このページではさんぼうかんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
さんぼうかんのカロリーは47kcal(100gあたり)!これってどうなの?
さんぼうかんの可食部100gあたりのカロリーは、47kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1274位です。これは多い順にすると上位80%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでさんぼうかんのカロリーを評価すると、118件中79位です。これは上位から66%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 47Kcal |
全体での評価 | 1274位 / 1592件中(上位80%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 79位 / 118件中(上位66%…やや低い) |
さんぼうかんはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜさんぼうかんのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
なぜさんぼうかんのカロリーは低いのか?
「さんぼうかん」という果物のカロリーは、可食部100gあたり47kcalと評価されています。他の食材と比較して「低い」とされる理由について、以下の栄養データを参照しながら解説します。
カロリー
「さんぼうかん」のカロリーは100gあたり47kcalと非常に低いです。これは、果物の中でも低カロリーな部類に入るため、ダイエットや健康管理に適しています。
糖質
「さんぼうかん」の糖質は100gあたり10.3gです。これも他の食材と比較して低い数値です。糖質の摂り過ぎは血糖値の上昇を引き起こす可能性がありますが、さんぼうかんはその心配が少ないと言えます。
食物繊維
「さんぼうかん」の食物繊維は100gあたり0.9gです。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な栄養素ですが、さんぼうかんの食物繊維は普通の量とされています。
タンパク質
「さんぼうかん」のタンパク質は100gあたり0.7gとかなり低いです。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素ですが、さんぼうかんはそれほど多く含まれていません。
脂質
「さんぼうかん」の脂質は100gあたり0.3gと低いです。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎるとカロリーが高くなります。さんぼうかんは低脂質なので、カロリーを気にする方に適しています。
以上の栄養データから、「さんぼうかん」はカロリーや糖質、脂質、タンパク質などが他の食材と比較して低いため、ダイエットや健康管理に適していると言えます。食事のバランスを考える上で、さんぼうかんを取り入れることでカロリー摂取を抑えることができます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「さんぼうかん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 10.3g | 4 | 41.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.9g | 2 | 1.8kcal |
たんぱく質 | 0.7g | 4 | 2.8kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「さんぼうかん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、41.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
さんぼうかんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
さんぼうかんは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、さんぼうかんは糖質量が10.3gと比較的低いです。しかし、さんぼうかんは低糖質ダイエットにどちらかと言えば不向きな果物です。その理由について考えてみましょう。
糖質量は控えめ
まず、さんぼうかんの糖質量は控えめです。10.3gという数値は、他の果物と比べると低い方です。糖質を制限したい方にとっては、さんぼうかんは選択肢の一つとなりえます。
しかし、低糖質ダイエットには不向き
一方で、さんぼうかんは低糖質ダイエットには不向きな果物です。その理由は以下の通りです。
高い飽腹感を得ることが難しい
さんぼうかんは、糖質が比較的少ないため、食べてもあまり満腹感を得ることができません。低糖質ダイエットでは、糖質を制限することで食事のカロリーを抑えることが目的ですが、さんぼうかんを摂取しても満足感を得ることが難しいため、ついつい他の高糖質な食べ物に手を伸ばしてしまうことがあります。
糖質以外の栄養素も考慮する必要がある
低糖質ダイエットでは、糖質だけでなく、他の栄養素もバランスよく摂取することが重要です。さんぼうかんは糖質が少ない分、他の栄養素も比較的少ない傾向にあります。例えば、ビタミンやミネラルなどの栄養素を摂取するためには、他の果物や野菜を選ぶ方が良いでしょう。
まとめ
さんぼうかんは、糖質量が10.3gと比較的低い果物ですが、低糖質ダイエットには不向きな一面もあります。飽腹感を得ることが難しく、他の栄養素も考慮する必要があるため、糖質制限を目指す方には他の果物や野菜を選ぶことをおすすめします。ただし、さんぼうかんを適量で楽しむことで、バランスの取れた食事を実現することも可能です。
さんぼうかんは、低脂質ダイエットに使える!?
さんぼうかんは、低脂質ダイエットに使える?
果物にはさまざまな栄養素が含まれており、健康的な食生活には欠かせないものです。その中でも、低脂質ダイエットを目指している方におすすめなのが「さんぼうかん」です。さんぼうかんは、果物の中でも低脂質でありながら、栄養価が高いことが特徴です。
低脂質でダイエットに効果的
さんぼうかんは、脂質の含有量が0.3gと非常に低いです。脂質はカロリーの主要な源であり、過剰な摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めることが知られています。そのため、低脂質な食材を選ぶことは、ダイエットや健康管理において重要なポイントとなります。
栄養価が高い
さんぼうかんには、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力向上や美肌効果にも役立ちます。また、食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防や血糖値の上昇を抑える効果があります。カリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧の上昇を抑える働きがあります。
さまざまな食べ方ができる
さんぼうかんは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に活用することができます。果物サラダやスムージー、ゼリーなど、アレンジ次第でさまざまな食べ方が楽しめます。また、さんぼうかんは甘みがあり、食べやすいという特徴もあります。
まとめ
さんぼうかんは低脂質でありながら、栄養価も高い果物です。低脂質ダイエットを目指している方にとって、さんぼうかんは特に効果的な食材と言えます。ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養素をバランスよく摂取しながら、健康的な生活を送ることができます。さまざまな食べ方も楽しめるので、ぜひ日常の食事に取り入れてみてください。
最後に、さんぼうかんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「さんぼうかん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 47 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 10.9 | g | |
└糖質 | 10.3 | g | 低い |
└食物繊維 | 0.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「さんぼうかん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 55 | % | 特になし |
水分 | 87.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「さんぼうかん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 280 | mg | 普通 |
カルシウム | 23 | mg | 普通 |
マグネシウム | 11 | mg | 低い |
リン | 19 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.05 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 16 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 70 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 51 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.35 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 39 | mg | 多い |
別名:壺柑(つぼかん)、達磨柑(だるまかん)/廃棄部位: 果皮、じょうのう膜及び種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。