パーム油のカロリーは高い？低い？カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定！

パーム油のカロリーは887kcal（100gあたり）！これってどうなの？

パーム油の可食部100gあたりのカロリーは、887kcalです。

このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中13位です。これは多い順にすると上位0％に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。

また、日本食品標準成分表の「油」ジャンルのでパーム油のカロリーを評価すると、29件中12位です。これは上位から41％に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。

カロリー	887Kcal
全体での評価	13位 / 1592件中（上位0％…高い）
「油」ジャンル内での評価	12位 / 29件中（上位41％…平均的）

なぜパーム油のカロリーは高いの？なにが含まれているの？

パーム油のカロリーは高い理由

パーム油は、可食部100gあたり887kcalという高いカロリーを持っています。この高カロリーの理由について、以下の栄養データを参考に考察してみましょう。

脂質が多い

パーム油は、可食部100gあたり100gもの脂質を含んでいます。脂質はカロリーの主要な供給源であり、1gあたり9kcalのエネルギーを提供します。そのため、パーム油の脂質含有量が多いことが、高カロリーの要因となっています。

糖質がかなり低い

一方で、パーム油は可食部100gあたり2.7gの糖質しか含まれていません。糖質はカロリーの供給源の一つであり、1gあたり4kcalのエネルギーを提供します。パーム油の糖質含有量が低いため、カロリーの大部分は脂質から供給されることになり、カロリーが高くなる要因となっています。

食物繊維とタンパク質は無し

パーム油には食物繊維やタンパク質が含まれていません。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。また、タンパク質はエネルギー源としても重要な栄養素です。パーム油にこれらの栄養素が含まれていないため、カロリーの大部分が脂質から供給されることになり、高カロリーとなっています。

以上のように、パーム油のカロリーが高い理由は、脂質が多く、糖質がかなり低いこと、さらに食物繊維やタンパク質が含まれていないことが挙げられます。パーム油を摂取する際には、その高カロリーに注意し、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。

それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。

「パーム油」のカロリー内訳
栄養素	栄養素の量	1グラム あたりの カロリー	栄養素 によるカロリー
炭水化物のうち、糖質	2.7g	4	10.8kcal
炭水化物のうち、食物繊維	0g	2	0kcal
たんぱく質	0g	4	0kcal
脂質	100g	9	900kcal

※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

パーム油は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える！？

パーム油は、低糖質ダイエットに使える？

最近、健康志向の人々の間で注目されているのが、低糖質ダイエットです。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の蓄積を防ぐことが期待されます。しかし、糖質制限をする際には、料理に使用する油の選択も重要です。

パーム油の糖質量は2.7g

そこで注目したいのが、パーム油です。パーム油は、糖質量が2.7gと非常に低い特徴を持っています。これは、他の一般的な食用油と比較しても非常に低い数値です。糖質を制限しながら、料理に油を使用したい場合には、パーム油が適していると言えるでしょう。

パーム油の効果的な使用方法

パーム油は、料理に使用するだけでなく、スムージーやドレッシングの材料としても活用することができます。また、パーム油は高温に強い性質を持っているため、揚げ物や焼き物にも適しています。

ただし、パーム油は高カロリーであるため、摂取量には注意が必要です。適量を守りながら使用することが重要です。また、栄養バランスを考える上でも、他の油との組み合わせを検討することが大切です。

まとめ

パーム油は、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な油と言えます。糖質量が2.7gと低いため、糖質制限をしながら料理に油を使用したい場合には、パーム油が適しています。ただし、摂取量には注意が必要であり、他の油との組み合わせや栄養バランスも考慮する必要があります。適量を守りながら、パーム油を上手に活用して、健康的な食生活を送りましょう。

パーム油は、低脂質ダイエットに使える！？

パーム油は低脂質ダイエットに不向き

パーム油は、一般的には食用油として使用されることがありますが、低脂質ダイエットには不向きな油です。以下にその理由を説明します。

高脂肪含有量

パーム油は、100gあたり約100gの脂質を含んでいます。これは、他の食用油と比べても非常に高い数値です。低脂質ダイエットでは、脂質の摂取量を制限することが重要ですが、パーム油はその制限には適していません。

飽和脂肪酸の割合が高い

パーム油には、飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸は、動脈硬化や心臓病のリスクを高めるとされています。低脂質ダイエットでは、飽和脂肪酸の摂取量を抑えることが推奨されていますが、パーム油はその要件には合致しません。

栄養バランスの偏り

パーム油には、ビタミンやミネラルなどの栄養素がほとんど含まれていません。低脂質ダイエットでは、栄養バランスを考慮することが重要ですが、パーム油は栄養素が不足しているため、バランスの偏りを招く可能性があります。

代替品の選択肢

低脂質ダイエットを実践する際には、代替品としてオリーブオイルやアボカドオイルなどの健康的な油を選ぶことが推奨されています。これらの油は、パーム油と比べて脂質含有量が低く、不飽和脂肪酸や栄養素も豊富に含まれています。

以上の理由から、パーム油は低脂質ダイエットには不向きな油と言えます。低脂質ダイエットを実践する際には、パーム油の使用を控え、代わりに健康的な油を選ぶことが重要です。

「パーム油」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	887	Kcal	高い
炭水化物	0	g
└糖質	2.7	g	かなり低い
└食物繊維	0	g	無し
たんぱく質	0	g	無し
脂質	100	g	多い
「パーム油」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	0	g	無し
有機酸	-	g	無し
灰分	0	g	無し
コレステロール	1	mg	普通
食塩相当量	0	mg	無し
アルコール	-	g	無し
「パーム油」のビタミン・無機質等
ナトリウム	0	mg	無し
カリウム	0	mg	無し
カルシウム	Tr	mg	無し
マグネシウム	0	mg	無し
リン	0	mg	無し
鉄	0	mg	無し
亜鉛	0	mg	無し
銅	0	mg	無し
マンガン	0	mg	無し
ヨウ素	-	μg	無し
セレン	-	μg	無し
クロム	-	μg	無し
モリブデン	-	μg	無し
ビタミンA
└レチノール	0	μg	無し
└α-カロテン	0	μg	無し
└β-カロテン	0	μg	無し
└β-クリプトキサンチン	0	μg	無し
└β-カロテン当量	0	μg	無し
└レチノール活性当量	0	μg	無し
ビタミンD	(0)	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	8.6	mg	多い
└β-トコフェロール	0.4	mg	多い
└γ-トコフェロール	1.3	mg	多い
└δ-トコフェロール	0.2	mg	多い
ビタミンK	4	μg	普通
ビタミンB1	0	mg	無し
ビタミンB2	0	mg	無し
ナイアシン	0	mg	無し
ビタミンB6	(0)	mg	無し
ビタミンB12	(0)	μg	無し
葉酸		μg	無し
パントテン酸	(0)	mg	無し
ビオチン	-	μg	無し
ビタミンC	(0)	mg	無し

試料： 精製油／(100 g：111mL、100 mL：90g)

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。