このページではなめこのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
なめこのカロリーは21kcal(100gあたり)!これってどうなの?
なめこの可食部100gあたりのカロリーは、21kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1455位です。これは多い順にすると上位91%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「きのこ」ジャンルのでなめこのカロリーを評価すると、24件中18位です。これは上位から75%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 21Kcal |
全体での評価 | 1455位 / 1592件中(上位91%…かなり低い) |
「きのこ」ジャンル内での評価 | 18位 / 24件中(上位75%…低い) |
なめこはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜなめこのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
なめこのカロリーはなぜかなり低いのか?
なめこは、可食部100gあたり21kcalという低カロリーな食材です。他の食材と比較しても、なめこのカロリーはかなり低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考にして説明します。
糖質がかなり低い
なめこは可食部100gあたり2.8gの糖質を含んでいます。この糖質の量はかなり低いと言えます。一般的な食品と比較すると、なめこの糖質は少ないため、カロリーも低くなります。
食物繊維が多い
なめこは可食部100gあたり3.4gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収がゆっくりで、満腹感を持続させる効果があります。また、便通を促進する効果もあります。なめこの食物繊維の量は多いため、カロリーが低い食材となっています。
タンパク質が低い
なめこは可食部100gあたり1.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素ですが、なめこのタンパク質の量は低いと言えます。タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを持っているため、なめこのタンパク質の量が少ないことが、カロリーを低くしている要因の一つとなっています。
脂質が低い
なめこは可食部100gあたり0.2gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取するとカロリーが高くなる可能性があります。なめこの脂質の量は低いため、カロリーも低くなっています。
以上のように、なめこのカロリーがかなり低い理由は、糖質やタンパク質、脂質の量が低いこと、そして食物繊維の量が多いことによるものです。これらの栄養データを踏まえると、なめこはダイエットや健康に配慮した食材として選ばれることが多いのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「なめこ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.8g | 4 | 11.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.4g | 2 | 6.8kcal |
たんぱく質 | 1.8g | 4 | 7.2kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「なめこ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、11.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
なめこは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー
なめこは、低糖質ダイエットに使える?
きのこの中でも特に人気のある「なめこ」は、糖質量が2.8gと低いため、低糖質ダイエットには少し効果的と言えます。
なめこの糖質量は2.8g
なめこは、きのこの中でも糖質量が非常に低い食材です。100gあたりの糖質量は2.8gであり、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
低糖質ダイエットに効果的な理由
なめこが低糖質ダイエットに効果的な理由は、その糖質量の低さにあります。糖質は体内でブドウ糖に変わり、エネルギーとして利用されます。しかし、摂り過ぎると余分なエネルギーとなり、脂肪として蓄積されてしまいます。
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を制限することで体内のブドウ糖の量を減らし、脂肪燃焼を促進することを目指します。そのため、糖質量が低いなめこは、ダイエット中でも積極的に摂取することができる食材と言えます。
なめこの栄養価も高い
なめこは、糖質だけでなく栄養価も高い食材です。たんぱく質や食物繊維、ビタミン類、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中に不足しがちな栄養を補うために重要です。
また、なめこには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果も期待できます。腸内環境が整うことで、便通が良くなり、デトックス効果も期待できます。
まとめ
なめこは、低糖質ダイエットに効果的な食材と言えます。糖質量が2.8gと低く、栄養価も高いため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。また、食物繊維の豊富さから腸内環境を整える効果も期待できます。なめこを上手に活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
なめこは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ニッスイ
なめこは、低脂質ダイエットに使える?
低脂質ダイエットは、健康を維持するために重要な要素です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、低脂質な食品を選ぶことが必要です。
なめこの低脂質な特性
なめこは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材の一つです。なめこ100g当たりの脂質量はわずか0.2gであり、非常に低いです。そのため、なめこを食事に取り入れることで、脂質摂取量を抑えることができます。
なめこの栄養価
なめこは低脂質だけでなく、栄養価も非常に高い食材です。なめこには、食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。特に、食物繊維は腸内環境を改善し、便通を促進する効果があります。また、ビタミンやミネラルは健康維持に欠かせない栄養素です。
なめこの調理方法
なめこは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。煮物や炒め物、スープなど、様々な料理に活用できます。また、なめこの食感も特徴的で、シャキシャキとした食感が楽しめます。
まとめ
なめこは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質でありながら栄養価も高く、腸内環境の改善や健康維持に役立ちます。さまざまな調理方法で楽しむことができるため、食事のバリエーションも広がります。なめこを上手に取り入れて、健康的な生活を送りましょう。
最後に、なめこの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「なめこ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 21 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.4 | g | |
└糖質 | 2.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 3.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.8 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「なめこ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 92.1 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「なめこ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 240 | mg | 普通 |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 68 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.06 | mg | 普通 |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.12 | mg | 普通 |
ナイアシン | 5.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.29 | mg | 多い |
ビオチン | 7.4 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: なめたけ/試料: 栽培品/廃棄部位: 柄の基部(いしづき)/(柄の基部を除いた市販品の場合: 0 %)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。