このページでは、野菜のビーツを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ビーツのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはビーツの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 9.3 | g | |
└糖質 | 7.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 2.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.6 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「ビーツ 根 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ビーツがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ビーツはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
ビーツとは?どんな食材?
ビーツは野菜の一種であり、根菜として知られています。赤い色が特徴的な野菜であり、見た目も美しいです。
ビーツの特徴
ビーツは、地中に育つ根の部分を食べることができます。形状は丸く、大きさは様々ですが、一般的にはゴルフボールほどの大きさです。また、表面は滑らかで光沢があります。
ビーツの味と食べ方
ビーツは甘みがあり、土の香りも感じられます。生のままで食べることもできますが、一般的には茹でたり蒸したりして調理されます。また、サラダやスープ、ジュースなどにも利用されます。
以上のように、ビーツは赤い色が美しい野菜であり、甘みと土の香りが特徴です。様々な調理法で楽しむことができる食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はビーツがダイエットにどう役立つか説明します!
ビーツはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:dancyu
1. 低カロリーでダイエットに適している
ビーツは100gあたり38kcalと低カロリーな食材です。ダイエット中の方やカロリーコントロールを心掛けている方にとって、ビーツは優れた選択肢となります。低カロリーながらも栄養価が高く、満腹感を得ることができるため、健康的な食事に欠かせません。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える
ビーツに含まれる糖質は100gあたり7.2gと低いです。糖質の摂取量を抑えることは、血糖値の上昇を抑える効果があります。そのため、糖尿病や血糖値のコントロールが必要な方にとって、ビーツは適した食材と言えます。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を整える
ビーツには100gあたり2.7gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進する働きもあります。日常の食事にビーツを取り入れることで、健康な腸内環境を保つことができます。
以上のように、ビーツは低カロリーでダイエットに適しており、糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果があり、さらに食物繊維が豊富で腸内環境を整える効果があります。健康的な食事にビーツを取り入れることで、バランスの取れた食生活を実現することができます。
おすすめ:ビーツのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ビーツに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:dancyu
1. カリウムが多い
ビーツは可食部100gあたりに460 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の健康をサポートする重要な栄養素です。ビーツを摂取することで、カリウムの摂取量を増やすことができます。
2. リンが低い
ビーツに含まれるリンの量は23 mgで低いです。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。ビーツはリンの摂取を抑えたい方に適している食材です。
3. ヨウ素・セレン・クロム・モリブデンが無し
ビーツにはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった栄養素が含まれていません。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能に関与しており、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。ビーツを摂取する際には、他の食材からこれらの栄養素を補う必要があります。
ビーツに含まれるビタミンを解説!
引用元:dancyu
ビーツのビタミンの特徴
ビーツに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンEは低い
ビーツに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.1 mgと低い量です。β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。ビーツを摂取する際には、ビタミンEを補うために他の食材を摂取することがおすすめです。
2. ビタミンB群は普通
ビーツに含まれるビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸は、それぞれ0.05 mg、0.05 mg、0.3 mg、0.07 mg、0.31 mgと普通の量です。これらのビタミンは、エネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。
3. ビタミンCは多い
ビーツに含まれるビタミンCは、5 mgと多い量です。ビタミンCは抗酸化作用や免疫力の向上に効果があります。ビーツを摂取することで、ビタミンCを十分に摂取することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はビーツの使用例としてレシピをご紹介します。
ビーツを使ったレシピ20選!
#1 ビーツのふんわりポタージュ
ビーツスライス(水煮缶)、じゃがいも、紫玉ねぎ、バター、ホワイトペッパー、豆乳、ポーションミルク、パセリ
ビーツスライス水煮缶を使って作る、色鮮やかなふんわりポタージュのレシピ。ポイントは、ジャガイモと玉ねぎを焦がさないよう、中火の弱で時々混ぜながらゆっくり炒めること。…
レシピを見る#2 ビーツがもちもちに仕上がる柚子味噌はさみ揚げ。
ビーツ、柚子、味噌、みりん、蜂蜜、鶏ひき肉、片栗粉、揚げ油
もちもちとしたビーツの食感が新鮮な「ビーツのはさみ揚げ」のレシピ。ビーツは揚げることで甘味が増し、ホクっとした食感になります。…
レシピを見る#3 甘味と酸味のバランスが絶妙な"ビーツのサラダ"
ビーツ、クミンパウダー、にんにく、レモン汁、イタリアンパセリ、オリーブオイル
ビーツを使った、和えるだけで簡単に作れるモロッコ風サラダのレシピ。ビーツは皮付きのまま、やわらかくなるまでじっくりゆでます。…
レシピを見る#4 旬のビーツを生でいただきましょう。
ビーツ、イチゴ、ルッコラ、クレソン、オリーブオイル、赤ワインビネガー
「飲む血液」と言われる鉄分たっぷりのビーツを使ったサラダ。ビーツは煮込み料理以外にも生で食べることができ、味付けもシンプルでビーツの甘さが引き立ちます。…
レシピを見る#5 「ビーツのちらし寿司」はいかがですか?
