このページではぽんかんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ぽんかんのカロリーは42kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
ぽんかんの可食部100gあたりのカロリーは、42kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1304位です。これは多い順にすると上位81%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでぽんかんのカロリーを評価すると、118件中87位です。これは上位から73%に位置するカロリーで、評価は同じく「低い」となります。
カロリー | 42Kcal |
全体での評価 | 1304位 / 1592件中(上位81%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 87位 / 118件中(上位73%…低い) |
ぽんかんはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜぽんかんのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
ぽんかんのカロリーは低い理由
ぽんかんは、果物の中でもカロリーが低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
カロリーが低い
ぽんかんのカロリーは可食部100gあたり42kcalと非常に低いです。これは他の食材と比較しても低い値と言えます。
糖質が低い
ぽんかんに含まれる糖質は9.3gです。糖質が低いため、血糖値の急上昇を抑える効果があります。そのため、ダイエットや血糖値管理をしている人にとっても適した果物と言えます。
食物繊維が普通
ぽんかんには食物繊維が1g含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。ぽんかんに含まれる食物繊維は普通の量ですが、他の果物と比較しても十分な量と言えます。
タンパク質が低い
ぽんかんに含まれるタンパク質は0.9gです。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素ですが、ぽんかんにはそれほど多く含まれていません。そのため、タンパク質を摂取したい場合には他の食材と組み合わせる必要があります。
脂質が低い
ぽんかんに含まれる脂質は0.1gです。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、ぽんかんにはほとんど含まれていません。そのため、脂質を制限したい人やダイエット中の人にとっても適した果物と言えます。
以上のように、ぽんかんはカロリーが低く、糖質・タンパク質・脂質も低い特徴があります。そのため、ダイエットや健康管理において積極的に取り入れることができる果物と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ぽんかん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 9.3g | 4 | 37.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.0g | 2 | 2kcal |
たんぱく質 | 0.9g | 4 | 3.6kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ぽんかん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、37.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ぽんかんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
ぽんかんは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、ぽんかんは糖質量が9.3gと比較的控えめです。しかし、ぽんかんを低糖質ダイエットに使うことはどちらかと言えば不向きです。
ぽんかんの糖質量は控えめ
ぽんかんは、果物の中でも糖質量が比較的控えめです。一般的なぽんかんの糖質量は9.3gとされています。低糖質ダイエットを行っている方にとって、糖質量が少ない果物は魅力的な選択肢となることでしょう。
ぽんかんは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、ぽんかんは低糖質ダイエットに使うにはあまり適していないと言えます。なぜなら、ぽんかんには糖質以外にもカロリーや糖分が含まれているからです。低糖質ダイエットでは、糖質量だけでなく、総カロリーや糖分の摂取量も考慮する必要があります。
ぽんかんを適度に楽しむことが大切
ぽんかんは、ビタミンCや食物繊維などの栄養素も豊富に含まれています。そのため、ぽんかんを適度に楽しむことは健康的な食生活において重要です。ただし、低糖質ダイエットを行っている場合は、摂取する量や他の食材との組み合わせに注意が必要です。
まとめ
ぽんかんは果物の中でも糖質量が控えめであり、低糖質ダイエットには一定の選択肢となり得ます。しかし、糖質量以外の要素も考慮すると、ぽんかんは低糖質ダイエットにどちらかと言えば不向きです。適度な摂取と他の食材とのバランスを考えながら、ぽんかんを楽しむことが大切です。
ぽんかんは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
ぽんかんは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、ぽんかんは低脂質な特徴を持っています。その脂質量はわずか0.1gと非常に低いため、低脂質ダイエットに特に効果的な果物と言えます。
ぽんかんの脂質量はわずか0.1g
ぽんかんは、その小さなサイズからは想像できないほどに栄養価が高い果物です。特に注目すべきは、その低脂質な特徴です。ぽんかん1個に含まれる脂質量はわずか0.1gであり、他の果物と比較しても圧倒的に低い数値と言えます。
ぽんかんは低脂質ダイエットに特に効果的
低脂質ダイエットを実践している方にとって、ぽんかんは非常に有用な果物と言えます。脂質量が非常に少ないため、カロリー摂取を抑えながら栄養を摂ることができます。また、ぽんかんには食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境の改善や便秘解消にも効果的です。
ぽんかんの栄養価
ぽんかんには、脂質以外にもさまざまな栄養素が含まれています。ビタミンCやビタミンA、カルシウム、カリウムなどが豊富に含まれており、免疫力の向上や骨の健康維持にも役立ちます。さらに、ぽんかんには抗酸化作用があり、美肌効果や老化防止にも効果的です。
ぽんかんの食べ方のポイント
ぽんかんを食べる際のポイントは、皮ごと食べることです。ぽんかんの皮には、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。また、ぽんかんの皮には特有の香りもあり、食欲を刺激する効果も期待できます。ただし、農薬や化学物質が気になる方は、よく洗ってから食べることをおすすめします。
まとめ
ぽんかんは、低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。脂質量がわずか0.1gと非常に低いため、カロリー摂取を抑えながら栄養を摂ることができます。また、ぽんかんには食物繊維やさまざまな栄養素が含まれており、健康維持や美肌効果にも役立ちます。ぽんかんを食べる際は、皮ごと食べることでさらなる栄養摂取が可能です。ぽんかんを取り入れて、健康的な生活を送りましょう。
最後に、ぽんかんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ぽんかん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 42 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 9.9 | g | |
└糖質 | 9.3 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.0 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「ぽんかん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 88.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ぽんかん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 16 | mg | 普通 |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 16 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.09 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン | 110 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1000 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 620 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 52 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 40 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮、じょうのう膜及び種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。