このページではいちごのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
いちごのカロリーは31kcal(100gあたり)!これってどうなの?
いちごの可食部100gあたりのカロリーは、31kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1372位です。これは多い順にすると上位86%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでいちごのカロリーを評価すると、118件中112位です。これは上位から94%に位置するカロリーで、評価は同じく「かなり低い」となります。
カロリー | 31Kcal |
全体での評価 | 1372位 / 1592件中(上位86%…かなり低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 112位 / 118件中(上位94%…かなり低い) |
いちごはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜいちごのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
いちごのカロリーが低い理由
いちごは、果物の中でもカロリーがかなり低いと評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質が低い
いちごの可食部100gあたりの糖質は6.6gです。糖質はエネルギー源となるため、糖質が多い食品はカロリーも高くなります。しかし、いちごは糖質が低いため、カロリーも抑えられています。
食物繊維が普通
いちごには食物繊維が1.4g含まれています。食物繊維は消化を助け、満腹感を与える働きがあります。そのため、食物繊維が多い食品はカロリーが低くなりがちです。いちごの食物繊維は普通ですが、それでもカロリーを抑える一因となっています。
タンパク質と脂質が低い
いちごの可食部100gあたりのタンパク質は0.9g、脂質は0.1gです。タンパク質や脂質はエネルギー源となるため、多く含まれる食品はカロリーも高くなります。しかし、いちごはタンパク質と脂質が低いため、カロリーも抑えられています。
以上の理由から、いちごは果物の中でもカロリーがかなり低いと評価されています。食事制限中やダイエット中の方にもおすすめの果物です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「いちご」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.6g | 4 | 26.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.4g | 2 | 2.8kcal |
たんぱく質 | 0.9g | 4 | 3.6kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「いちご」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、26.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
いちごは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
いちごは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、いちごは美味しさと栄養価の高さで人気のある食材です。しかし、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、糖質量が気になるポイントですよね。
いちごの糖質量は6.6g
いちごの糖質量は、100gあたり約6.6gと言われています。果物の中では、比較的糖質量が低い部類に入ります。そのため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、選びやすい果物の一つと言えるでしょう。
いちごは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、いちごは低糖質ダイエットに使える果物とは言い難いです。なぜなら、いちごの糖質量は他の果物と比べてもやや高めであり、糖質を完全にカットすることは難しいからです。
糖質量は控えめ
ただし、いちごの糖質量は他の果物に比べて控えめです。そのため、低糖質ダイエットを行っている方でも、適度な量を摂取することで、バランスの取れた食事を楽しむことができるでしょう。
まとめ
いちごは、低糖質ダイエットに使える果物ではありますが、他の果物に比べるとやや糖質量が高めです。そのため、完全に糖質をカットしたい方にとっては、あまり適していないかもしれません。しかし、いちごの糖質量は控えめであり、適度な量を摂取することで、バランスの取れた食事を楽しむことができます。低糖質ダイエットを行っている方でも、いちごを楽しむことができるので、ぜひ取り入れてみてください。
いちごは、低脂質ダイエットに使える!?
いちごは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも特に人気のある「いちご」は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として知られています。その理由をご紹介します。
いちごの低脂質な特徴
いちごは、100gあたりの脂質量がわずか0.1gと非常に低いです。一般的な果物と比べても、その低脂質さは際立っています。この低脂質な特徴から、いちごはダイエット中の方にとって理想的な食材と言えるでしょう。
いちごの栄養価
いちごには、低脂質だけでなく、さまざまな栄養素が含まれています。例えば、ビタミンCや食物繊維、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、美肌効果や免疫力アップにも役立つとされています。また、いちごには低カロリーであることも特徴の一つです。100gあたりのカロリーは約32kcalとなっており、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
いちごのダイエット効果
いちごには、低脂質であるだけでなく、食物繊維やポリフェノールが含まれています。これらの成分は、食事の満腹感を促進し、脂肪の吸収を抑える効果があります。また、ビタミンCも脂肪の代謝を促進するため、いちごを摂取することで脂肪燃焼効果を高めることができます。さらに、いちごには血糖値を安定させる効果もありますので、ダイエット中の血糖値の上昇を抑えることができます。
いちごの食べ方
いちごは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理にも活用することができます。例えば、サラダやスムージー、ケーキのトッピングなどに利用することができます。また、いちごの甘酸っぱい味わいは、デザートとしても人気があります。ただし、いちごを加熱しすぎると栄養素が失われるため、できるだけ生のままで食べることがおすすめです。
まとめ
いちごは、低脂質でありながら栄養価も高い食材です。ダイエット中の方にとっては、満腹感を得ながらカロリーを抑えることができるため、特に効果的です。また、美肌効果や免疫力アップにも役立つため、健康的なダイエットを目指す方にもおすすめです。いちごを上手に活用して、理想の体型と健康を手に入れましょう。
最後に、いちごの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「いちご」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 31 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 8.5 | g | |
└糖質 | 6.6 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「いちご」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 2 | % | 特になし |
水分 | 90.0 | g | 多い |
有機酸 | 0.8 | g | 多い |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「いちご」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 170 | mg | 普通 |
カルシウム | 17 | mg | 普通 |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 31 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.20 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 9 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 17 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 18 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.33 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.8 | μg | 普通 |
ビタミンC | 62 | mg | 多い |
別名: オランダイチゴ/廃棄部位: へた及び果梗
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。