このページでは、果物のきんかんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
きんかんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはきんかんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 67 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 17.5 | g | |
└糖質 | 13.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 4.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「(かんきつ類) きんかん 全果 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、きんかんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
きんかんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:NHKきょうの料理
きんかんとは?どんな食材?
「きんかん」とは、柑橘類の一種であり、主に秋から冬にかけて収穫される果物です。日本では広く栽培され、その甘酸っぱい味と独特の香りで人気があります。
きんかんの特徴
きんかんは、直径が約3〜5センチメートル程度の小さな果実で、外見はオレンジ色をしています。果皮はやや厚く、表面には粒状の突起があります。果肉は柔らかく、多汁でありながら種がほとんどないため、食べやすい特徴があります。
きんかんの味と香り
きんかんの味は、甘さと酸味が程よく調和した爽やかな味わいです。酸味が強すぎず、甘さも控えめなため、幅広い年齢層に人気があります。また、きんかん特有の香りは、柑橘系のフレッシュな香りであり、食欲をそそる効果もあります。
きんかんの栄養価
きんかんには、ビタミンCやカロテン、食物繊維などが豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、カロテンは抗酸化作用があります。また、食物繊維は腸の働きを促進し、便秘の予防にも役立ちます。
きんかんの食べ方
きんかんは、そのまま手で剥いて食べることが一般的です。果皮をむくと、甘酸っぱい果肉が現れます。また、ジュースやジャム、ケーキなどに加工することもできます。さっぱりとした味わいなので、デザートやおやつとして楽しむことができます。
まとめ
きんかんは、秋から冬にかけて収穫される柑橘類の果物であり、甘酸っぱい味と独特の香りが特徴です。ビタミンCやカロテン、食物繊維などの栄養素も含まれており、健康にも良い果物です。そのまま食べるほか、加工して様々な料理に活用することができます。ぜひ、きんかんの美味しさを楽しんでみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はきんかんがダイエットにどう役立つか説明します!
きんかんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
1. 低カロリーな食材としての役割
「きんかん」は可食部100gあたり67kcalという低カロリーな食材です。カロリーが低いため、ダイエット中やカロリーコントロールを意識している人にとって、満腹感を得ながら摂取することができる優れた食材と言えます。また、低カロリーな食材を選ぶことは、肥満や生活習慣病の予防にも役立ちます。
2. 食物繊維が豊富な食材としての役割
「きんかん」は可食部100gあたり4.6gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸の働きを活発にし、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖質の吸収を抑える効果もあります。そのため、糖尿病や高血糖の予防にも役立つ食材と言えます。
3. 脂質や塩分が低い食材としての役割
「きんかん」は可食部100gあたり0.7gの脂質と0gの塩分を含んでいます。脂質や塩分の摂り過ぎは、生活習慣病のリスクを高める要因となりますが、きんかんはその心配が少ない食材です。特に塩分は、高血圧や腎臓病のリスクを増加させることが知られていますので、塩分制限を必要とする人にとっては適した食材と言えます。
以上のように、きんかんは低カロリーでありながら、食物繊維が豊富で脂質や塩分が低いという特徴を持っています。これらの特性から、ダイエットや糖尿病予防、生活習慣病の予防など、健康的な食事に役立つ食材として積極的に取り入れることがおすすめです。
おすすめ:きんかんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
きんかんに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
きんかんの特徴
きんかんは、以下の3つの特徴があります。
1. カルシウムが多い
きんかんは、可食部100gあたりに80 mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に重要な栄養素であり、きんかんを摂取することでカルシウムの補給ができます。
2. ナトリウムが低い
きんかんには、可食部100gあたりに2 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは高血圧や心臓病のリスクを高めることが知られていますが、きんかんはナトリウムの含有量が低いため、健康な食生活をサポートすることができます。
3. 亜鉛や銅が低い
きんかんには、可食部100gあたりに亜鉛が0.1 mg、銅が0.03 mg含まれています。亜鉛や銅は体内で様々な代謝反応に関与していますが、きんかんにはこれらの栄養素が少ないため、他の食材と組み合わせて摂取することが推奨されます。
きんかんに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
ビタミンA
「きんかん」に含まれるビタミンAの特徴は以下の通りです。
1. レチノールとα-カロテンは含まれていませんが、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量が多く含まれています。
2. レチノール活性当量は普通の量です。
ビタミンE
「きんかん」に含まれるビタミンEの特徴は以下の通りです。
1. α-トコフェロールが多く含まれていますが、β-トコフェロールやγ-トコフェロールは含まれていません。
2. δ-トコフェロールも含まれていません。
その他のビタミン
「きんかん」に含まれるその他のビタミンの特徴は以下の通りです。
1. ビタミンB1は多く含まれています。
2. ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸は普通の量です。
3. ビタミンCも多く含まれています。
なお、「きんかん」にはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸、ビオチンは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はきんかんの使用例としてレシピをご紹介します。
きんかんを使ったレシピ20選!
