このページではてんさい含蜜糖のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
てんさい含蜜糖のカロリーは357kcal(100gあたり)!これってどうなの?
てんさい含蜜糖の可食部100gあたりのカロリーは、357kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中208位です。これは多い順にすると上位13%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「砂糖」ジャンルのでてんさい含蜜糖のカロリーを評価すると、31件中14位です。これは上位から45%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 357Kcal |
全体での評価 | 208位 / 1592件中(上位13%…高い) |
「砂糖」ジャンル内での評価 | 14位 / 31件中(上位45%…平均的) |

てんさい含蜜糖はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜてんさい含蜜糖のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
砂糖「てんさい含蜜糖」のカロリーが高い理由
「てんさい含蜜糖」は、可食部100gあたり357kcalという高いカロリーを持っています。この高いカロリーの理由について、以下の栄養データを参考に考察してみましょう。
糖質が多い
「てんさい含蜜糖」は、可食部100gあたり糖質が88.7gと多いです。糖質はエネルギー源として重要な栄養素であり、摂取した糖質は体内でブドウ糖に分解され、エネルギーとして利用されます。糖質が多いため、カロリーも高くなっていると考えられます。
食物繊維が多い
「てんさい含蜜糖」には、可食部100gあたり食物繊維が8.3g含まれています。食物繊維は消化吸収されにくく、腸内で水分を吸収し膨張することで満腹感を与えます。食物繊維が多いことにより、満腹感を得るために必要な量が減り、結果としてカロリーの摂取量が増える可能性があります。
タンパク質が低い
「てんさい含蜜糖」は、可食部100gあたりタンパク質が0.9gと低いです。タンパク質は体の構成要素であり、エネルギー源としても重要な役割を果たします。タンパク質が低いため、代わりに糖質がエネルギー源として利用される可能性が高くなり、結果としてカロリーが増えることが考えられます。
脂質が無い
「てんさい含蜜糖」は、可食部100gあたり脂質が0gという特徴があります。脂質は他の栄養素と比べてカロリーが高く、エネルギー源として重要な役割を果たしています。脂質が無いため、代わりに糖質がエネルギー源として利用される可能性が高くなり、結果としてカロリーが増えることが考えられます。
以上の理由から、「てんさい含蜜糖」はカロリーが高いと言われています。糖質や食物繊維の含有量が多く、タンパク質や脂質の含有量が低いことが、その理由として挙げられます。カロリー摂取量を気にされる方は、適量の摂取を心がけることが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「てんさい含蜜糖」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 88.7g | 4 | 354.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 8.3g | 2 | 16.6kcal |
たんぱく質 | 0.9g | 4 | 3.6kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

上記が「てんさい含蜜糖」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、354.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
てんさい含蜜糖は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
てんさい含蜜糖は、低糖質ダイエットに使える?
「てんさい含蜜糖」は、砂糖の代替品としてよく知られています。しかし、実際にはこのてんさい含蜜糖は、低糖質ダイエットには不向きな食品であることがわかっています。
てんさい含蜜糖の糖質量は高い
まず、てんさい含蜜糖の糖質量は非常に高いです。砂糖の代替品として販売されているため、砂糖よりも健康的なイメージを持たれがちですが、実際にはその糖質量は88.7gもあります。低糖質ダイエットを行う際には、糖質摂取量を制限する必要がありますが、てんさい含蜜糖を使用すると、その目標を達成することが難しくなってしまいます。
てんさい含蜜糖のGI値も高い
また、てんさい含蜜糖のGI値も高いことが問題です。GI値とは、食品が血糖値を上昇させる速度を表す指標です。GI値が高い食品は、血糖値の急激な上昇を引き起こすため、糖質制限を目指す低糖質ダイエットには適していません。てんさい含蜜糖のGI値は、砂糖とほぼ同じくらいの値であり、血糖値の急上昇をもたらす可能性があります。
低糖質ダイエットには他の代替品を選ぶべき
以上の理由から、てんさい含蜜糖は低糖質ダイエットには不向きな食品であると言えます。糖質量が高く、GI値も高いため、糖質制限を目指すダイエットには適していません。低糖質ダイエットを行う際には、他の代替品を選ぶことが重要です。例えば、人工甘味料や天然の低糖質甘味料を使用することで、糖質摂取量を抑えることができます。
低糖質ダイエットを成功させるためには、食品の選択に注意することが必要です。てんさい含蜜糖は、砂糖の代替品として広く知られていますが、その糖質量とGI値の高さから見ると、低糖質ダイエットには不向きな食品であると言えます。適切な代替品を選ぶことで、健康的なダイエットを実現しましょう。
てんさい含蜜糖は、低脂質ダイエットに使える!?
てんさい含蜜糖は、低脂質ダイエットに使える?
砂糖の一種である「てんさい含蜜糖」は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品として注目されています。この記事では、てんさい含蜜糖の特徴や効果、使い方について詳しくご紹介します。
てんさい含蜜糖の特徴
てんさい含蜜糖は、てんさいの搾り汁を煮詰めて作られる天然の甘味料です。一般的な白砂糖と比べると、その甘さはやや控えめですが、その分、カロリーや脂質の摂取量を抑えることができます。実際、てんさい含蜜糖の脂質は0gであり、低脂質ダイエットに適していると言えます。
てんさい含蜜糖の効果
てんさい含蜜糖は、低脂質ダイエットをサポートする効果があります。脂質の摂取量を減らすことは、ダイエットにおいて非常に重要ですが、砂糖の摂取も制限しなければなりません。しかし、多くの人にとって、砂糖を完全に断つことは難しいものです。そこで、てんさい含蜜糖が役立つのです。
てんさい含蜜糖は、その低脂質な特性により、砂糖の代替品として利用されます。甘さはやや控えめですが、飲み物やお菓子などに使用することで、砂糖の代わりになることができます。また、てんさい含蜜糖には、ビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれており、健康にも良い影響を与えます。
てんさい含蜜糖の使い方
てんさい含蜜糖は、砂糖の代替品として使用することができます。飲み物に入れたり、お菓子を作る際に使ったりすることができます。ただし、甘さがやや控えめなので、砂糖と比べて少し多めに使う必要があります。
また、てんさい含蜜糖は、熱に弱い性質を持っていますので、加熱調理には向いていません。そのため、料理や焼き菓子などには向いていないかもしれません。しかし、その代わりに、生菓子やドリンクなどに利用することができます。
まとめ
てんさい含蜜糖は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品です。その低脂質な特性により、砂糖の代替品として利用することができます。甘さはやや控えめですが、ビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれており、健康にも良い影響を与えます。ただし、加熱調理には向いていないので、注意が必要です。低脂質ダイエットを実践している方や砂糖の摂取を制限したい方には、ぜひおすすめの食品と言えます。

最後に、てんさい含蜜糖の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「てんさい含蜜糖」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 357 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 96.9 | g | |
└糖質 | 88.7 | g | 多い |
└食物繊維 | 8.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「てんさい含蜜糖」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 2.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.1 | g | 低い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「てんさい含蜜糖」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 48 | mg | 普通 |
カリウム | 27 | mg | 低い |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | 1 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | - | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | - | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | Tr | μg | 無し |
ビタミンC | - | mg | 無し |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。