このページでは、果物のハスカップを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ハスカップのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはハスカップの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 55 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 12.8 | g | |
└糖質 | 10.7 | g | 低い |
└食物繊維 | 2.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「ハスカップ 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ハスカップがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ハスカップはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ぐるなびシェフごはん
ハスカップとは?どんな食材?
ハスカップは、北アメリカ原産の小さな実を持つ果物です。日本では北海道や東北地方で栽培されています。その特徴的な鮮やかな赤紫色の実が特徴で、見た目も美しいです。
ハスカップの味と香り
ハスカップは、酸味が強く爽やかな香りがあります。その酸味は、ブルーベリーやイチゴに似ていますが、少し甘さが控えめです。そのため、酸味が苦手な方でも食べやすい果物と言えます。
ハスカップの栄養価
ハスカップには、ビタミンCやポリフェノール、食物繊維などが豊富に含まれています。特にビタミンCは、免疫力を高める働きがあります。また、ポリフェノールは抗酸化作用があり、健康維持に役立ちます。さらに、食物繊維は腸の働きを促進し、便秘の予防にも効果的です。
以上、ハスカップの特徴や味、栄養価についてご説明しました。ハスカップは、美味しさと健康に良い効果を兼ね備えた素晴らしい食材です。ぜひ、お試しください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はハスカップがダイエットにどう役立つか説明します!
ハスカップはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
ハスカップは可食部100gあたりのカロリーが55kcalと非常に低いです。この低カロリーな特徴から、ハスカップはダイエット中の方やカロリーコントロールを意識している方にとって理想的な食材と言えます。ハスカップを食べることで、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができ、健康的な体重管理をサポートします。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える
ハスカップに含まれる糖質は10.7gと低いです。糖質の摂取量が多いと血糖値が急激に上昇し、インスリンの分泌が促されますが、ハスカップの糖質は低いため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。そのため、糖尿病や血糖値のコントロールを必要とする方にとっても適した果物と言えます。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を整える
ハスカップには2.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進するため、便秘の予防や改善に役立ちます。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑える助けにもなります。ハスカップを食べることで、健康的な腸内環境を維持し、消化器系の健康をサポートすることができます。
おすすめ:ハスカップのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ハスカップに含まれる無機質の栄養を解説!
ハスカップの特徴
ハスカップは、無機質栄養データを見ると以下のような特徴があります。
1. カリウムが普通量含まれています。
ハスカップにはカリウムが190 mg含まれており、普通量と言われています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、筋肉の収縮や神経伝達にも関与しています。ハスカップを摂取することで、カリウムの適切な摂取量を確保することができます。
2. マグネシウムが低い量含まれています。
ハスカップにはマグネシウムが11 mg含まれており、低い量と言われています。マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝にも関与しています。ハスカップを摂取することで、マグネシウムの不足を補うことができます。
3. 亜鉛が低い量含まれています。
ハスカップには亜鉛が0.1 mg含まれており、低い量と言われています。亜鉛は免疫力の維持や傷の治癒に重要な役割を果たしています。ハスカップを摂取することで、亜鉛の摂取量を増やすことができます。
ハスカップに含まれるビタミンを解説!
ビタミンA
ハスカップに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンは無く、しかしβ-カロテン当量が130μgと多く含まれています。また、レチノール活性当量は11μgで、普通の量です。
ビタミンE
ハスカップにはビタミンEが含まれており、α-トコフェロールが1.1mg、β-トコフェロールやγ-トコフェロールは無いです。特にα-トコフェロールの含有量が多いです。
その他のビタミン
ハスカップにはビタミンB1やビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が含まれていますが、それぞれの含有量は低いまたは普通です。一方で、ビタミンCの含有量は44mgと多いです。
なお、ハスカップにはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸、ビオチンは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はハスカップの使用例としてレシピをご紹介します。
ハスカップを使ったレシピ1選!
#1 ハスカップとチョコの米粉カップケーキ
米粉、強力粉、ベーキングパウダー、砂糖、絹ごし豆腐、ミルクチョコ(板チョコ)、ハスカップジャム、ホイップクリーム、カラフルチョコ、等
ハスカップジャムとチョコを米粉に混ぜ込んだカップケーキのレシピ。北海道特産のハスカップのジャムは、すっきりとした甘酸っぱさが特徴です。…
レシピを見る最後に、ハスカップの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ハスカップ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 55 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 12.8 | g | |
└糖質 | 10.7 | g | 低い |
└食物繊維 | 2.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「ハスカップ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 85.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ハスカップ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 190 | mg | 普通 |
カルシウム | 38 | mg | 普通 |
マグネシウム | 11 | mg | 低い |
リン | 25 | mg | 低い |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 130 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 11 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.29 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 44 | mg | 多い |
別名: くろみのうぐいすかぐら/果実全体
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。