このページでは、野菜のくわいを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
くわいのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはくわいの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 128 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 26.6 | g | |
└糖質 | 24.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.3 | g | 普通 |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「くわい 塊茎 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、くわいがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
くわいはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
くわいとは?どんな食材?
くわいは、日本を代表する根菜の一つであり、ユリ科の植物です。その見た目は、細長い形状をしており、外側は茶色く粗い皮で覆われています。内側には、白くてシャキシャキとした食感の肉があります。古くから日本人に親しまれている野菜であり、和食の中でよく使用される食材の一つです。
くわいの特徴
くわいには、独特の香りと辛味があります。その香りは、生姜に似ていて、スパイシーな印象を与えます。また、辛味は少しピリッとした感じであり、食欲を刺激します。この特徴的な香りと辛味が、くわいを料理に使用する際の魅力となっています。
くわいの栄養価
くわいには、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。特に、ビタミンCは免疫力を高める効果があり、風邪や疲労回復に役立ちます。また、食物繊維は腸内環境を整え、便秘の改善にも効果的です。さらに、カリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧を安定させる働きがあります。
以上のように、くわいは日本の代表的な根菜であり、独特の香りと辛味があります。また、栄養価も高く、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれています。和食をはじめ、さまざまな料理に活用されるくわいは、健康にも美味しさにも貢献する食材といえます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はくわいがダイエットにどう役立つか説明します!
くわいはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
1. 糖質の摂取量を抑えるのに適している
「くわい」は糖質が普通の量であり、可食部100gあたりに24.2gの糖質が含まれています。糖質の摂取量が多いと、血糖値の上昇や肥満のリスクが高まることがあります。しかし、「くわい」は糖質が普通の量であるため、糖質の摂取量を抑えるのに適している食材と言えます。
2. 食物繊維の摂取に貢献する
「くわい」には食物繊維が多く含まれています。可食部100gあたりに2.4gの食物繊維が含まれており、食物繊維の摂取に貢献することができます。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立ち、健康的な消化をサポートします。そのため、「くわい」を摂取することで、食物繊維の不足を補うことができます。
3. 低カロリーであり、ダイエットに適している
「くわい」はカロリーが128kcalと平均的な量であり、脂質も低いため、ダイエット中にも適している食材です。低カロリーでありながら、食物繊維やタンパク質を含んでいるため、満腹感を得ることができます。また、塩分も含まれていないため、水分の排出を促す効果も期待できます。そのため、「くわい」を食事に取り入れることで、健康的な食事やダイエットに役立つことができます。
おすすめ:くわいのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
くわいに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:白ごはん.com
「くわい」の特徴
「くわい」は、無機質栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. カリウムが多い
「くわい」は、可食部100gあたりに600 mgのカリウムが含まれています。カリウムは、体内の水分バランスを調整し、血圧を正常に保つために重要な役割を果たしています。カリウムが多く含まれている「くわい」を摂取することで、健康な体を維持することができます。
2. マグネシウムが多い
「くわい」には、可食部100gあたりに34 mgのマグネシウムが含まれています。マグネシウムは、骨の形成や神経伝達、筋肉の収縮など、体の様々な機能に関与しています。マグネシウムが多く含まれている「くわい」を摂取することで、健康な体を維持することができます。
3. ヨウ素が多い
「くわい」には、可食部100gあたりに1 μgのヨウ素が含まれています。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長に重要な役割を果たしています。ヨウ素が多く含まれている「くわい」を摂取することで、甲状腺の健康を維持することができます。
以上のように、「くわい」はカリウムやマグネシウム、ヨウ素が多く含まれており、それぞれ健康な体を維持するために重要な栄養素です。積極的に摂取することで、バランスの取れた食生活を送ることができます。
くわいに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
「くわい」のビタミン含有量の特徴
「くわい」に含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンEの含有量が多い
「くわい」にはビタミンEの一種であるα-トコフェロールが3 mg含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから守る効果があります。このように「くわい」はビタミンEを多く含んでいるため、抗酸化作用を得ることができます。
2. ビタミンB1・ナイアシン・ビタミンB6・パントテン酸の含有量が多い
「くわい」にはビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が多く含まれています。これらのビタミンはエネルギー代謝に関与し、体内の栄養素を効率的に利用するために必要です。特にビタミンB1は糖質の代謝に重要な役割を果たし、ナイアシンは脂質や糖質の代謝に関与します。ビタミンB6やパントテン酸もエネルギー代謝に欠かせないビタミンです。そのため、「くわい」を摂取することで、エネルギー代謝がスムーズに行われる効果が期待できます。
3. ビタミンCの含有量が多い
「くわい」にはビタミンCが2 mg含まれています。ビタミンCは抗酸化作用や免疫力の向上に効果があります。また、ビタミンCはコラーゲンの生成にも関与し、肌や血管の健康維持にも役立ちます。そのため、「くわい」を摂取することで、美肌や健康な血管を維持する効果が期待できます。
以上のように、「くわい」はビタミンE、ビタミンB群、ビタミンCを豊富に含んでおり、それぞれのビタミンの特徴を活かした効果が期待できます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はくわいの使用例としてレシピをご紹介します。
くわいを使ったレシピ20選!
