このページではナタデココのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ナタデココのカロリーは80kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
ナタデココの可食部100gあたりのカロリーは、80kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1071位です。これは多い順にすると上位67%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでナタデココのカロリーを評価すると、118件中27位です。これは上位から22%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 80Kcal |
全体での評価 | 1071位 / 1592件中(上位67%…やや低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 27位 / 118件中(上位22%…高い) |
ナタデココはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜナタデココのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:Eレシピ
なぜナタデココのカロリーはやや低いのか?
ナタデココは、果物の一種でありながら、可食部100gあたりのカロリーは80kcalとやや低いと評価されています。この理由について、以下の栄養データを参照し、解説します。
糖質と食物繊維のバランス
ナタデココは、可食部100gあたりの糖質が19.7gと普通の範囲にあります。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎるとカロリーの増加につながります。一方、食物繊維は消化吸収がゆっくりと行われるため、満腹感を与える効果があります。ナタデココは食物繊維が0.5g含まれており、バランスの良い糖質と食物繊維の組み合わせによって、カロリーを抑えることができているのです。
タンパク質と脂質の含有量
ナタデココは、タンパク質と脂質がほとんど含まれていません。タンパク質は筋肉や細胞の修復に必要な栄養素であり、脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取するとカロリーの増加につながります。ナタデココはこれらの栄養素がほとんど含まれていないため、カロリーがやや低いと評価されているのです。
まとめ
ナタデココのカロリーがやや低い理由は、糖質と食物繊維のバランスが良く、タンパク質と脂質の含有量が少ないことにあります。これによって、カロリーを抑えながらも栄養価を十分に摂取することができます。ナタデココはヘルシーな食材として、ダイエットや健康に気を使う方におすすめです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ナタデココ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 19.7g | 4 | 78.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.5g | 2 | 1kcal |
たんぱく質 | 0g | 4 | 0kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ナタデココ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、78.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ナタデココは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Eレシピ
ナタデココは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、特に糖質量が低いとされる「ナタデココ」。しかし、実際には糖質量が19.7gと高めであり、低糖質ダイエットには不向きな食材と言えます。
ナタデココの糖質量は19.7g
一般的な果物の糖質量は、10g以下とされています。しかし、ナタデココはその2倍以上の糖質量を含んでいます。糖質制限を行っている方や低糖質ダイエットを実践している方にとっては、この高い糖質量は避けたいものです。
ナタデココは砂糖で作られる
ナタデココは、ココナッツウォーターに特殊な菌を加えて発酵させたものです。しかし、この発酵の過程で砂糖が必要となります。そのため、ナタデココ自体にも砂糖が含まれているのです。砂糖は糖質の主要な源であり、ダイエット中には制限したい成分です。
ナタデココの利点は他にある
ただし、ナタデココには低糖質ダイエットには不向きな要素があるとはいえ、他にも利点は存在します。例えば、食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境の改善に役立つことが挙げられます。また、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれており、栄養面でのメリットもあります。
まとめ
ナタデココは果物の中でも糖質量が高く、低糖質ダイエットには不向きな食材です。糖質制限を行っている方やダイエット中の方は、ナタデココの摂取には注意が必要です。ただし、食物繊維やミネラルなどの利点もあるため、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
ナタデココは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
ナタデココは、低脂質ダイエットに使える?
果物の一つである「ナタデココ」は、低脂質が0gという特徴を持っています。そのため、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として注目されています。
ナタデココの低脂質性
ナタデココは、ココナッツの実から作られる食品であり、その特徴的な食感と爽やかな味わいが人気です。しかし、その美味しさとは裏腹に、低脂質であることが大きな魅力となっています。
一般的な果物やスイーツには、砂糖や脂肪が多く含まれていますが、ナタデココにはそれらがほとんど含まれていません。そのため、摂取することで脂肪の摂取量を抑えることができます。
低脂質ダイエットに効果的な理由
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで体重を減らす方法です。脂肪は高カロリーであり、摂り過ぎると体重が増加してしまいます。そのため、脂肪を制限することでカロリー摂取量を減らし、体重をコントロールすることができます。
ナタデココは低脂質でありながらも、食物繊維や水分を豊富に含んでいます。食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える効果があります。また、水分は満腹感を与えるため、食事量を抑えることができます。これらの要素が組み合わさることで、低脂質ダイエットをサポートしてくれるのです。
ナタデココの摂取方法
ナタデココは、そのまま食べるだけでなく、サラダやスムージー、デザートなどにも活用することができます。また、ナタデココ自体はあまり味がないため、他の食材との相性も良く、様々な料理に取り入れることができます。
ただし、ナタデココはあくまで低脂質であるという点に注意が必要です。ダイエット効果を得るためには、バランスの取れた食事や適度な運動との組み合わせが重要です。単体での摂取だけでは効果を実感しにくいかもしれませんので、継続的な取り組みが必要です。
まとめ
ナタデココは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。その低脂質性と食物繊維、水分の豊富さにより、脂肪の摂取量を抑えるだけでなく、満腹感も得られるため、ダイエットをサポートしてくれます。しかし、単体での摂取だけでは効果を実感しにくいため、バランスの取れた食事や適度な運動との組み合わせが重要です。ナタデココを上手に活用しながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、ナタデココの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ナタデココ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 80 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 20.2 | g | |
└糖質 | 19.7 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.5 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | Tr | g | 無し |
「ナタデココ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 79.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | Tr | g | 無し |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ナタデココ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 0 | mg | 無し |
カルシウム | 1 | mg | 低い |
マグネシウム | 1 | mg | 低い |
リン | Tr | mg | 無し |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
シラップ漬(甘味料、酸味料含む)/液汁を除いたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。