ビーツ、セロリ、ツナ缶、かにかま、マヨネーズ、練りわさび、砂糖
ビーツで赤く色付けした酢飯と、シーフードサラダの紅白が目にも鮮やかな洋風のちらし寿司レシピ。酢飯はピクルス液も余さず使うことで、洋風な味わいに。…
レシピを見る#6 フレッシュな甘味を楽しむ"ビーツとオレンジのサラダ"
ビーツ、オレンジ、玉ねぎ、オリーブオイル
ビーツとオレンジをドレッシングで和えて作る、サラダのレシピ。生のビーツは食べやすいように、薄く切って使いましょう。…
レシピを見る#7 ビーツ、ブロッコリー、クリームチーズ、ケイク・サレ。
ビーツ、薄力粉、ベーキングパウダー、ブロッコリー、玉ねぎ、ハム、玉子、牛乳、オリーブオイル、等
フランスのケーキ風お惣菜「ケイク・サレ」のレシピ。大きめにカットしたビーツとブロッコリーを加えると、断面が華やかに仕上がります。…
レシピを見る#8 ビーツとポテトのサラダ
ビーツ、じゃがいも、イタリアンパセリ、こしょう、キユーピーマヨネーズ
角切りにしたじゃがいもとビーツをマヨネーズで和えた、ビーツとポテトのサラダのレシピ。サトウダイコンの仲間で、独特の甘みがあるビーツ。…
レシピを見る#9 ビーツのポテトサラダ
じゃがいも、ビーツの水煮缶、こしょう、マヨネーズ、サワークリーム、イタリアンパセリ
ビーツを使った、ピンク色のポテトサラダのレシピ。ホクホクで甘みのあるビーツとじゃがいもに、さわやかな酸味とコクのあるサワークリームが相性バツグンです。…
レシピを見る#10 素朴な甘味にホッとする"ビーツのサラダ"
ビーツ、砂糖、胡椒、植物油、サワークリーム、ディル
ビーツを使った、素朴な甘みのサラダのレシピ。甘酢漬けにしたビーツのやさしい甘みをひきたてる、サワークリームのコクのある酸味が相性バツグン。…
レシピを見る#11 牛すねのだしとビーツの甘味が秀逸な"ボルシチ"
牛すね肉、白ワイン、にんにく、香味野菜、ローリエ、玉ねぎ、にんじん、セロリ、じゃがいも、等
ウクライナの郷土料理ボルシチのレシピ。時間をかけて牛すね肉からとるスープは極上の味わい。…
レシピを見る#12 ビーツ&ニンジンのフレンチサラダ
ニンジン、オリーブオイル、レモン、白コショウ、ビーツ、フレンチドレッシング、タマネギ、ニンニク、粒マスタード、等
カッテージチーズと干しぶどうがアクセントの、ビーツと人参のサラダのレシピ。ビーツと人参を、特徴に合わせて別々に味付ける工夫が光ります。…
レシピを見る#13 おもてなしにも! ビーツのヨーグルトサラダ
ビーツ缶(スライス)、こしょう、オリーブオイル
このレシピはビーツを使ったヨーグルトサラダです。彩りの綺麗なサラダは食卓を華やかにしてくれます!ビーツ缶のスライスを使うので、手軽に作れます。…
レシピを見る#14 トマトジュースで作る♪ ビーツのミネストローネ
オリーブオイル、コンソメ、こしょう、おろしにんにく、トマトジュース
このレシピはビーツを使ったミネストローネの料理です。トマトジュースを使うことで、短時間でもじっくり煮込んだような味わいに仕上がります。…
レシピを見る#15 華やかな見た目! ビーツのフムス
ビーツ缶、白ねりごま、レモン汁、オリーブオイル、こしょう、松の実
ビーツとひよこ豆の水煮缶を使って作る、ピンクがかわいいフムスのレシピ。濃厚なねりごまとにんにくの風味が効いたひよこ豆のペーストにビーツが加わり、華やかなピンクカラーに大変身。…
レシピを見る#16 ビーツの冷製ポタージュスープ和風味(ストウブ料理)
ビーツ、じゃがいも、玉ねぎ、生クリーム、和風だしパック、白だし、サラダ油
ストウブオーブン煮で作るビーツの冷製ポタージュスープ和風味のレシピ。ビーツの赤色が美しいおしゃれなポタージュスープ。…
レシピを見る#17 朝食にぴったり! ビーツスムージー
ビーツ缶、いちご、アーモンドミルク、はちみつ、レモン汁
このレシピはビーツを使ったスムージーです。朝食にぴったりの健康的な一杯を作りましょう!ビーツ缶、いちご、アーモンドミルク、はちみつ、レモン汁、氷を用意します。…
レシピを見る#18 おもてなしにも♪ ビーツのポタージュ
ビーツ缶、コンソメ、有塩バター
このレシピはビーツを使ったポタージュ料理です。ビーツの鮮やかなピンク色が特徴で、おもてなしやパーティーにぴったりの一品です。…
レシピを見る#19 ビーツのヴィシソワーズ
ビーツ、ジャガイモ、白ネギ、固形スープの素、牛乳、バター、生クリーム、黒コショウ、クラッカー、等
このレシピはビーツを使ったヴィシソワーズ料理です。ビーツの鮮やかなピンク色が特徴で、濃厚でとってもマイルドな味わいです。…
レシピを見る#20 簡単おしゃれな一品♪ ビーツのさっぱりサラダ
赤ワインビネガー、オリーブオイル
このレシピは赤ワインビネガーを使ったビーツのさっぱりサラダです。生のビーツを使い、赤ワインビネガーの酸味が効いた大人の味わいを楽しめます。…
レシピを見る最後に、ビーツの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ビーツ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 9.3 | g | |
└糖質 | 7.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 2.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.6 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「ビーツ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 87.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ビーツ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 30 | mg | 普通 |
カリウム | 460 | mg | 多い |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 18 | mg | 普通 |
リン | 23 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.15 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.31 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 5 | mg | 多い |
別名: ビート、ビートルート、レッドビート、テーブルビート、かえんさい/廃棄部位: 根端、皮及び葉柄基部/硝酸イオン: 0.3 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。