このページでは、野菜のにんじんの葉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
にんじんの葉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはにんじんの葉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 16 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.7 | g | |
└糖質 | 1.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(にんじん類) 葉にんじん 葉 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、にんじんの葉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
にんじんの葉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
にんじんの葉とは?どんな食材?
にんじんの葉は、にんじんの根元から生える緑色の葉で、野菜の一部として利用される食材です。一般的には、にんじんの根が主に食べられることが多いですが、にんじんの葉も栄養価が高く、料理に利用することができます。
にんじんの葉の特徴
にんじんの葉は、緑色で細長い形状をしており、表面には細かいひだがあります。葉の先端は尖っており、葉全体は柔らかくて食べやすい特徴があります。また、にんじんの葉は、にんじんの根と同様にビタミンやミネラルが豊富に含まれており、栄養価が高いことも特徴の一つです。
にんじんの葉の利用方法
にんじんの葉は、さまざまな料理に利用することができます。例えば、サラダやスープ、炒め物などに加えることで、野菜の風味を引き立てることができます。また、にんじんの葉は、栄養価が高いため、健康に配慮した食事に取り入れることもおすすめです。料理の際には、葉を洗ってから利用し、茎部分は切り落として使うことが一般的です。
以上のように、にんじんの葉は、にんじんの根と同様に栄養価が高く、さまざまな料理に利用することができる食材です。料理の幅を広げるために、にんじんの葉を積極的に活用してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はにんじんの葉がダイエットにどう役立つか説明します!
にんじんの葉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ダイエットやカロリーコントロールに役立つ
にんじんの葉は、カロリーが16kcalと非常に低いため、ダイエットやカロリーコントロールをしている方にとっては適した食材です。また、糖質も1gと非常に低いため、血糖値の上昇を抑えることができます。これにより、食後の血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪の蓄積を抑える効果が期待できます。
2. 健康的な腸内環境をサポートする
にんじんの葉には、食物繊維が2.7g含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進することで便秘の予防や改善に役立ちます。また、腸内の善玉菌の増殖を促進することで、免疫力の向上や病気の予防にも効果があります。
3. 栄養バランスを整える
にんじんの葉は、タンパク質や脂質、塩分が低いため、健康的な食事の栄養バランスを整えるのに適しています。タンパク質や脂質は必要ですが、過剰摂取すると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。にんじんの葉はこれらの栄養素を控えめに摂取することができるため、バランスの良い食事に役立ちます。
以上のように、にんじんの葉はダイエットやカロリーコントロールに役立ち、健康的な腸内環境をサポートし、栄養バランスを整える効果があります。積極的に取り入れることで、健康的な食事を実現することができます。
おすすめ:にんじんの葉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
にんじんの葉に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:白ごはん.com
「にんじんの葉」の特徴
にんじんの葉は、以下の3つの特徴があります。
1. カリウムやカルシウムが多い
にんじんの葉は、可食部100gあたりに510mgのカリウムと92mgのカルシウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調節し、神経や筋肉の正常な機能を維持するのに重要です。また、カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、健康な骨を維持するために摂取する必要があります。
2. ナトリウムが普通
にんじんの葉には31mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調節する役割を持っていますが、摂りすぎると高血圧や水分の過剰摂取につながる可能性があります。にんじんの葉はナトリウム含有量が普通であるため、適度な摂取量を心掛けることが大切です。
3. 亜鉛や鉄が普通
にんじんの葉には0.3mgの亜鉛と0.9mgの鉄が含まれています。亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に関与し、鉄は酸素の運搬や代謝に重要です。にんじんの葉に含まれる亜鉛や鉄は普通の量であり、バランスの取れた食事に取り入れることで必要な栄養素を摂取することができます。
にんじんの葉に含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
にんじんの葉に含まれるビタミンの特徴
1. ビタミンAの特徴
にんじんの葉に含まれるビタミンAは、レチノールはほとんど含まれず、代わりにα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量が多く含まれています。ビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に役立ちます。
2. ビタミンEの特徴
にんじんの葉に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが多く含まれています。ビタミンEは、抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。
3. ビタミンKの特徴
にんじんの葉に含まれるビタミンKは、160 μg含まれており、多い量です。ビタミンKは、血液の凝固を助ける働きがあり、骨の健康維持にも関与しています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はにんじんの葉の使用例としてレシピをご紹介します。
にんじんの葉を使ったレシピ16選!
