このページではしいたけのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
しいたけのカロリーは25kcal(100gあたり)!これってどうなの?
しいたけの可食部100gあたりのカロリーは、25kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1425位です。これは多い順にすると上位89%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「きのこ」ジャンルのでしいたけのカロリーを評価すると、24件中14位です。これは上位から58%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 25Kcal |
全体での評価 | 1425位 / 1592件中(上位89%…かなり低い) |
「きのこ」ジャンル内での評価 | 14位 / 24件中(上位58%…やや低い) |
しいたけはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜしいたけのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
しいたけのカロリーはなぜかなり低いのか?
しいたけは、きのこの中でもカロリーがかなり低い食材として評価されています。その理由を栄養データを参照しながら説明します。
カロリーが低い理由
しいたけのカロリーは、可食部100gあたり25kcalと非常に低いです。この低カロリーの特徴は、以下の栄養データによって説明されます。
糖質が低い
しいたけの糖質は、可食部100gあたり1.3gとかなり低いです。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーが抑えられています。
食物繊維が多い
しいたけは、可食部100gあたり4.9gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。食物繊維の多さによって、カロリーの低さが補完されています。
タンパク質が低い
しいたけのタンパク質は、可食部100gあたり3.1gと低いです。タンパク質はエネルギー源としてのカロリーを提供しますが、しいたけのタンパク質量は少ないため、カロリーが低くなっています。
脂質が低い
しいたけの脂質は、可食部100gあたり0.3gと低いです。脂質もエネルギー源としてのカロリーを提供しますが、しいたけにはほとんど脂質が含まれていないため、カロリーが低い状態が維持されています。
以上のように、しいたけのカロリーがなぜかなり低いのかについて、栄養データを参照しながら説明しました。糖質やタンパク質、脂質が少なく、食物繊維が多いことが、しいたけの低カロリーの特徴となっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「しいたけ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.3g | 4 | 5.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 4.9g | 2 | 9.8kcal |
たんぱく質 | 3.1g | 4 | 12.4kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「しいたけ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、12.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
しいたけは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
しいたけは、低糖質ダイエットに使える?
しいたけは、きのこの中でも特に糖質量が少ない食材です。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとって、しいたけは特に効果的な食材と言えます。
しいたけの糖質量はわずか1.3g
しいたけの糖質量は、わずか1.3gです。これは非常に低い数値であり、糖質制限をしている方にとっては嬉しい食材と言えるでしょう。糖質を制限することで血糖値の上昇を抑えることができ、ダイエット効果を高めることができます。
しいたけの食物繊維が満腹感を与える
しいたけには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や改善にも役立ちます。また、食物繊維は水分を吸収して膨らむ性質があり、満腹感を与える効果も期待できます。これにより、食事量を抑えることができ、ダイエットに役立つでしょう。
しいたけの栄養素も豊富
しいたけには、ビタミンDやミネラル、アミノ酸などの栄養素も豊富に含まれています。特にビタミンDは、カルシウムの吸収を促進する効果があり、骨の健康にも良い影響を与えます。また、アミノ酸は筋肉の修復や再生に関与しており、筋力アップにも役立つでしょう。
まとめ
しいたけは低糖質ダイエットに特に効果的な食材です。糖質量がわずか1.3gと非常に低いため、糖質制限をしている方にとっては適した食材と言えます。また、食物繊維や栄養素も豊富に含まれており、満腹感や健康面にも良い影響を与えます。しいたけを積極的に取り入れて、健康的な低糖質ダイエットを実践しましょう。
しいたけは、低脂質ダイエットに使える!?
しいたけは、低脂質ダイエットに使える?
しいたけは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として知られています。その理由は、しいたけが非常に低い脂質量を含んでいるからです。一般的に、ダイエットをする際には脂質摂取を制限する必要がありますが、しいたけはその制限に適した食材として選ばれることが多いです。
しいたけの脂質量
しいたけの脂質量は、わずか0.3gです。この数値は非常に低く、他の食材と比較しても脂質量が少ないことが分かります。このため、しいたけを摂取することで、脂質摂取量を抑えることができます。
しいたけの他の栄養価
しいたけは、低脂質だけでなく、他の栄養価も高い食材です。しいたけには、ビタミンDやビタミンB群、食物繊維、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容にも効果的です。
しいたけのダイエット効果
しいたけは、低脂質であることから、ダイエットに効果的な食材として活用されています。脂質摂取を制限することは、体重管理や健康維持において重要です。しいたけを摂取することで、脂質摂取量を抑えることができ、ダイエット効果を期待することができます。
しいたけの食べ方
しいたけは、調理方法によってさまざまな料理に活用することができます。しいたけを生で食べることもできますが、加熱することで風味や食感が引き立ちます。しいたけを炒めたり、煮込んだりすることで、より美味しく食べることができます。
まとめ
しいたけは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質量が0.3gという数値は非常に低く、ダイエットをする際には脂質摂取を制限する必要があります。しいたけを摂取することで、脂質摂取量を抑えることができ、ダイエット効果を期待することができます。また、しいたけは他の栄養素も豊富に含んでおり、健康維持や美容にも効果的です。さまざまな料理に活用することができるので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
最後に、しいたけの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「しいたけ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 25 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 6.4 | g | |
└糖質 | 1.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 4.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.1 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「しいたけ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 89.6 | g | 多い |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「しいたけ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 1 | mg | 低い |
マグネシウム | 14 | mg | 普通 |
リン | 87 | mg | 普通 |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.21 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 5 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.13 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.21 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.4 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.21 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.21 | mg | 多い |
ビオチン | 7.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
試料:栽培品、廃棄部位: 柄全体/廃棄率: 柄の基部/(いしづき)のみを除いた場合5 %/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。