このページではメロンのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
メロンのカロリーは40kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ソラレピ
メロンの可食部100gあたりのカロリーは、40kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1316位です。これは多い順にすると上位82%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでメロンのカロリーを評価すると、118件中95位です。これは上位から80%に位置するカロリーで、評価は同じく「低い」となります。
カロリー | 40Kcal |
全体での評価 | 1316位 / 1592件中(上位82%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 95位 / 118件中(上位80%…低い) |
メロンはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜメロンのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
メロンのカロリーは低い理由
メロンのカロリーは、可食部100gあたり40kcalと非常に低いです。この低いカロリーは、以下の栄養データから理解することができます。
糖質が低い
メロンは、可食部100gあたり10.3gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源となる栄養素ですが、メロンの糖質量は他の食材と比較して低いです。このため、メロンを摂取してもカロリーの摂取量が抑えられることになります。
食物繊維が普通
メロンに含まれる食物繊維は、可食部100gあたり0.5gです。食物繊維は消化吸収が進まず、腸内で水分を吸収して膨張するため、満腹感を与える効果があります。メロンの食物繊維量は普通とされていますが、他の果物と比較しても低カロリーであることがわかります。
タンパク質と脂質が低い
メロンには、可食部100gあたり1.1gのタンパク質と0.1gの脂質が含まれています。タンパク質は筋肉や細胞の修復に必要な栄養素ですが、メロンのタンパク質量は他の食材と比較して低いです。同様に、脂質もエネルギー源となる栄養素ですが、メロンの脂質量も他の食材と比較して非常に低いです。これらの低いタンパク質と脂質量が、メロンの低カロリーの要因となっています。
以上の栄養データからわかるように、メロンのカロリーが低いのは、糖質、食物繊維、タンパク質、脂質の量が他の食材と比較して低いためです。これにより、メロンはダイエットやカロリー制限中の方にもおすすめの果物と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「メロン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 10.3g | 4 | 41.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.5g | 2 | 1kcal |
たんぱく質 | 1.1g | 4 | 4.4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「メロン」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、41.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
メロンは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:YouTube
メロンは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも特に人気のあるメロンは、甘さと爽やかな香りが特徴です。しかし、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、糖質量が気になるポイントです。では、メロンは低糖質ダイエットに使える果物なのでしょうか?
メロンの糖質量は10.3g
メロンの糖質量は、100gあたり約10.3gとされています。一般的に、糖質制限を行っている人は、1日の糖質摂取量を20〜50g程度に抑えることが推奨されています。そのため、メロンの糖質量は控えめと言えるでしょう。
メロンは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、メロンは低糖質ダイエットにおいて、どちらかというと不向きな果物とされています。なぜなら、メロンは水分が多く、食べ応えがあるため、少量では満足感を得にくいからです。
糖質量を抑えたい場合の工夫
もし、メロンを低糖質ダイエットに取り入れたい場合は、以下のような工夫が必要です。
1. 食べる量を控える:メロンは甘さが特徴の果物ですが、食べ過ぎると糖質摂取量が増えてしまいます。少量で味わいつつ、満足感を得ることが重要です。
2. 他の低糖質食材と一緒に摂る:メロンを他の低糖質食材と一緒に摂ることで、糖質のバランスを調整することができます。例えば、プロテインやナッツ類を一緒に摂ると良いでしょう。
3. タイミングを考える:低糖質ダイエットでは、糖質摂取量をコントロールすることが重要です。メロンを摂るタイミングを食事の中で工夫し、他の糖質を抑えるようにしましょう。
まとめ
メロンは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな果物ですが、糖質量は控えめです。食べる量を控えたり、他の低糖質食材と一緒に摂るなどの工夫をすることで、メロンを楽しむことは可能です。ただし、糖質制限を厳密に行っている人にとっては、他の果物を選ぶ方が良いかもしれません。自分のダイエット目標に合わせて、適切な食事選びを心がけましょう。
メロンは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
メロンは低脂質ダイエットに特に効果的
メロンは、果物の中でも低脂質な食品の一つです。低脂質ダイエットを実践している方にとって、メロンは特に効果的な食材と言えるでしょう。
メロンの脂質量は0.1g
メロンの脂質量はわずか0.1gと非常に低いです。これは、ダイエット中でも安心して摂取できることを意味します。脂質は、体にエネルギーを供給するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると体重の増加につながることもあります。その点、メロンは低脂質であるため、ダイエット中でも積極的に取り入れることができます。
メロンに含まれる栄養素
メロンには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、ビタミンCやビタミンA、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容に役立つものです。特にビタミンCは、免疫力の向上や美肌効果が期待できます。また、食物繊維は腸内環境を整える効果があり、ダイエットにも良い影響を与えます。
メロンの食べ方のポイント
メロンを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、食べ方のポイントを押さえることが重要です。まず、メロンは生で食べることが一般的ですが、冷やして食べるとよりおいしく感じることができます。また、食べる量にも注意が必要です。メロンは水分が多く含まれているため、満腹感を得るためには比較的多めの量を摂ることができますが、カロリーにも注意が必要です。適度な量を摂りながら、バランスの良い食事を心掛けましょう。
まとめ
メロンは低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。脂質量がわずか0.1gと低く、さまざまな栄養素も含まれています。ビタミンCや食物繊維などの栄養素は、健康や美容にも良い影響を与えます。ただし、食べ方や摂取量には注意が必要です。適度な量を摂りながら、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。メロンを上手に取り入れて、健康的な低脂質ダイエットを実践しましょう。
最後に、メロンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「メロン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 40 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 10.3 | g | |
└糖質 | 10.3 | g | 低い |
└食物繊維 | 0.5 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「メロン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 87.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「メロン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 7 | mg | 普通 |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 21 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 32 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 33 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.19 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.9 | μg | 普通 |
ビタミンC | 18 | mg | 多い |
試料: アールス系(緑肉種)/廃棄部位: 果皮及び種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。