このページではパーム核油のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
パーム核油のカロリーは893kcal(100gあたり)!これってどうなの?
パーム核油の可食部100gあたりのカロリーは、893kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中6位です。これは多い順にすると上位0%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「油」ジャンルのでパーム核油のカロリーを評価すると、29件中6位です。これは上位から20%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 893Kcal |
全体での評価 | 6位 / 1592件中(上位0%…高い) |
「油」ジャンル内での評価 | 6位 / 29件中(上位20%…高い) |
パーム核油はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜパーム核油のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
パーム核油のカロリーが高い理由
パーム核油は、可食部100gあたり893kcalという高いカロリーを持っています。その理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
糖質がかなり低い
パーム核油は、可食部100gあたり1.4gの糖質を含んでいます。この糖質の量は非常に低く、他の食材と比較してもかなり少ないです。糖質が少ないため、カロリーの大部分は脂質から供給されていると考えられます。
食物繊維が無し
パーム核油には、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化に時間がかかり、満腹感を与えるため、カロリーの吸収を抑える効果があります。しかし、パーム核油には食物繊維が含まれていないため、カロリーの吸収が容易になります。
タンパク質が無し
また、パーム核油には可食部100gあたりタンパク質が含まれていません。タンパク質は体の構成要素であり、エネルギー源としても重要です。しかし、パーム核油にはタンパク質が含まれていないため、カロリーの供給源は主に脂質に依存しています。
脂質が多い
最後に、パーム核油は可食部100gあたり100gの脂質を含んでいます。脂質はカロリーの主要な供給源であり、1gあたり9kcalのエネルギーを提供します。パーム核油の脂質含有量が非常に高いため、カロリーも高くなります。
以上の理由から、パーム核油のカロリーは高いと評価されています。糖質が少なく、食物繊維やタンパク質が含まれていない代わりに、多量の脂質を含んでいるため、カロリーが高くなっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「パーム核油」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.4g | 4 | 5.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0g | 4 | 0kcal |
脂質 | 100g | 9 | 900kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「パーム核油」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、900kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
パーム核油は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
パーム核油は、低糖質ダイエットに使える?
パーム核油は、糖質量が1.4gと非常に低いため、低糖質ダイエットに特に効果的な油と言われています。
パーム核油の特徴
パーム核油は、パーム油の中でもさらに抽出された油の一種です。パーム油は熱に強く、長期間の保存にも適しているため、多くの食品に使用されています。しかし、パーム油は糖質量が比較的高いため、低糖質ダイエットには向いていません。
糖質量が低い
一方、パーム核油はパーム油よりもさらに糖質量が低いため、低糖質ダイエットに適していると言われています。糖質制限を行うことで血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進することができます。そのため、ダイエット中の方にとっては嬉しい食材と言えるでしょう。
健康に配慮した油
また、パーム核油は健康に配慮した油としても注目されています。パーム核油には、抗酸化作用や抗炎症作用があるとされており、心臓病やがんなどの生活習慣病の予防にも役立つとされています。
使い方
パーム核油は、一般的な油と同様に料理に使用することができます。炒め物や揚げ物、焼き物など、さまざまな料理に活用することができます。また、パーム核油は独特の風味があり、料理に深いコクを与えることができます。
注意点
しかし、パーム核油は高カロリーであるため、摂取量には注意が必要です。ダイエット中であっても、適量を守ることが重要です。また、パーム核油は他の油と同様に脂肪分を含んでいるため、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。バランスの取れた食事と適度な運動と併せて摂取することが大切です。
まとめ
パーム核油は、糖質量が1.4gと低く、低糖質ダイエットに特に効果的な油と言えます。その他にも健康に配慮した油としても注目されており、さまざまな料理に活用することができます。ただし、摂取量には注意が必要であり、バランスの取れた食事と適度な運動と併せて摂取することが大切です。
パーム核油は、低脂質ダイエットに使える!?
パーム核油は低脂質ダイエットに不向き
パーム核油は、多くの人々にとってはなじみのない食材かもしれません。しかし、最近では健康志向の高まりとともに、さまざまな油が注目を浴びています。その中でも、パーム核油は低脂質ダイエットに使えるという意見もありますが、実際にはそのようなことはありません。
パーム核油の脂質含有量
まず、パーム核油の脂質含有量について考えてみましょう。100gあたりのパーム核油には、なんと〇〇gの脂質が含まれています。これは、他の油と比べると非常に高い数値です。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、この高い脂質含有量は避けたいものです。
パーム核油の栄養価
次に、パーム核油の栄養価について考えてみましょう。パーム核油は、脂質以外の栄養素をほとんど含んでいません。たんぱく質や炭水化物、ビタミン、ミネラルなど、体に必要な栄養素が不足してしまいます。低脂質ダイエットは、ただ単に脂質を制限するだけではなく、バランスの取れた食事摂取が重要です。その点で、パーム核油は不向きと言えるでしょう。
パーム核油の影響
さらに、パーム核油には健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。パーム核油には、飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸は、心臓病や高血圧などのリスクを高めるとされています。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、心臓病や高血圧などのリスクを抑えることが重要ですので、パーム核油は避けるべきです。
まとめ
以上の理由から、パーム核油は低脂質ダイエットには不向きです。脂質含有量が高く、他の栄養素が不足しているため、バランスの取れた食事には向きません。さらに、健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、心臓病や高血圧などのリスクを抑えるためには避けるべきです。低脂質ダイエットを実践する際には、他の油を選ぶことをおすすめします。
最後に、パーム核油の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「パーム核油」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 893 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 1.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
「パーム核油」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0 | g | 無し |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「パーム核油」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | Tr | mg | 無し |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | Tr | mg | 無し |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | (0) | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0) | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
試料: 精製油/(100 g:200mL、100 mL:91g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。