このページでは、果物のやまももを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
やまもものカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはやまももの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 47 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 11.3 | g | |
└糖質 | 10.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「やまもも 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、やまももがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
やまももはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
やまももとは?どんな食材?
「やまもも」とは、日本の果物の一つであり、山桃(やまもも)とも呼ばれています。その名の通り、山地に自生する果実です。やまももは、見た目が小さくて赤く、形は桃に似ていますが、桃よりも小さく、表面には細かい毛が生えています。
やまももの特徴1:甘酸っぱい味わい
やまももは、甘酸っぱい味わいが特徴です。果肉は柔らかく、ジューシーでありながらも、独特の酸味があります。そのため、生食する際には、甘さと酸味のバランスが楽しめます。また、煮物やジャムにすることで、酸味が和らぎ、より甘みが引き立つこともあります。
やまももの特徴2:栄養価の高さ
やまももには、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。ビタミンCは、抗酸化作用があり、免疫力の向上や美肌効果に役立ちます。また、食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防にも効果的です。さらに、カリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧の上昇を防ぐ効果があります。
やまももの特徴3:季節限定の贅沢な味わい
やまももは、季節限定の果物であり、夏から秋にかけて収穫されます。そのため、短い期間しか味わえない貴重な果物となっています。季節の変化と共に、やまももの味わいも変化し、より一層贅沢な食べ物として楽しむことができます。この季節限定の特徴も、やまももの魅力の一つです。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はやまももがダイエットにどう役立つか説明します!
やまももはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
「やまもも」は可食部100gあたり47kcalと低カロリーです。カロリーが低いため、ダイエット中の方やカロリーコントロールを心掛けている方にとっては、食事に取り入れやすい果物です。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果がある
「やまもも」には可食部100gあたり10.2gの糖質が含まれています。糖質が低いため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。血糖値の急激な上昇を防ぐことで、糖尿病予防や血糖値のコントロールに役立ちます。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する効果がある
「やまもも」には可食部100gあたり1.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を改善する効果があり、便秘の予防や腸内の善玉菌の増加に寄与します。食物繊維が豊富な「やまもも」を摂取することで、健康的な腸内環境を保つことができます。
おすすめ:やまもものダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
やまももに含まれる無機質の栄養を解説!
「やまもも」の特徴
「やまもも」は、以下のような特徴を持っています。
1. 低いナトリウム含有量
「やまもも」は、可食部100gあたりにわずか4 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは塩分の主成分であり、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを高めることが知られています。そのため、「やまもも」は低塩食や健康志向の方に適した食材と言えます。
2. 普通のカリウム含有量
「やまもも」には、可食部100gあたりに120 mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な働きをサポートする重要なミネラルです。「やまもも」のカリウム含有量は普通の範囲にありますので、バランスの取れた食事を心がける上で適切な量と言えます。
3. 低いカルシウム含有量
「やまもも」には、可食部100gあたりにわずか4 mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、不足すると骨粗しょう症のリスクが高まります。しかし、「やまもも」のカルシウム含有量は低いため、カルシウムを摂取する上では他の食材との組み合わせが必要です。
以上、「やまもも」は低いナトリウム含有量や普通のカリウム含有量、低いカルシウム含有量という特徴を持っていることがわかります。これらの特徴を踏まえて、バランスの取れた食事に取り入れることが大切です。
やまももに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「やまもも」に含まれるビタミンAは、レチノールとα-カロテンは無く、β-カロテンとβ-クリプトキサンチンが多く含まれています。また、β-カロテン当量とレチノール活性当量は普通の量です。
2. ビタミンEの特徴
「やまもも」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが普通の量含まれていますが、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
3. その他のビタミンの特徴
「やまもも」には、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が普通の量含まれています。一方で、ビタミンB2とナイアシンは低い量であることに注意が必要です。また、ビタミンCは多く含まれています。
なお、「やまもも」にはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸、ビオチンは含まれていません。
最後に、やまももの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「やまもも」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 47 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 11.3 | g | |
└糖質 | 10.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「やまもも」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 87.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「やまもも」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 120 | mg | 普通 |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 5 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.22 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 18 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 19 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.21 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
試料: 栽培品/廃棄部位: 種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。