#1 きんかんのコンポート
きんかん、レモン、砂糖
このレシピは、簡単ながら美味しいデザート「きんかんのコンポート」の作り方です。きんかんを横半分に切り、レモンを輪切りにして果汁を搾り入れ、砂糖をまぶし、ラップをして電子レンジで加熱します。…
レシピを見る#2 金柑(きんかん)マーマレードのパウンドケーキ
バター、三温糖、薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー、きんかんマーマレード、ラム酒
きんかんマーマレードを使った、シンプルなパウンドケーキのレシピ。きんかんの甘い香りがたまらない、しっとりとした焼き上がりが格別の味わい。…
レシピを見る#3 金柑(きんかん)としょうがのピール
きんかん、しょうが、砂糖、グラニュー糖
このレシピは、金柑としょうがを使ったお菓子の作り方です。きんかんとしょうがを煮詰めたシロップをまぶして、風通しの良い場所で乾燥させます。…
レシピを見る#4 金柑(きんかん)マーマレードのババロア
きんかん、三温糖、みかん果汁、はちみつ、レモン汁、きんかんマーマレード、板ゼラチン、卵黄、牛乳、等
きんかんを使った、手づくりのママレードでつくるババロアのレシピ。ていねいにじっくり仕上げたママレードの香りがゆたかな洋菓子です。…
レシピを見る#5 黒豆ときんかんのラム酒あえ
きんかんの甘露煮、ラム酒
このレシピは、黒豆を甘酸っぱいきんかんと香り高いラム酒でアレンジした、大人の味わいの料理です。黒豆をシロップづけし、きんかんを加えてサッとあえ、なじませるのが作り方です。…
レシピを見る#6 大根ときんかんのサラダ
大根、きんかん、砂糖、だし、しょうゆ
このレシピは大根ときんかんを使ったサラダです。大根をせん切りにし、塩を振ってしんなりさせ、水けを絞ります。…
レシピを見る#7 きんかん香る ロータスヨーグルトサンド。
ロータスビスケット、ギリシャヨーグルト、きび砂糖又は砂糖、きんかんジャム、薄力粉
きんかんジャムとギリシャヨーグルトで作った生地をビスケットで挟んだ、爽やかなデザートのレシピ。ギリシャヨーグルトを使うことで、ヘルシーかつ水切り不要で作れるのがポイント。…
レシピを見る#8 爽やかな風味がたまらない! 冬の手仕事 きんかんジャム
きんかん、砂糖
きんかんを使った、本格的なジャムのレシピ。きんかんを一度ゆでこぼすことで、雑味なく苦味もやわらいだジャムに仕上がります。…
レシピを見る#9 風邪予防!喉の痛みに*切って漬けるだけ!きんかんの蜂蜜漬け
きんかん、蜂蜜
きんかんと蜂蜜で作る、風邪を引いた時にもピッタリな蜂蜜漬けのレシピ。きんかんには咳や喉の痛みを和らげる効果があります。…
レシピを見る#10 白菜ときんかんのサラダ
白菜、きんかん、キユーピーレモンドレッシング
青果売り場で見かけても、食べ方がわからず、なかなか食卓に上らないきんかん。実は生でそのまま食べられるんです。…
レシピを見る#11 里芋とれんこんの揚げものきんかんとしょうがの汁もの
里芋、れんこん、だし昆布、しょうゆ、せり、片栗粉、きんかん、だし汁、くず粉、等
煮付けた野菜を揚げたものと、きんかんを使った汁もののレシピ。淡口しょうゆで上品に煮た里芋とれんこんは揚げることでコクが加わり、より美味しくいただけます。…
レシピを見る#12 きんかんなます
かぶ、きんかん、砂糖、だし
箸休めにちょうどいい、かぶときんかんのなますのレシピ。かぶときんかんを使って、一般的ななますとは具材が違う新鮮な味わいです。…
レシピを見る#13 きんかんの蒸しケーキ
薄力粉、ドライイースト、グラニュー糖、ぬるま湯(人肌の温度)、きんかんの砂糖漬け(市販品。薄く輪切りにする)、ショートニング
ふんわり食感の生地に甘酸っぱいきんかんがたっぷり。発酵させた生地を蒸して作った中華風の蒸しケーキです。…
レシピを見る#15 きんかんの白ワインシロップ煮
きんかん、白ワイン、きび糖(または砂糖)、カルダモン
白ワインで煮る、きんかんのコンポートのレシピ。ワインの上品な風味に、カルダモンのスパイスを程よくきかせて。…