#1 くわいのうま煮
くわい、だし汁、砂糖、みりん、しょうゆ
縁起物のくわいを使ったうま煮のレシピ。皮をむいたクワイを、火加減を調整しながらじっくり煮て味を染み込ませます。…
レシピを見る#2 くわいの含め煮
豆くわい、米の研ぎ汁、八方だし、削り節、砂糖、しょうゆ
このレシピは、くわいを使った和風の含め煮です。小型の豆くわいを使い、色を生かしたおせち料理にぴったりです。…
レシピを見る#4 えびとくわいの揚げ煮
えび、くわい、だし、しょうゆ、みりん、柚子の皮、赤とうがらし、絹さや、揚げ油、等
このレシピはえびとくわいを使った揚げ煮です。えびは背ワタを取り、尾の先を切り落として素揚げし、くわいは芽先を斜めに切り落として素揚げします。…
レシピを見る#5 一味違うシャキシャキ感♪ くわいと豚肉のオイスターソース炒め
くわい(水煮)、サラダ油、ごま油、砂糖、オイスターソース
このレシピは豚肉とくわいを使ったオイスターソース炒め料理です。豚肉を3cm幅に切り、くわいは水気を切ってから、サラダ油を入れて豚肉を炒めます。…
レシピを見る#6 さっと揚げて簡単! 小粒くわいの素揚げ
くわい(小粒)、サラダ油、青のり、クレイジーソルト、コンソメ
このレシピは、旬のくわいを使った素揚げ料理です。小粒のくわいをサクッと揚げ、青のりとクレイジーソルトで味付けをしてアレンジしました。…
レシピを見る#7 たらこの砧巻きとくわいの煮しめ
大根、生たらこ、かんぴょう、くわい、米のとぎ汁、くちなしの実、だし、みりん、しょうゆ、等
このレシピは生たらことくわいを使った料理です。大根でたらこを巻き、かんぴょうで縛ります。…
レシピを見る#8 くわいきんとん
くわい、砂糖、くちなしの実、栗の甘露煮、栗の甘露煮のシロップ
くわいを使ったきんとんのレシピ。「くわい」はアクが強いので、必ず水にさらしてから茹でるとしっかりとアク抜きできます。…
レシピを見る#9 くわいの椎茸蓑揚げ 柚子味噌で
くわい、椎茸、獅子唐、小麦粉、みそ、みりん、砂糖、おろしゆず
野菜の天ぷらを柚子味噌でいただくレシピ。くわいに衣をつけたあと薄くスライスした椎茸を貼り付けて「蓑揚げ」にします。…
レシピを見る#10 くわいのうま煮
くわい、だし、砂糖、みりん、しょうゆ
くわいを使った、独特の風味がくせになるうま煮のレシピ。ころんとしたかわいらしい形で、お正月の食卓が華やかになる一品です。…
レシピを見る#11 エビのプリプリ蒸し餃子
エビ(殻つき)、むきエビ、豚ひき肉、鶏ひき肉、クワイ(缶詰)、長ネギ、ショウガ、コショウ、砂糖、等
皮はもちもち、中はぷりぷりのエビを使った「蒸し餃子」レシピ。香味野菜がしっかりと効いた味付けは、ひき肉のジューシーさとエビの旨味をよりアップ。…
レシピを見る#12 野菜たっぷり焼き餃子
キャベツ、ニラ、クワイ(缶詰)、シイタケ、豚ひき肉、砂糖、しょうゆ、五香粉、ゴマ油、等
野菜メインの餃子は軽くていくつでも食べられそう。ニラとキャベツをレンジで蒸して旨みを引き出すのがポイント。…
レシピを見る#13 キノコのおこげあんかけ
エリンギ、シメジ、シイタケ、玉ネギ、ニンジン、水煮タケノコ、クワイ、チンゲンサイ、豚肉、等
このレシピはキノコを使ったおこげあんかけ料理です。揚げたてのおこげにあんをかけると「ジュワッ」と音がしてなんだか楽しい気分。…
レシピを見る#14 お煮染め
シイタケ、新ゴボウ、もどし汁、だし汁、みりん、砂糖、しょうゆ、水煮タケノコ、クワイ、等
このレシピは、シイタケや新ゴボウなどの材料を使ったお煮染めです。それぞれの食材のよさを生かし、ほっとする味わいに仕上げました。…
レシピを見る#15 蒸しスープギョーザ
ギョーザの皮、鶏ひき肉、かに、黄にら、くわい、干し貝柱、春雨、オイスターソース、サラダ油、等
このレシピはギョーザの皮を使った蒸しスープギョーザです。具だくさんのジャンボギョーザと鶏からとったスープが絶妙なコンビネーションです。…
