このページではハスカップのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ハスカップのカロリーは55kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ぐるなびシェフごはん
ハスカップの可食部100gあたりのカロリーは、55kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1231位です。これは多い順にすると上位77%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでハスカップのカロリーを評価すると、118件中56位です。これは上位から47%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 55Kcal |
全体での評価 | 1231位 / 1592件中(上位77%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 56位 / 118件中(上位47%…平均的) |
ハスカップはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜハスカップのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
ハスカップのカロリーは低い理由
ハスカップは、可食部100gあたりのカロリーが55kcalと、他の食材と比較して「低い」と評価されています。その理由は、以下の栄養データによって説明できます。
糖質が低い
ハスカップは、可食部100gあたりの糖質が10.7gと「低い」です。糖質が少ないため、カロリーも抑えられています。糖質の摂取量が少ないことは、ダイエットや血糖値の管理にも役立つことがあります。
食物繊維が普通
ハスカップには、可食部100gあたりの食物繊維が2.1g含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便通を促進することが知られています。ハスカップの食物繊維量は「普通」ですが、他の栄養素とのバランスを考えると、カロリーの低さに寄与していると言えます。
タンパク質がかなり低い
ハスカップの可食部100gあたりのタンパク質は0.7gと「かなり低い」です。タンパク質は、筋肉や体の組織を作るために必要な栄養素ですが、ハスカップにはほとんど含まれていません。そのため、カロリーの低さにつながっています。
脂質が低い
ハスカップの脂質は、可食部100gあたり0.6gと「低い」です。脂質は高カロリーな栄養素であり、摂りすぎると体重の増加につながることがあります。ハスカップには脂質が少ないため、カロリーも抑えられています。
以上の栄養データから、ハスカップのカロリーが低い理由が明らかになりました。糖質やタンパク質、脂質が少なく、食物繊維が適度に含まれていることが、その要因として挙げられます。ハスカップは、低カロリーながらも栄養価の高い果物と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ハスカップ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 10.7g | 4 | 42.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.1g | 2 | 4.2kcal |
たんぱく質 | 0.7g | 4 | 2.8kcal |
脂質 | 0.6g | 9 | 5.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ハスカップ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、42.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ハスカップは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ハスカップは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、糖質量が比較的低いとされる「ハスカップ」について、その特徴やダイエットへの効果について考えてみましょう。
ハスカップの糖質量は10.7g
ハスカップは、果物の中でも糖質量が比較的控えめな部類に入ります。100gあたりの糖質量は10.7gとされており、一般的な果物と比較すると低い値と言えます。
ハスカップは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、ハスカップは低糖質ダイエットにおいては、どちらかというと不向きな果物と言えます。なぜなら、低糖質ダイエットでは糖質摂取を極力控えることが求められますが、ハスカップの糖質量はそれほど低くないからです。
ハスカップの特徴と栄養成分
ハスカップは、鮮やかな赤色をした実が特徴的な果物です。その味わいは、酸味と甘みが絶妙に調和したものであり、ジャムやスムージー、ケーキなどに利用されることもあります。
また、ハスカップにはビタミンCや食物繊維、ポリフェノールなどが含まれており、健康に良い影響を与える成分も含まれています。そのため、栄養面では優れている果物と言えます。
まとめ
ハスカップは、果物の中でも糖質量が比較的控えめな部類に入りますが、低糖質ダイエットにおいてはどちらかというと不向きな果物と言えます。ただし、ハスカップには栄養成分が豊富に含まれており、健康に良い影響を与えることができます。ダイエットを考える際には、バランスの取れた食事や適度な運動も重要ですので、ハスカップを含めた多様な食材を取り入れることが大切です。
ハスカップは、低脂質ダイエットに使える!?
ハスカップは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、特にハスカップが低脂質ダイエットに効果的であることがわかっています。ハスカップは、その特性から多くのダイエット愛好家に支持されており、健康的な食生活を送りたい人々にとって最適な選択肢となっています。
ハスカップの脂質量はわずか0.6g
ハスカップは、他の果物と比較しても非常に低脂質であることが特徴です。実際、ハスカップ100gあたりの脂質量はわずか0.6gと非常に少ないのです。この低脂質の特性が、ダイエットにおいてハスカップを特に効果的な果物として位置づけています。
ハスカップの低脂質がダイエットに効果的な理由
ハスカップの低脂質がダイエットに効果的な理由は、その栄養価にあります。低脂質である一方で、ハスカップは豊富なビタミンやミネラルを含んでいます。これにより、ダイエット中に必要な栄養素を摂取しながら、脂肪の摂取を抑えることができるのです。
ハスカップのダイエット効果を高める方法
ハスカップのダイエット効果を高めるためには、適切な食事と運動との組み合わせが重要です。ハスカップを食事の一部として摂取するだけでなく、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。また、適度な運動を取り入れることで、ハスカップのダイエット効果をさらに高めることができます。
まとめ
ハスカップは、低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。その低脂質の特性から、ダイエット愛好家にとって理想的な選択肢となっています。ハスカップを摂取することで、必要な栄養素を摂りながら脂肪の摂取を抑えることができます。適切な食事と運動との組み合わせを心掛けることで、ハスカップのダイエット効果をさらに高めることができます。ぜひ、ハスカップを取り入れて健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、ハスカップの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ハスカップ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 55 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 12.8 | g | |
└糖質 | 10.7 | g | 低い |
└食物繊維 | 2.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「ハスカップ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 85.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ハスカップ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 190 | mg | 普通 |
カルシウム | 38 | mg | 普通 |
マグネシウム | 11 | mg | 低い |
リン | 25 | mg | 低い |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 130 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 11 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.29 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 44 | mg | 多い |
別名: くろみのうぐいすかぐら/果実全体
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。