レシピを見る#16 きんかんのおかゆ鶏ささ身とにんじんのごま油あえ大豆と漬け菜の炒めもの
もち米、きんかん、鶏ささ身、にんじん、しょうが、塩こしょうごま油、野沢菜漬け、ゆで大豆、しょうが(小)、等
のどにやさしいおかゆや野菜をたっぷり使った中華レシピ。きんかんをもち米と煮込んだおかゆは甘酸っぱい味わいが特徴です。…
レシピを見る#17 きんかんソース
きんかん、赤唐辛子、三温糖、焼酎、シークワーサージュース(果汁)
きんかんを使った万能ソースのレシピ。爽やかな風味のきんかん、酸味のあるシークワーサージュースに、ピリ辛の唐辛子を加えることで味が締まります。…
レシピを見る#18 炒めなますきんかん釜柚子大根
れんこん、にんじん、生椎茸、しょうゆ、砂糖、炒り白ごま、きんかん、大根、イクラ、等
甘酸っぱくてさっぱりとしたレシピ3選。シャキシャキした食感と香ばしい風味がたまらない「炒めなます」。…
レシピを見る#19 ぶりと金柑の照り焼き
ブリ、金柑(甘露煮市販品)、金柑の甘露煮の蜜
ぶりとキンカンを照り焼きにしたおかずレシピ。ぶりはしっかりと下味をつけて、白ごはんと合う一品に仕上げましょう。…
レシピを見る#20 濃厚でやみつき♪ 金柑ブラウニー
ミルクチョコレート、有塩バター、砂糖、薄力粉、はちみつ金柑の煮汁、はちみつ
このレシピは、はちみつ金柑を使った濃厚なブラウニーの作り方です。ミルクチョコレートや薄力粉などの材料を混ぜて、はちみつ金柑の煮汁とはちみつを加えて生地を作ります。…
レシピを見る最後に、きんかんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「きんかん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 67 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 17.5 | g | |
└糖質 | 13.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 4.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「きんかん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 6 | % | 特になし |
水分 | 80.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「きんかん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 180 | mg | 普通 |
カルシウム | 80 | mg | 多い |
マグネシウム | 19 | mg | 普通 |
リン | 12 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.11 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 28 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 200 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 130 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 11 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.06 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.29 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 49 | mg | 多い |
廃棄部位: 種子及びへた
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。