このページではたらのあぶらのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
たらのあぶらのカロリーは853kcal(100gあたり)!これってどうなの?
たらのあぶらの可食部100gあたりのカロリーは、853kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中25位です。これは多い順にすると上位1%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「油」ジャンルのでたらのあぶらのカロリーを評価すると、29件中24位です。これは上位から82%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 853Kcal |
全体での評価 | 25位 / 1592件中(上位1%…高い) |
「油」ジャンル内での評価 | 24位 / 29件中(上位82%…低い) |
たらのあぶらはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜたらのあぶらのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
なぜたらのあぶらのカロリーは高いのか?
たらのあぶらは、可食部100gあたり853kcalのカロリーがあります。これは他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
カロリーが高い
たらのあぶらは、可食部100gあたり853kcalのエネルギーを含んでいます。これは他の食材と比較して非常に高い数値です。この高いカロリーは、たらのあぶらが脂質の含有量が非常に多いことによるものです。
脂質が多い
たらのあぶらは、可食部100gあたり99.8gの脂質を含んでいます。この脂質の含有量が高いために、カロリーも高くなっています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まることがあります。
糖質が低い
たらのあぶらは、可食部100gあたり9.2gの糖質を含んでいます。この糖質の含有量は比較的低く、糖質制限をしている方にとっては適している食材と言えます。
食物繊維が無し
たらのあぶらは、可食部100gあたり食物繊維を含んでいません。食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進する効果がありますので、食物繊維を摂るためには他の食材との組み合わせが必要です。
タンパク質がかなり低い
たらのあぶらは、可食部100gあたり0.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に重要な栄養素ですが、たらのあぶらにはほとんど含まれていないため、他の食材との組み合わせが必要です。
以上のように、たらのあぶらはカロリーが高く、脂質が多い食材です。そのため、摂取量には注意が必要です。バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「たらのあぶら」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 9.2g | 4 | 36.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0.1g | 4 | 0.4kcal |
脂質 | 99.8g | 9 | 898.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「たらのあぶら」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、898.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
たらのあぶらは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
たらのあぶらは、低糖質ダイエットに使える?
「たらのあぶら」は、油()の一種です。糖質量は9.2gとなっており、低糖質ダイエットにはどのように利用できるのでしょうか。
たらのあぶらの糖質量は9.2g
まず、たらのあぶらの糖質量についてですが、9.2gとなっています。糖質制限を行っている方にとっては、この数字は気になるところでしょう。
たらのあぶらは控えめな糖質量
しかし、たらのあぶらは他の油に比べると糖質量が控えめです。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、糖質摂取を少なく抑えることが重要です。その点で、たらのあぶらは一定のメリットがあると言えるでしょう。
たらのあぶらは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
ただし、たらのあぶらは低糖質ダイエットにおいて、どちらかというと不向きな食材と言えます。糖質量が9.2gという数値は、他の食材に比べると多くなっています。低糖質ダイエットを徹底的に行いたい方には、他の油を選ぶ方が良いでしょう。
まとめ
たらのあぶらは低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな食材ですが、糖質量は控えめです。糖質制限を行っている方にとっては、他の油と比べると選択肢の一つとして考えることができるでしょう。ただし、徹底的に低糖質ダイエットを行いたい方には、他の油を選ぶ方がより効果的かもしれません。自身のダイエット目標に合わせて、適切な食材を選ぶことが大切です。
たらのあぶらは、低脂質ダイエットに使える!?
たらのあぶらは低脂質ダイエットに不向き
たらのあぶらは、一般的には魚の中でも脂肪分が少ないとされています。しかし、実際にはその脂肪分の量は99.8gと、低脂質ダイエットには不向きな数字です。
たらのあぶらの脂肪分について
たらのあぶらは、見た目からはあまり脂っぽさを感じることはありませんが、実際には脂肪分が含まれています。その量は99.8gと非常に高いです。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、この数字は大きな問題となるでしょう。
たらのあぶらのカロリーについて
また、たらのあぶらのカロリーも高いです。100gあたりのカロリーは、約210kcalとなっています。低カロリーの食事を心掛けている方にとっては、この数字も注意が必要です。
たらのあぶらを避けるべき理由
低脂質ダイエットを行っている方にとって、たらのあぶらは避けるべき食材と言えます。脂肪分やカロリーが高いため、摂取することでダイエットの効果が薄れてしまう可能性があります。代わりに、低脂肪の魚や他の食材を選ぶことが重要です。
まとめ
たらのあぶらは、見た目には脂っぽさを感じないため、低脂質ダイエットに適していると思われがちです。しかし、実際にはその脂肪分の量は99.8gと非常に高いです。また、カロリーも約210kcalと高めです。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、たらのあぶらは避けるべき食材となります。代わりに、低脂肪の魚や他の食材を選ぶことが重要です。
最後に、たらのあぶらの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「たらのあぶら」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 853 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 9.2 | g | 低い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 0.1 | g | かなり低い |
脂質 | 99.8 | g | 多い |
「たらのあぶら」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0.1 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | 310 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「たらのあぶら」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 1 | mg | 低い |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | 2 | mg | 低い |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 450 | μg | 多い |
セレン | 9 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 37000 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 37000 | μg | 多い |
ビタミンD | 8.7 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 14.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | Tr | mg | 無し |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | Tr | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。