このページでは、果物のマルメロを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
マルメロのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはマルメロの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 48 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 15.1 | g | |
└糖質 | 10.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 5.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「マルメロ 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、マルメロがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
マルメロはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
マルメロとは?どんな食材?
マルメロとは、果物の一種であり、日本ではあまり馴染みのない食材です。今回は、マルメロの特徴を3つに絞ってご説明いたします。
1. 外見
マルメロは、見た目がりんごに似ていますが、やや大きめで形は丸くなっています。果皮は滑らかで、色は黄色や緑色をしています。また、果肉は硬く、食べることはできません。そのため、生で食べることはほとんどありません。
2. 香り
マルメロは、独特の香りを持っています。甘くフルーティーな香りが広がりますが、少し芳香剤のような香りも感じられるかもしれません。この香りは、ジャムやマルメロの加工品にする際にも活用されています。
3. 用途
マルメロは、生で食べることは難しいですが、加工品としてさまざまな用途があります。特によく知られているのは、マルメロジャムです。マルメロの果肉を煮詰めて作られるジャムは、甘みと香りが特徴で、パンやクラッカーに塗って楽しむことができます。また、マルメロを使ったお菓子やゼリーも人気があります。
以上、マルメロの特徴について3つご紹介いたしました。マルメロは見た目や香りが特徴的で、加工品として楽しむことができます。ぜひ、一度味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はマルメロがダイエットにどう役立つか説明します!
マルメロはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットや体重管理に適しています
マルメロは可食部100gあたり48kcalと、低カロリーな果物です。カロリー摂取を制限したい方や体重を管理したい方にとって、マルメロは優れた選択肢となります。食事のカロリーを抑えつつ、満腹感を得ることができます。
2. 糖質が低く、血糖値の上昇を抑える助けとなります
マルメロの糖質は可食部100gあたり10gで、低糖質です。糖質の摂取を制限したい方や糖尿病の方にとって、マルメロは血糖値の上昇を抑える助けとなります。血糖値の急激な上昇を防ぐことで、健康な血糖値の維持に役立ちます。
3. 食物繊維が豊富で、腸内環境の改善や便通促進に効果的です
マルメロには可食部100gあたり5.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境の改善や便通促進に効果的であり、健康な消化をサポートします。マルメロの摂取によって、腸内環境を整えることができます。
以上のように、マルメロは低カロリーでありながら、糖質が低く食物繊維が豊富なため、健康的な食事に役立ちます。ダイエットや体重管理、血糖値の管理、腸内環境の改善など、様々な健康目標に対して有益な果物です。積極的に摂取することで、健康な生活をサポートすることができます。
おすすめ:マルメロのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
マルメロに含まれる無機質の栄養を解説!
マルメロの特徴
マルメロは果物の一種であり、以下の栄養データからその特徴を3つに絞ることができます。
低いナトリウム含有量
マルメロは可食部100gあたりに1mgのナトリウムを含んでいます。この量は非常に低く、健康に配慮した食事に適しています。ナトリウムの摂取量が過剰になると高血圧や心臓病のリスクが高まるため、マルメロはこれらの病気の予防に役立つ果物と言えます。
普通のカリウム含有量
マルメロには可食部100gあたりに160mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、筋肉の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。マルメロのカリウム含有量は普通とされており、バランスの良い食事に取り入れることで健康な体を維持することができます。
低い鉄含有量
マルメロには可食部100gあたりに0.1mgの鉄が含まれています。鉄は体内で赤血球の形成や酸素の運搬に関与する重要な栄養素ですが、マルメロに含まれる鉄の量は低いとされています。そのため、鉄を豊富に含む他の食材との組み合わせや、鉄の吸収を促進する食材との摂取が必要です。
マルメロに含まれるビタミンを解説!
マルメロのビタミンの特徴
ビタミンAの特徴
- マルメロに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは無く、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどが多く含まれています。
- マルメロは、β-カロテン当量やレチノール活性当量も多く含まれています。
- ビタミンAは、マルメロにおいては普通の量が含まれています。
ビタミンEの特徴
- マルメロに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが多く含まれています。
- 一方で、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
- マルメロのビタミンEの含有量は、他の果物に比べると多いです。
その他のビタミンの特徴
- マルメロにはビタミンB1やビタミンB2、ナイアシンなどのB群ビタミンは低い量しか含まれていません。
- ビタミンB6やパントテン酸は普通の量が含まれています。
- マルメロにはビタミンCが多く含まれています。
最後に、マルメロの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「マルメロ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 48 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 15.1 | g | |
└糖質 | 10.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 5.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「マルメロ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 84.2 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「マルメロ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 14 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 26 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 51 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 51 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.25 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 18 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮及び果しん
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。