レシピを見る#16 ワンタンラビオリ
えび、くわい、香菜の葉、香菜の茎、ワンタンの皮、白こしょう、ローリエ、セロリの葉、パセリの軸、等
このレシピはワンタンの皮を使ったラビオリ風のスープです。えびとくわいの組み合わせが絶妙で、くわいのホロ苦さと香菜の香りがえびの風味を引き立てます。…
レシピを見る#17 棒切りまぐろとたたきえびの春巻
まぐろ、むきえび、黒くわい、たまねぎ、生しいたけ、いかの胴、一味とうがらし、あさつき、春巻の皮、等
まぐろとむきえびを使った、具だくさんの巻物のレシピ。野菜は油で軽く炒めて、冷まします。…
レシピを見る#18 ホットプレートで賑やかに♪子どもの日ハンバーグ
牛豚合いびき肉、玉ねぎ、パン粉、牛乳、溶き卵、ナツメグ、スライスチーズ、ニンジン、ブロッコリー、等
お子さまの大好きなハンバーグを、ホットプレートでパーティー仕立てでいただくわいわいレシピ。にんじんやチーズをお好みの形に切ったり、一緒に作って楽しんでもよいでしょう。…
レシピを見る#19 ゆで汁までおいしく飲める、「猪水餃子」
猪ミンチ、白葱、しいたけ、くわい(缶詰でよい)、大葉、水餃子の皮、茹で様、味の素、しょうゆ、等
猪肉を使った水餃子レシピ。茹で汁をスープにする事で、栄養も出汁もたっぷりの一品になります。…
レシピを見る#20 いちじくパイ
薄力粉、強力粉、有塩バター、冷水、グラニュー糖、いちじくのワイン煮(プロセス参照)、アーモンドプードル、コンスターチ、バター、等
いちじくを使用したパイのレシピ。パイ生地から丁寧に時間をかけて作るため、本格的な味わいになっています。…
レシピを見る最後に、くわいの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「くわい」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 128 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 26.6 | g | |
└糖質 | 24.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.3 | g | 普通 |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「くわい」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 65.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「くわい」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 600 | mg | 多い |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 34 | mg | 多い |
リン | 150 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.2 | mg | 多い |
銅 | 0.71 | mg | 多い |
マンガン | 0.13 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.12 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.34 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.78 | mg | 多い |
ビオチン | 7.2 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 多い |
廃棄部位: 皮及び芽
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。