このページでは、きのこのしろきくらげを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
しろきくらげのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはしろきくらげの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 170 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 74.5 | g | |
└糖質 | 7.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 68.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.9 | g | 低い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、きのこ分類に所属する正式名称「(きくらげ類) しろきくらげ 乾」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、しろきくらげがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
しろきくらげはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
しろきくらげとは?どんな食材?
しろきくらげとは、食材の一つです。その特徴は、白い色をしていることです。きくらげとは、キノコの一種であり、しろきくらげはその中でも特に白い色をしています。その姿は、薄くて透明感があり、触感も柔らかくなめらかです。
しろきくらげの特徴
しろきくらげは、野生で自生することが多く、主に山間地や森林地帯で見られます。成長すると直径が約5センチメートル程度になり、薄く広がるような形状をしています。また、しろきくらげは、湿った環境を好み、木の根元や倒木の周りなどで見つけることができます。
しろきくらげの食べ方と利用方法
しろきくらげは、食材として利用されることがあります。主に、和食や中華料理で使われ、スープや炒め物、煮物などに加えられます。しろきくらげは、食感がもちもちとしていて、噛むと弾力があります。また、しろきくらげは、栄養価も高く、食物繊維やビタミンD、ミネラルなどを含んでいます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はしろきくらげがダイエットにどう役立つか説明します!
しろきくらげはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
「しろきくらげ」の栄養データについて
「しろきくらげ」の栄養データを見ると、100gあたりのカロリーは170kcalで、平均的な値です。炭水化物は74.5g含まれており、糖質は7.2gと比較的低い値です。一方で、食物繊維は68.7g含まれており、非常に多い量です。タンパク質は4.9g、脂質は0.7g、塩分は0.1gと、いずれも低い値となっています。
健康的な食事への役立ち方
「しろきくらげ」は以下の3つの理由から、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
1. 糖質が低い
「しろきくらげ」は糖質が7.2gと比較的低い値です。糖質の摂取量が過剰になると、血糖値の上昇や肥満のリスクが高まる可能性があります。糖質を抑えた食事は、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防に役立ちます。その点で、「しろきくらげ」は糖質制限を意識した食事に適していると言えます。
2. 食物繊維が多い
「しろきくらげ」には食物繊維が68.7g含まれており、非常に多い量です。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進したり、腸内の有害物質の排出をサポートしたりする役割があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、過食を防ぐ効果も期待できます。健康的な食事には、十分な食物繊維の摂取が必要であり、「しろきくらげ」を取り入れることで、食物繊維の摂取量を増やすことができます。
3. 脂質・塩分が低い
「しろきくらげ」は脂質が0.7g、塩分が0.1gと低い値です。脂質や塩分の摂り過ぎは、生活習慣病のリスクを高める要因となります。脂質や塩分を控えた食事は、高血圧や動脈硬化の予防につながります。その点で、「しろきくらげ」は健康的な食事に取り入れることができる食材と言えます。
以上のように、「しろきくらげ」は糖質が低く、食物繊維が多く、脂質や塩分が低いという特徴を持っています。これらの特性から、糖質制限や腸内環境の改善、生活習慣病の予防など、健康的な食事に役立つことができます。
おすすめ:しろきくらげのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
しろきくらげに含まれる無機質の栄養を解説!
「しろきくらげ」の特徴
「しろきくらげ」は、以下の3つの特徴があります。
1. カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、クロムの含有量が多い
「しろきくらげ」は、100gあたりにカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、クロムなどの無機質栄養素が多く含まれています。これらの栄養素は、体の機能維持や健康維持に重要な役割を果たしています。特に、カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、鉄は貧血予防に役立つ栄養素です。そのため、定期的に「しろきくらげ」を摂取することで、これらの栄養素を補給することができます。
2. ナトリウムの含有量が普通
「しろきくらげ」に含まれるナトリウムの量は、普通の範囲に収まっています。過剰なナトリウム摂取は、高血圧や体の水分バランスの乱れを引き起こす可能性があります。しかし、「しろきくらげ」はナトリウムの摂取量を過度に増やすことなく、バランスの取れた食事を実現することができます。
3. ヨウ素の含有量は無し
「しろきくらげ」にはヨウ素が含まれていません。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、甲状腺の正常な機能を維持するために重要です。ヨウ素の不足は甲状腺機能低下症や甲状腺腫の原因となる可能性があります。そのため、「しろきくらげ」を摂取する場合は、他の食材と組み合わせてヨウ素を補給する必要があります。
以上の特徴から、「しろきくらげ」は多くの無機質栄養素を含み、バランスの取れた食事に適しています。ただし、ヨウ素を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要ですので、注意が必要です。
しろきくらげに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンDが多く含まれています。
「しろきくらげ」には、ビタミンDが15 μg含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨や歯の健康に重要です。他のきのこに比べてビタミンDの含有量が多いため、積極的に摂取することでカルシウムの吸収を促進することができます。
2. ビタミンB群が豊富に含まれています。
「しろきくらげ」には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が多く含まれています。ビタミンB群は、エネルギー代謝に関与し、神経や皮膚の健康維持にも重要な役割を果たします。特にビタミンB1やナイアシンは、糖質や脂質の代謝に関与し、エネルギー生成に必要な栄養素です。
3. ビオチンが多く含まれています。
「しろきくらげ」には、ビオチンが87 μg含まれています。ビオチンは、肌や髪の健康維持に関与し、代謝をサポートする働きがあります。また、ビオチンは体内でビタミンB群の一部として働くため、エネルギー代謝にも関与しています。
以上のように、「しろきくらげ」にはビタミンDやビタミンB群、ビオチンが豊富に含まれています。これらのビタミンは、健康維持やエネルギー代謝に重要な役割を果たすため、バランスの取れた食事に取り入れることがおすすめです。
最後に、しろきくらげの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「しろきくらげ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 170 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 74.5 | g | |
└糖質 | 7.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 68.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.9 | g | 低い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「しろきくらげ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 14.6 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 5.3 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「しろきくらげ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 28 | mg | 普通 |
カリウム | 1400 | mg | 多い |
カルシウム | 240 | mg | 多い |
マグネシウム | 67 | mg | 多い |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 4.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.6 | mg | 多い |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.18 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 7 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 15.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└β-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.12 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.70 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.37 | mg | 多い |
ビオチン | 87.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
試料: 栽培品
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。