このページではあまに油のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あまに油のカロリーは897kcal(100gあたり)!これってどうなの?
あまに油の可食部100gあたりのカロリーは、897kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中3位です。これは多い順にすると上位0%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「油」ジャンルのであまに油のカロリーを評価すると、29件中3位です。これは上位から10%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 897Kcal |
全体での評価 | 3位 / 1592件中(上位0%…高い) |
「油」ジャンル内での評価 | 3位 / 29件中(上位10%…高い) |
あまに油はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあまに油のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
「あまに油」のカロリーは高い理由
「あまに油」は可食部100gあたり897kcalという高カロリーな食材です。その理由を以下の栄養データから考察してみましょう。
高カロリーな「あまに油」の栄養データ
- カロリー:897kcal(高い)
- 糖質:0.5g(かなり低い)
- 食物繊維:0g(無し)
- タンパク質:0g(無し)
- 脂質:100g(多い)
脂質が100gと多い
「あまに油」の栄養データを見ると、脂質が100gと非常に多いことがわかります。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持つため、脂質の量が多いほどカロリーも高くなります。そのため、「あまに油」のカロリーが高いと言われるのは、脂質の量が大きな要因と言えるでしょう。
糖質や食物繊維、タンパク質がほぼ無い
また、「あまに油」は糖質が0.5gとかなり低く、食物繊維やタンパク質もほぼ無いことが分かります。これらの栄養素はカロリーを抑える効果がありますが、それらが少ないため、「あまに油」のカロリーは高くなってしまうのです。
まとめ
「あまに油」のカロリーが高い理由は、脂質の量が多いことや糖質、食物繊維、タンパク質がほぼ無いことが挙げられます。これらの要素が組み合わさることで、高カロリーな食材となっているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あまに油」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 0.5g | 4 | 2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0g | 4 | 0kcal |
脂質 | 100g | 9 | 900kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あまに油」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、900kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あまに油は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
あまに油は、低糖質ダイエットに使える?
あまに油は、糖質量が0.5gでありながら、その効果は非常に高いと言われています。低糖質ダイエットを実践している方にとって、あまに油は特に効果的な食材と言えるでしょう。
あまに油の特徴
あまに油は、糖質量が非常に低いことが特徴です。糖質を摂り過ぎると、血糖値の上昇や体重増加の原因となるため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては理想的な食材と言えるでしょう。
また、あまに油は脂質を主成分としており、食事の脂質摂取量を調整することができます。脂質はエネルギー源として重要な役割を果たしていますが、摂り過ぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まる恐れがあります。あまに油を適量摂取することで、脂質のバランスを保ちながらダイエットをサポートすることができます。
あまに油の効果
あまに油には、低糖質ダイエットに効果的ないくつかの特徴があります。
まず、あまに油は食事の満腹感を高める効果があります。脂質は消化に時間がかかるため、食事に含まれるあまに油を摂取することで、満腹感を得ることができます。これにより、食事量を抑えることができ、カロリー摂取をコントロールすることができます。
さらに、あまに油には脂肪燃焼を促進する効果があります。脂肪はエネルギー源として利用されるため、脂肪燃焼を促進することで、ダイエット効果を高めることができます。あまに油に含まれる脂質は、体内で効率よくエネルギーに変換されるため、効果的な脂肪燃焼をサポートします。
まとめ
あまに油は、低糖質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。糖質量が低く、脂質のバランスを保ちながら満腹感を得ることができるため、食事量を抑えることができます。また、脂肪燃焼を促進する効果もあり、ダイエット効果を高めることができます。
しかし、あまに油を摂取する際には適量を守ることが重要です。脂質の摂り過ぎは逆効果となり、体重増加や健康リスクの増加につながる可能性があります。バランスの取れた食事と適度な運動と合わせて、あまに油を上手に活用しましょう。
あまに油は、低脂質ダイエットに使える!?
1. あまに油の脂質含有量
あまに油は、100gあたり低脂質とは言えません。実際には、脂質が多く含まれています。低脂質ダイエットを目指している方にとっては、あまに油は避けるべき食材となります。
2. あまに油のカロリー
あまに油は、脂質の含有量だけでなく、カロリーも高いです。脂質1gは9kcalに相当しますので、あまに油を摂取することで、高いカロリーを摂り過ぎてしまう可能性があります。低カロリーの食事を心掛けている方にとっては、あまに油は避けるべき食材となります。
3. あまに油の栄養価
あまに油は、脂質の含有量が高い一方で、栄養価は低いです。他の油に比べてビタミンやミネラルが少なく、健康に必要な栄養素を摂取することが難しくなります。バランスの取れた食事を心掛けている方にとっては、あまに油は避けるべき食材となります。
4. あまに油の代替品
低脂質ダイエットを目指す方は、あまに油の代替品を選ぶことをおすすめします。例えば、オリーブオイルやアボカドオイルなど、健康に良い油を選ぶことで、脂質やカロリーを抑えながらも必要な栄養素を摂取することができます。
まとめ
低脂質ダイエットを目指す方にとって、あまに油は避けるべき食材です。脂質含有量やカロリーが高く、栄養価も低いため、代わりに健康に良い油を選ぶことをおすすめします。バランスの取れた食事を心掛けながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、あまに油の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あまに油」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 897 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 0.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
「あまに油」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | Tr | g | 無し |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | 2 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「あまに油」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 0 | mg | 無し |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | 0 | mg | 無し |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 10 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 11 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 39.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
ビタミンK | 11 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | - | mg | 無し |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | - | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
試料: 食用油
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。