このページでは調合油のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
調合油のカロリーは886kcal(100gあたり)!これってどうなの?
調合油の可食部100gあたりのカロリーは、886kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中15位です。これは多い順にすると上位0%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「油」ジャンルので調合油のカロリーを評価すると、29件中14位です。これは上位から48%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 886Kcal |
全体での評価 | 15位 / 1592件中(上位0%…高い) |
「油」ジャンル内での評価 | 14位 / 29件中(上位48%…平均的) |
調合油はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ調合油のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
調合油のカロリーが高い理由
調合油のカロリーが高い理由について考える前に、まずは調合油の栄養データを確認しましょう。
カロリー
調合油のカロリーは可食部100gあたり886kcalです。この数値は他の食材と比較して「高い」と評価されています。
糖質
調合油の糖質は2.8gです。この数値は他の食材と比較して「かなり低い」と評価されています。
食物繊維
調合油には食物繊維が含まれていません。つまり、食物繊維は無しです。
タンパク質
調合油にはタンパク質が含まれていません。つまり、タンパク質は無しです。
脂質
調合油の脂質は100gです。この数値は他の食材と比較して「多い」と評価されています。
以上の栄養データから、調合油のカロリーが高い理由を考えることができます。
調合油は脂質が非常に多く、可食部100gあたり100gの脂質が含まれています。脂質は他の栄養素と比較してカロリーが高いため、調合油のカロリーも高くなります。
また、調合油には糖質や食物繊維、タンパク質がほとんど含まれていないため、これらの栄養素がカロリーに寄与することはありません。そのため、調合油のカロリーは主に脂質によって高くなっていると言えます。
以上の理由から、調合油のカロリーは他の食材と比較して高いと評価されています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「調合油」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.8g | 4 | 11.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0g | 4 | 0kcal |
脂質 | 100g | 9 | 900kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「調合油」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、900kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
調合油は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
調合油は、低糖質ダイエットに使える?
私たちが毎日の食事で摂取する糖質は、体にエネルギーを供給する重要な栄養素です。しかし、糖質を摂りすぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まることが知られています。そのため、糖質を制限したダイエットが注目されています。
調合油の糖質量は2.8g
調合油は、糖質量が2.8gと非常に低いことが特徴です。この低糖質な調合油は、低糖質ダイエットにおいて有用な食材として利用されることがあります。
低糖質ダイエットへの効果
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重の減少や血糖値の安定化を目指すダイエット方法です。糖質を摂りすぎることによる血糖値の急激な上昇を抑えることで、脂肪の燃焼効率を高めることができます。
調合油は低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。その低糖質な特徴を活かし、他の高糖質な油と比べて摂取することで、糖質制限をより効果的に行うことができるでしょう。
まとめ
調合油は、糖質量が2.8gという低糖質な食材です。この低糖質な特徴を活かし、低糖質ダイエットにおいて効果的に利用することができます。糖質制限を行うことで、体重の減少や血糖値の安定化を目指すことができます。調合油を積極的に取り入れて、健康的なダイエットを実践しましょう。
調合油は、低脂質ダイエットに使える!?
調合油の脂質含有量
調合油は、低脂質ダイエットには不向きな油です。100gあたりの脂質含有量は高く、健康的な食生活を送りたい人には適していません。
脂質の摂取とダイエット
ダイエットをする際には、脂質の摂取量を制限することが重要です。脂質は高カロリーなため、摂りすぎると体重が増える原因となります。低脂質ダイエットは、脂質の摂取を制限し、カロリー摂取量を減らすことで、体重をコントロールする方法です。
調合油の脂質含有量の問題
調合油は、100gあたりの脂質含有量が高いため、低脂質ダイエットには不向きです。脂質を制限するためには、低脂質な油を選ぶことが重要です。調合油は脂質含有量が高いため、摂取するとカロリー摂取量が増え、ダイエット効果が得られにくくなります。
適切な油の選択
低脂質ダイエットを実践する際には、調合油ではなく、低脂質な油を選ぶことが重要です。例えば、オリーブオイルやアボカドオイルは、脂質含有量が比較的低いため、低脂質ダイエットに適しています。これらの油を使用することで、脂質摂取を制限しながらも、おいしく料理を楽しむことができます。
まとめ
調合油は、低脂質ダイエットには不向きな油です。脂質含有量が高く、脂質摂取を制限することが難しくなります。低脂質ダイエットを実践する際には、調合油ではなく、低脂質な油を選ぶことが重要です。オリーブオイルやアボカドオイルなどがおすすめです。健康的な食生活を送りたい方は、適切な油の選択に注意しましょう。
最後に、調合油の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「調合油」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 886 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 2.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
「調合油」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0 | g | 無し |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | 2 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「調合油」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | Tr | mg | 無し |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | Tr | mg | 無し |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 13.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 56.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 11.0 | mg | 多い |
ビタミンK | 170 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | (0) | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0) | mg | 無し |
ビオチン | 0 | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
試料: 精製油及びサラダ油/配合割合: なたね油1、大豆油1/(100 g:111mL、100 mL:90g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。