このページでは、果物のなつめやしを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
なつめやしのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはなつめやしの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 281 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 71.3 | g | |
└糖質 | 65.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 7.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.2 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「なつめやし 乾」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、なつめやしがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
なつめやしはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キューピー3分クッキング
なつめやしとは?どんな食材?
「なつめやし」とは、日本の伝統的な果物の一つです。日本では古くから親しまれており、その美味しさと栄養価の高さで知られています。
なつめやしの特徴
なつめやしは、小さな赤い実を持つ果物で、直径は約1センチほどです。果肉は柔らかく、甘酸っぱい味が特徴です。また、果皮は滑らかで光沢があり、見た目も美しいです。
なつめやしの栄養価
なつめやしには、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンCは免疫力を高める効果があり、美肌効果も期待できます。また、食物繊維は腸の働きを促進し、便秘の予防にも役立ちます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はなつめやしがダイエットにどう役立つか説明します!
なつめやしはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Nadia
1. 糖質の供給源としての役割
「なつめやし」は糖質が多く含まれており、可食部100gあたりの糖質は65.4gもあります。糖質は私たちの体にとって重要なエネルギー源であり、特に脳や筋肉の活動に必要です。適切な量の糖質を摂取することで、日常生活や運動などの活動に必要なエネルギーを効率的に供給することができます。そのため、「なつめやし」は健康的な食事において、糖質の供給源として役立つ食材と言えます。
2. 食物繊維の摂取を促す役割
「なつめやし」には食物繊維が7g含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な役割を果たします。適切な量の食物繊維を摂取することで、便通の改善や腸内の善玉菌の増加などが期待できます。また、食物繊維は食事の満腹感を高める効果もありますので、ダイエットや体重管理にも役立ちます。そのため、「なつめやし」は食物繊維の摂取を促すために健康的な食事に取り入れることができる食材です。
3. 低脂質・低塩分の食材としての役割
「なつめやし」は脂質が0.2g、塩分が0gと非常に低い値を示しています。脂質や塩分の摂り過ぎは生活習慣病のリスクを高める要因となりますので、適切な量を摂取することが重要です。低脂質・低塩分の食材として、「なつめやし」は健康的な食事に取り入れることができます。特に、塩分の摂り過ぎは高血圧や心臓病のリスクを増加させるため、塩分制限が必要な方にとっては適した食材と言えます。
以上のように、「なつめやし」は糖質の供給源としての役割や食物繊維の摂取を促す役割、低脂質・低塩分の食材としての役割など、健康的な食事に役立つ特徴を持っています。適切な量を摂取することで、バランスの取れた食事を実現し、健康な体づくりに役立てましょう。
おすすめ:なつめやしのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
なつめやしに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Nadia
なつめやしの特徴
なつめやしの栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. カリウム、カルシウム、マグネシウムが多い
なつめやしは、カリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量が多い食材です。これらのミネラルは、体内の機能を正常に保つために必要な栄養素です。カリウムは血圧の調整や筋肉の収縮に関与し、カルシウムは骨や歯の形成に必要です。また、マグネシウムは神経や筋肉の働きをサポートし、エネルギーの生成にも関与しています。
2. 銅、マンガンが多い
なつめやしには、銅とマンガンも多く含まれています。銅は体内の酵素の働きを助け、骨や結合組織の形成にも関与しています。また、マンガンは酵素の活性化や抗酸化作用に重要な役割を果たします。これらのミネラルは、体内の健康を維持するために必要な栄養素です。
3. ナトリウムが無い
なつめやしには、ナトリウムが含まれていません。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂り過ぎると高血圧や心臓病のリスクが増加します。なつめやしはナトリウムの摂取を抑えたい方に適した食材と言えます。
以上のように、なつめやしはカリウム、カルシウム、マグネシウム、銅、マンガンが多く含まれ、ナトリウムが無い特徴があります。これらの栄養素のバランスを考慮しながら、なつめやしを食事に取り入れることで、健康な食生活をサポートすることができます。
なつめやしに含まれるビタミンを解説!
引用元:Nadia
ビタミンAの特徴
「なつめやし」に含まれるビタミンAには、以下の特徴があります。
1. レチノールやα-カロテンは含まれていません:「なつめやし」にはレチノールやα-カロテンは含まれていません。これらの成分はビタミンAの前駆体として知られており、体内でビタミンAに変換されますが、「なつめやし」には直接的には含まれていません。
2. β-カロテンが多く含まれています:「なつめやし」にはβ-カロテンが160 μg含まれており、ビタミンAの一部として働きます。β-カロテンは抗酸化作用があり、免疫力の向上や視力の維持に役立ちます。
3. レチノール活性当量は普通の量です:「なつめやし」に含まれるレチノール活性当量は13 μgで、普通の量と言えます。レチノール活性当量はビタミンAの吸収率を示す指標であり、適切な量を摂取することでビタミンAの効果を得ることができます。
ビタミンEの特徴
「なつめやし」に含まれるビタミンEには、以下の特徴があります。
1. α-トコフェロールが多く含まれています:「なつめやし」にはα-トコフェロールが1.4 mg含まれており、ビタミンEの主要な形態です。α-トコフェロールは抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスから守ります。
2. β-トコフェロールやγ-トコフェロールは含まれていません:「なつめやし」にはβ-トコフェロールやγ-トコフェロールは含まれていません。これらの成分は他の食品やサプリメントでよく見られますが、「なつめやし」には含まれていません。
その他のビタミン含有量
「なつめやし」にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が含まれています。これらのビタミンは普通の量で含まれており、バランスの取れた食事に貢献します。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はなつめやしの使用例としてレシピをご紹介します。
なつめやしを使ったレシピ5選!
#1 なつめやしのパウンドケーキ
バター、アーモンドプードル、グラニュー糖、はちみつ、薄力粉、ベーキングパウダー、なつめやし(デーツ)、オレンジピール、松の実、等
ドライフルーツの入ったのパウンドケーキのレシピ。なつめやしは、デーツと呼ばれるヤシ科のフルーツのこと。…
レシピを見る#3 デーツ入り♪イースターのパワーサラダ
オタフクデーツなつめやしの実、ゆで卵、サラダチキン、ベビーチーズ、水菜、ベビーリーフ、ミニトマト、アーモンド(ロースト)、マヨネーズ、等
…
レシピを見る#5 甘さ控えめ♪ デーツのパウンドケーキ
ナツメヤシ(デーツ)、くるみ[ロースト、無塩バター、砂糖、薄力粉、ベーキングパウダー
このレシピはデーツを使った甘さ控えめのパウンドケーキです。デーツの甘みを活かして砂糖を減らし、食べやすい仕上がりになっています。…
レシピを見る最後に、なつめやしの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「なつめやし」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 281 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 71.3 | g | |
└糖質 | 65.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 7.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.2 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「なつめやし」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 5 | % | 特になし |
水分 | 24.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「なつめやし」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 550 | mg | 多い |
カルシウム | 71 | mg | 多い |
マグネシウム | 60 | mg | 多い |
リン | 58 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.40 | mg | 多い |
マンガン | 0.38 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 160 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 160 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 13 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.94 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: デーツ/廃棄部位: へた及び核
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。