このページではなつめやしのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
なつめやしのカロリーは281kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キューピー3分クッキング
なつめやしの可食部100gあたりのカロリーは、281kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中380位です。これは多い順にすると上位23%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでなつめやしのカロリーを評価すると、118件中6位です。これは上位から5%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 281Kcal |
全体での評価 | 380位 / 1592件中(上位23%…高い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 6位 / 118件中(上位5%…高い) |
なつめやしはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜなつめやしのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:Nadia
なつめやしのカロリーが高い理由
なつめやしは、果物の中でもカロリーが高いとされています。その理由について考えてみましょう。
糖質が多い
なつめやしは、可食部100gあたりに65.4gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として体内で利用されますが、摂りすぎるとカロリーとして蓄積されてしまいます。なつめやしの糖質量が多いため、カロリーも高くなっているのです。
食物繊維が多い
なつめやしには、可食部100gあたりに7gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収されにくく、腸内環境を整えたり、便通を促進したりする効果があります。しかし、食物繊維は熱量をほとんど持っていないため、カロリーにはほとんど寄与しません。なつめやしの食物繊維が多いことが、カロリーの高さに直接的な影響を与えているわけではありません。
タンパク質と脂質が低い
なつめやしには、可食部100gあたりに2.2gのタンパク質と0.2gの脂質が含まれています。タンパク質や脂質は、エネルギー源としてのカロリーを提供する成分ですが、なつめやしにはこれらの成分が少ないため、カロリーも低くなっています。
以上のように、なつめやしのカロリーが高い理由は、糖質の多さが主な要因となっています。糖質はエネルギー源として体内で利用されるため、摂りすぎには注意が必要です。適量を守りながら、なつめやしを楽しむことが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「なつめやし」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 65.4g | 4 | 261.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 7.0g | 2 | 14kcal |
たんぱく質 | 2.2g | 4 | 8.8kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「なつめやし」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、261.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
なつめやしは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
なつめやしは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、なつめやしは糖質量が65.4gと非常に高いです。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、避けるべき果物と言えるでしょう。
なつめやしの糖質量は65.4g
なつめやしは、甘みがあり美味しい果物として知られていますが、その糖質量は非常に高いです。一般的な低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。そのため、なつめやしの糖質量が65.4gであることを考えると、低糖質ダイエットにおいては避けるべき果物と言えるでしょう。
なつめやしは、血糖値の上昇を招く
なつめやしには、糖質の一種である果糖が多く含まれています。果糖は、他の糖質と比べて血糖値の上昇が緩やかであると言われていますが、それでも糖質摂取量が多いと血糖値の上昇を招きます。低糖質ダイエットでは、血糖値の急激な上昇を避けることが重要です。そのため、なつめやしの高い糖質量は、低糖質ダイエットにおいては不向きな果物と言えるのです。
低糖質ダイエットに適した果物
低糖質ダイエットを実践する際には、なつめやしのような高糖質の果物を避けることが重要です。代わりに、糖質量の少ない果物を選ぶことがおすすめです。例えば、イチゴやブルーベリー、ラズベリーなどは糖質量が比較的低く、低糖質ダイエットに適しています。これらの果物を積極的に摂取することで、バランスの良い食事を実現することができるでしょう。
まとめ
なつめやしは、糖質量が65.4gと非常に高いため、低糖質ダイエットにおいては避けるべき果物です。血糖値の上昇を招く果糖も含まれており、低糖質ダイエットを実践する際には、なつめやしの代わりに糖質量の少ない果物を選ぶことが重要です。バランスの良い食事を心掛けながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
なつめやしは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Nadia
なつめやしは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、なつめやしは低脂質であることが知られています。実際に、なつめやしの脂質含有量はわずか0.2gと非常に低いです。このことから、なつめやしは低脂質ダイエットに特に効果的な果物と言えるでしょう。
なつめやしの低脂質効果
なつめやしには、脂質を抑える効果があります。脂質は、体内に摂取されるとエネルギー源として使われますが、摂り過ぎると体脂肪となって蓄積されてしまいます。そのため、脂質を制限することで、ダイエット効果が期待できるのです。
なつめやしの低脂質効果は、そのまま食べるだけでなく、加工品としても活用することができます。なつめやしをジュースやスムージーにしたり、サラダに加えたりすることで、さまざまな料理に取り入れることができます。
なつめやしの栄養価
なつめやしには、脂質以外にもさまざまな栄養素が含まれています。例えば、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容効果にも役立ちます。
また、なつめやしには、抗酸化作用があります。抗酸化作用は、体内の活性酸素を抑える効果があり、老化や病気の予防にも役立ちます。そのため、なつめやしを摂取することで、健康的な生活を送ることができます。
まとめ
なつめやしは、低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。低脂質ながらも、栄養価が高く、抗酸化作用もあるため、健康維持や美容効果にも期待ができます。なつめやしを上手に活用して、バランスの取れた食生活を送りましょう。
最後に、なつめやしの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「なつめやし」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 281 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 71.3 | g | |
└糖質 | 65.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 7.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.2 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「なつめやし」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 5 | % | 特になし |
水分 | 24.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「なつめやし」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 550 | mg | 多い |
カルシウム | 71 | mg | 多い |
マグネシウム | 60 | mg | 多い |
リン | 58 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.40 | mg | 多い |
マンガン | 0.38 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 160 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 160 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 13 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.94 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: デーツ/廃棄部位: へた及び核
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。