このページではマルメロのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
マルメロのカロリーは48kcal(100gあたり)!これってどうなの?
マルメロの可食部100gあたりのカロリーは、48kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1270位です。これは多い順にすると上位79%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでマルメロのカロリーを評価すると、118件中73位です。これは上位から61%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 48Kcal |
全体での評価 | 1270位 / 1592件中(上位79%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 73位 / 118件中(上位61%…やや低い) |
マルメロはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜマルメロのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
マルメロのカロリーは低い理由
マルメロは、果物の中でもカロリーが低いと評価されています。その理由は以下の栄養データによって説明されます。
カロリーが低い
マルメロのカロリーは可食部100gあたり48kcalと非常に低いです。この値は他の食材と比較しても低いと言えます。そのため、ダイエットやカロリーコントロールをしている人にとって、マルメロは適した果物と言えます。
糖質が低い
マルメロには可食部100gあたり10gの糖質が含まれています。この値も他の食材と比較して低いです。糖質の摂取を控えたい人にとって、マルメロは適した果物と言えます。
食物繊維が多い
マルメロには可食部100gあたり5.1gの食物繊維が含まれています。この値は他の食材と比較して多いと言えます。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を抑える効果があります。そのため、マルメロは消化器系の健康に良い果物と言えます。
タンパク質がかなり低い
マルメロには可食部100gあたり0.3gのタンパク質が含まれています。この値は他の食材と比較してかなり低いです。タンパク質は体の成長や修復に必要な栄養素ですが、マルメロにはそれほど多く含まれていません。
脂質が低い
マルメロには可食部100gあたり0.1gの脂質が含まれています。この値も他の食材と比較して低いです。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、過剰摂取は健康に悪影響を与えることがあります。マルメロは低脂肪な果物であるため、健康的な食生活を送りたい人にとって適した選択肢と言えます。
以上の栄養データからわかるように、マルメロはカロリーや糖質、脂質が低く、食物繊維が多い果物です。そのため、ダイエットや健康管理において適した果物と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「マルメロ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 10.0g | 4 | 40kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 5.1g | 2 | 10.2kcal |
たんぱく質 | 0.3g | 4 | 1.2kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「マルメロ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、40kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
マルメロは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
マルメロは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、マルメロはあまり知られていないかもしれませんが、糖質量が10gと比較的控えめな果物です。しかし、低糖質ダイエットにおいては、マルメロはどちらかというと不向きな果物と言えます。
マルメロの糖質量は控えめ
マルメロは、果物の中でも糖質量が比較的控えめです。一般的な果物と比べると、糖質摂取量を抑えることができます。そのため、糖質制限を行っている方にとっては、マルメロは魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。
低糖質ダイエットには不向きな果物
しかし、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、マルメロはあまり適していない果物です。なぜなら、マルメロには食物繊維が豊富に含まれており、その食物繊維が消化されると糖質に変わるからです。
低糖質ダイエットでは、糖質を極力摂取しないことが求められます。そのため、食物繊維の多いマルメロは、糖質摂取を制限する上で少し注意が必要です。
まとめ
マルメロは、果物の中でも糖質量が控えめな果物ですが、低糖質ダイエットにおいてはあまり適していないと言えます。糖質制限を行っている方は、他の果物を選ぶことをおすすめします。
糖質制限をする際には、マルメロのような果物の糖質量や食物繊維の含有量を考慮し、バランスの取れた食事を心がけましょう。健康的なダイエットを実践するためには、栄養バランスの良い食事が大切です。
マルメロは、低脂質ダイエットに使える!?
マルメロは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、低脂質なものはダイエットに効果的とされています。その中でも、特に注目されるのが「マルメロ」です。マルメロは、低脂質であることから、ダイエットに取り入れることで効果的な結果が期待できます。
マルメロの低脂質効果
マルメロは、果物の中でも脂質が非常に少ないです。実際に、100g当たりの脂質含有量はわずか0.1gとなっています。この低脂質な特徴は、ダイエットをしている人にとって非常に魅力的です。
マルメロのダイエット効果
マルメロは、低脂質であることから、カロリー摂取を抑えることができます。脂質は高カロリーであり、摂りすぎると体重の増加につながりますが、マルメロを摂取することでそのリスクを軽減することができます。
また、マルメロには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は消化を助け、便秘の予防や腸内環境の改善に役立ちます。ダイエット中には、便秘が起きやすくなることもありますが、マルメロの摂取によってその心配も解消できます。
マルメロのダイエット方法
マルメロをダイエットに取り入れる方法はさまざまです。まずは、生のマルメロをそのまま食べることができます。また、マルメロをジュースにして摂取することもできます。ただし、ジュースにする場合には、砂糖や蜂蜜を加えずに飲むことがポイントです。
さらに、マルメロをサラダやスムージーに加えることもおすすめです。そのまま食べる場合よりも食べ応えがあり、満腹感を得ることができます。
まとめ
マルメロは、低脂質であることから、低脂質ダイエットに特に効果的です。脂質やカロリーを抑えることで、体重の増加を防ぐことができます。また、食物繊維も豊富に含まれており、便秘の予防や腸内環境の改善にも役立ちます。さまざまな食べ方で楽しむことができるので、ダイエット中の方はぜひマルメロを取り入れてみてください。
最後に、マルメロの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「マルメロ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 48 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 15.1 | g | |
└糖質 | 10.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 5.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「マルメロ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 84.2 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「マルメロ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 14 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 26 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 51 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 51 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.25 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 18 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮及び果しん
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。