このページでは桃のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
桃のカロリーは38kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:dancyu
桃の可食部100gあたりのカロリーは、38kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1329位です。これは多い順にすると上位83%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルので桃のカロリーを評価すると、118件中99位です。これは上位から83%に位置するカロリーで、評価は同じく「低い」となります。
カロリー | 38Kcal |
全体での評価 | 1329位 / 1592件中(上位83%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 99位 / 118件中(上位83%…低い) |
桃はカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ桃のカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:キリン
なぜ桃のカロリーは低いのか?
桃は果物の中でもカロリーが低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
カロリーが低い
桃の可食部100gあたりのカロリーは38kcalです。この数値は他の食材と比較して低いと言えます。カロリーが低いため、ダイエット中の方やカロリーコントロールを心がけている方にとって、桃は良い選択肢となります。
糖質が低い
桃の可食部100gあたりの糖質は8.4gです。糖質も他の食材と比較して低い値となっています。糖質制限をしている方にとっても、桃は積極的に取り入れられる果物です。
食物繊維が普通
桃の可食部100gあたりの食物繊維は1.3gです。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な栄養素ですが、桃の食物繊維量は他の食材と比較すると普通と言えます。
タンパク質がかなり低い
桃の可食部100gあたりのタンパク質は0.6gです。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素ですが、桃にはあまり含まれていません。そのため、タンパク質を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要です。
脂質が低い
桃の可食部100gあたりの脂質は0.1gです。脂質も他の食材と比較して低い値となっています。脂質を控えたい方や、健康を意識している方にとっても、桃は良い選択肢となります。
以上の栄養データを踏まえると、桃のカロリーが低い理由は、糖質や脂質、タンパク質の含有量が少ないことにあります。そのため、ダイエットや健康に気を使っている方にとって、桃はおすすめの果物と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「桃」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 8.4g | 4 | 33.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.3g | 2 | 2.6kcal |
たんぱく質 | 0.6g | 4 | 2.4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「桃」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、33.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
桃は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ソラレピ
桃は、低糖質ダイエットに使える?
果物の中で、桃は糖質量が8.4gとなっています。低糖質ダイエットを考えている方にとって、桃はどのような果物なのでしょうか?
桃は低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ
桃は、低糖質ダイエットにはあまり向いていないと言われています。なぜなら、桃には糖分が多く含まれており、ダイエット中に糖質を制限する必要がある場合には、摂取を控えた方が良いからです。
しかし、桃の糖質量は控えめです。一般的な果物の中では、糖質量が比較的低い方に分類されます。そのため、低糖質ダイエットを実践している方でも、適度に摂取することで楽しむことができる果物と言えます。
桃の栄養価と効果
桃には、ビタミンCやビタミンA、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、ビタミンAは視力の維持に役立ちます。また、カリウムは体内の水分バランスを調整する働きがあります。
さらに、桃には食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や改善にも役立ちます。
適度な摂取がポイント
桃は、低糖質ダイエットにおいては適度な摂取がポイントです。摂りすぎると糖分の摂取量が増えてしまうため、注意が必要です。
また、桃を食べる際には、他の糖質を含む食品との組み合わせにも気を付けることが大切です。例えば、甘いデザートや炭水化物の摂取量が多い食事と一緒に摂ると、糖質の摂取量が増えてしまいます。
低糖質ダイエットを実践している方は、桃を摂取する際には食事のバランスを考えながら、適度な量を摂るようにしましょう。
まとめ
桃は低糖質ダイエットにはあまり向いていない果物ですが、糖質量は控えめです。ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も含まれており、適度な摂取で楽しむことができます。低糖質ダイエットを実践している方は、桃を摂取する際には適切な量と食事のバランスに気を付けることが重要です。
桃は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
桃は、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも特に人気のある桃は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として知られています。桃は、その美味しさだけでなく、栄養価の高さでも注目されています。特に、低脂質ダイエット中の方にとっては、桃は理想的な食材と言えるでしょう。
桃の低脂質な魅力
桃は、その甘さの中にも低脂質な特徴を持っています。100gの桃に含まれる脂質はわずか0.1gと非常に低く、ダイエット中の方にとっては嬉しい数字です。脂質は、エネルギー源として重要な役割を果たしていますが、摂りすぎるとカロリー過多になり、ダイエットの妨げになることもあります。その点、桃は低脂質なので、カロリーを抑えながら美味しく食べることができます。
桃の栄養価
桃には、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、ビタミンCやビタミンA、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。特にビタミンCは、免疫力を高める効果があり、美肌効果も期待できます。また、ビタミンAは視力の維持に役立ち、カリウムは体内の水分バランスを調整する働きがあります。さらに、食物繊維は腸内環境を整え、便秘の改善にも役立ちます。
桃の食べ方の工夫
桃を低脂質ダイエットに取り入れるためには、食べ方の工夫も大切です。まずは、新鮮な桃を選びましょう。桃は熟すと甘さが増すので、糖分を気にする方は少し未熟なものを選ぶと良いでしょう。また、皮をむいて食べることで、脂質をさらに抑えることができます。さらに、桃を他の食材と組み合わせることで、バラエティ豊かな食事を楽しむこともできます。例えば、サラダやスムージーに桃を加えると、さらに栄養価がアップします。
まとめ
桃は、低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。低脂質ながらも美味しさと栄養価を兼ね備えており、ダイエット中の方におすすめです。桃を上手に取り入れることで、カロリーを抑えながら健康的な食事を楽しむことができます。ぜひ、桃を活用して理想の身体を手に入れましょう。
最後に、桃の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「桃」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 10.2 | g | |
└糖質 | 8.4 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.3 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「桃」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 88.7 | g | 多い |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「桃」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 180 | mg | 普通 |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 18 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 9 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 5 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (1) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.13 | mg | 低い |
ビオチン | 0.3 | μg | 普通 |
ビタミンC | 8 | mg | 多い |
別名: 毛桃/試料: 白肉種/廃棄部位: 果皮及び核
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。