まれています。例えば、食物繊維、ビタミンC、ビタミンB6、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康的なダイエットに必要な要素です。
チコリのダイエット効果
チコリには、ダイエット効果があります。まず、低脂質であるため、カロリー制限をしながらも満腹感を得ることができます。また、食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整える効果があります。これにより、便秘の解消や腸内の有害物質の排出を促進し、ダイエット効果を高めることができます。
チコリの食べ方
チコリは、生でも調理しても美味しく食べることができます。生の場合は、サラダやスムージーに加えることができます。調理する場合は、煮物や炒め物に使うことができます。また、チコリの根を乾燥させてコーヒーの代わりに使うこともできます。
まとめ
チコリは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。低脂質でありながら栄養価も高く、ダイエット効果も期待できます。ぜひ、チコリを取り入れて健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、チコリの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「チコリ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 17 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.9 | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「チコリ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 94.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「チコリ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 170 | mg | 普通 |
カルシウム | 24 | mg | 普通 |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 25 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 11 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 11 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 8 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | 1.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 2 | mg | 多い |
別名: きくにがな、アンディーブ、チコリー/廃棄部位: 株元及びしん/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。