このページではマンゴーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
マンゴーのカロリーは68kcal(100gあたり)!これってどうなの?
マンゴーの可食部100gあたりのカロリーは、68kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1151位です。これは多い順にすると上位72%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでマンゴーのカロリーを評価すると、118件中38位です。これは上位から32%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 68Kcal |
全体での評価 | 1151位 / 1592件中(上位72%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 38位 / 118件中(上位32%…平均的) |
マンゴーはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜマンゴーのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
なぜマンゴーのカロリーは低いのか?
マンゴーは、可食部100gあたり68kcalというカロリーが「低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に考察してみましょう。
糖質の量は普通です
マンゴーの可食部100gあたりの糖質は15.7gと、他の食材と比較して「普通」と評価されています。糖質はエネルギー源となるため、一般的な果物と同じくらいの糖分が含まれていると言えます。
食物繊維の量も普通です
マンゴーには食物繊維も含まれており、可食部100gあたり1.3gという量が「普通」と評価されています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、消化をサポートする役割を果たしています。
タンパク質はかなり低い
マンゴーのタンパク質は可食部100gあたり0.6gという量で、「かなり低い」と評価されています。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素ですが、マンゴーには少量しか含まれていないため、他の食材と比較すると低いと言えます。
脂質は低い
マンゴーの脂質は可食部100gあたり0.1gという量で、「低い」と評価されています。脂質はエネルギー源となるだけでなく、体内のビタミンの吸収を助ける役割もありますが、マンゴーにはほとんど含まれていないため、カロリーが低いと言えます。
以上の栄養データから、マンゴーのカロリーが低い理由がわかりました。マンゴーは糖質や脂質の量が少なく、タンパク質の含有量も少ないため、カロリーが抑えられています。また、食物繊維も含まれており、消化をサポートする効果も期待できます。これらの特徴から、ダイエットや健康志向の方にもおすすめの果物と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「マンゴー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 15.7g | 4 | 62.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.3g | 2 | 2.6kcal |
たんぱく質 | 0.6g | 4 | 2.4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「マンゴー」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、62.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
マンゴーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー
マンゴーは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも特に人気のある「マンゴー」は、その甘さと美しい色合いから多くの人々に愛されています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、マンゴーは避けるべき果物とされています。その理由を見ていきましょう。
糖質量が15.7gで高い
まず、マンゴーが低糖質ダイエットに不向きな理由として挙げられるのが、その糖質量の高さです。マンゴー100gあたりの糖質量は約15.7gもあります。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが一般的ですが、この糖質量は制限を超えてしまう可能性が高いのです。
果糖の含有量が多い
さらに、マンゴーには果糖という糖質が多く含まれています。果糖は、ブドウ糖と比べて甘さが強く、血糖値の上昇を促す作用があります。低糖質ダイエットでは、血糖値の急激な上昇を避けることが重要ですので、果糖の含有量が多いマンゴーは避けるべきです。
食べ過ぎのリスクがある
また、マンゴーはその甘さから食べ過ぎてしまうリスクがあります。低糖質ダイエットでは、食べ物の量を制限することが一般的ですが、甘い果物の中でも特にマンゴーは食べ過ぎやすい傾向があります。そのため、適量を守ることが難しくなり、糖質摂取量が増えてしまう可能性が高いのです。
まとめ
以上の理由から、マンゴーは低糖質ダイエットには不向きな果物と言えます。糖質量の高さや果糖の含有量、食べ過ぎのリスクなどがありますので、低糖質ダイエットを実践している方は、マンゴーの摂取には注意が必要です。代わりに、糖質量の少ない果物や野菜を選ぶことをおすすめします。
マンゴーは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
マンゴーは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、マンゴーは美味しさと栄養価の高さで人気があります。しかし、ダイエット中の方にとっては、果物の中でも脂質が気になる存在かもしれません。そこで、マンゴーの脂質含有量について調べてみました。
マンゴーの脂質含有量は0.1g
実は、マンゴーの脂質含有量は非常に低いのです。100gあたりの脂質量はわずか0.1gです。これは、低脂質ダイエットを実践している方にとっては朗報と言えるでしょう。
マンゴーの低脂質がダイエットに効果的な理由
なぜマンゴーの低脂質がダイエットに効果的なのでしょうか?まず、低脂質の食材は、カロリー摂取を抑えることができます。脂質は高カロリーなため、脂質を摂りすぎると体重が増えてしまう可能性がありますが、マンゴーは低脂質なので、カロリーを気にせずに摂取することができます。
また、マンゴーには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は消化を促進し、便秘の改善にも効果的です。ダイエット中は、便通の良い状態をキープすることが重要ですので、マンゴーの食物繊維は大きな助けとなるでしょう。
マンゴーをダイエット中に取り入れる方法
マンゴーをダイエット中に取り入れる方法としては、生のまま食べるのがおすすめです。マンゴーは甘みがあり、食べ応えもあるため、間食やデザートとして満足感を得ることができます。ただし、摂取量には注意が必要です。果物は糖分も含まれているため、適量を守るようにしましょう。
まとめ
マンゴーは低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。脂質含有量がわずか0.1gと非常に低いため、カロリー摂取を抑えることができます。また、食物繊維も豊富に含まれており、便通改善にも役立ちます。ダイエット中でもマンゴーを楽しむことで、満足感を得ながら健康的な食生活を送ることができるでしょう。
最後に、マンゴーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「マンゴー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 68 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.9 | g | |
└糖質 | 15.7 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.3 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「マンゴー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 82.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「マンゴー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 170 | mg | 普通 |
カルシウム | 15 | mg | 普通 |
マグネシウム | 12 | mg | 普通 |
リン | 12 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.10 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 610 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 9 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 610 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 51 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.8 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.06 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.22 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.8 | μg | 普通 |
ビタミンC | 20 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮及び種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。