#1 ピリ辛でお酒にあう! にんじんの葉と豚肉のチヂミ
薄力粉、こしょう、ごま油、コチュジャン、マヨネーズ
このレシピはにんじんの葉を使ったピリ辛のチヂミです。まず、薄力粉と水を混ぜてもちもち生地を作ります。…
レシピを見る#2 塩で食べるのがおいしい♪ にんじんの葉と玉ねぎのかき揚げ
天ぷら粉、サラダ油
このレシピはにんじんの葉と玉ねぎを使ったかき揚げ料理です。にんじんの葉は少しクセがあるため、かき揚げにすることで食べやすくなります。…
レシピを見る#3 にんじんの葉の手作りふりかけ
にんじんの葉、煎りクルミ、サラダ油、醤油、砂糖、こしょう
にんじんの葉を使った、手作りふりかけのレシピ。にんじんの葉に、粗く刻んだ煎ったクルミを合わせたふりかけです。…
レシピを見る#4 さっと作れる♪ にんじんの葉と豚肉の塩炒め
こしょう、ごま油
にんじん全体を使った、苦味と甘味に豚肉の旨味がバランスよく合う塩炒めのレシピ。にんじんの甘味と、葉の苦味がシンプルな塩とこしょうの味付けで引き立ちます。…
レシピを見る#5 にんじんゴロッと焼き
にんじん、にんじんの葉(やわらかい部分)、にんにく、アンチョビー、無塩バター、しょうゆ、サラダ油
大きめの一口大に切ったにんじんを炒め、バターとしょうゆのソースでいただくレシピ。アンチョビーのうま味や塩気が、にんじんの持つ甘みを引き出してくれます。…
レシピを見る#6 にんじん葉のおかか炒め
にんじん葉、かつお削り節、白炒りごま、砂糖、ごま油
にんじんの葉とおかか使った炒めもののレシピ。ごま油で炒めることによって、香ばしく、風味が良くなります。…
レシピを見る#7 こんがり骨付きチキンと大きめ野菜の和風春ポトフ
鶏もも肉(骨付き)、おろししょうが、オリーブオイル、新じゃがいも、にんじん(小)、新玉ねぎ、春キャベツ、粒マスタード、にんじんの葉、等
骨付きチキンと春野菜をつかった和風ポトフのレシピ。下味をつけて香ばしく焼いたチキンと旬の野菜を存分に味わえます。…
レシピを見る#8 スモークサーモンのにんじんお寿司
スモークサーモン、ごはん、すし酢、白ごま、茹でたブロッコリー
スモークサーモンを活用した、にんじん型のお寿司レシピ。す飯をにんじん型に握り、スモークサーモンをのせることで、にんじんの様な仕上がりになる遊び心たっぷりのレシピ。…
レシピを見る#9 春にんじんのうす焼き
春にんじん、にんじんの葉、豚ひき肉、だし、しょうゆ、小麦粉、ごま油
にんじんと豚ひき肉を混ぜて焼いた、おつまみにぴったりのおかずレシピ。にんじんの甘みと豚ひき肉の旨味がよく合う一品です。…
レシピを見る#10 彩り野菜のごまあえ
干ししいたけ、大根、にんじん、せり、練りごま、しょうゆ、干ししいたけの戻し汁、砂糖、黒ごま、等
このレシピは彩り野菜を使ったごまあえ料理です。干ししいたけ、大根、にんじん、せりといった野菜を使って、練りごまとしょうゆを混ぜたあえ衣で和えます。…
レシピを見る#11 さば缶ポテトコロッケ
パン粉、バター
このレシピは、さば缶のポテトサラダを使った揚げないお手軽なコロッケレシピです。パン粉とバターを使って、小判形にまとめて全体にパン粉をまぶしつけ、オーブントースターで焼き色がつくまで焼きます。…
レシピを見る#12 春にんじんの春にんじんマリネ
春にんじん、たまねぎ、米酢、みりん、サラダ油、にんじんの葉
にんじんとたまねぎを使った、作り置きができるマリネのレシピ。にんじんは皮をむき、薄く輪切りをして塩もみします。…
レシピを見る#13 丸ごとにんじんピラフ
春にんじん、たまねぎ、スープ、にんじんの葉、こしょう、バター
にんじんを丸ごと活かしたピラフのレシピ。にんじんを丸ごと鍋に入れて米と炊き上げることで、ご飯ににんじんの風味が染みこみます。…
レシピを見る#15 新にんじんの白あえ新にんじんの黒ごまあえ
新にんじん、豆腐、西京みそ、白ごま、新にんじんの葉、黒ごま、しょうゆ
にんじんの副菜のレシピ。ほんのり甘い白あえと、しょうゆ味のごまあえで2種類の味を楽しめます。…
レシピを見る#16 うどと菜の花のごま酢あえ新にんじんのすり流し汁
山うど、菜の花、炒り白ごま、しょうゆ、砂糖、にんじん、だし汁、にんじんの葉
淡口しょうゆを使い素材の色を楽しむレシピ2選。うどのほろ苦さと菜の花の風味にすりたてのごまを使ったごま酢が爽やかな組み合わせ。…
レシピを見る最後に、にんじんの葉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「にんじんの葉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 16 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.7 | g | |
└糖質 | 1.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「にんじんの葉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 93.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「にんじんの葉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 31 | mg | 普通 |
カリウム | 510 | mg | 多い |
カルシウム | 92 | mg | 多い |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 52 | mg | 普通 |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.26 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 780 | μg | 多い |
└β-カロテン | 1300 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1700 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 140 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 160 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.12 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.1 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.43 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 22 | mg | 多い |
試料: 水耕栽培品/別名: にんじんな/廃棄部位: 株元/硝酸イオン: 0.4 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。