このページでははっさくのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
はっさくのカロリーは47kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
はっさくの可食部100gあたりのカロリーは、47kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1275位です。これは多い順にすると上位80%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのではっさくのカロリーを評価すると、118件中77位です。これは上位から65%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 47Kcal |
全体での評価 | 1275位 / 1592件中(上位80%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 77位 / 118件中(上位65%…やや低い) |
はっさくはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜはっさくのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:ソラレピ
はっさくのカロリーは低い理由
はっさくは果物の中でもカロリーが低く、可食部100gあたり47kcalという数値が示しています。この低カロリーな特徴には、以下の栄養データが関与しています。
糖質が低い
はっさくに含まれる糖質は10.3gですが、この数値は他の食材と比較して低いと言えます。糖質が低いため、消費したエネルギーがすぐに蓄積されず、カロリーが抑えられているのです。
食物繊維が普通
はっさくには食物繊維が1.5g含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。そのため、はっさくの食物繊維が普通という評価も、カロリーが低い理由の一つと言えるでしょう。
タンパク質がかなり低い
はっさくに含まれるタンパク質は0.8gですが、この数値は他の食材と比較してかなり低いと言えます。タンパク質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、はっさくにはそれほど多く含まれていません。そのため、カロリーが低い要因の一つとなっているのです。
脂質が低い
はっさくに含まれる脂質は0.1gと非常に低いです。脂質は高カロリーな栄養素であり、摂り過ぎると体重増加の原因になります。はっさくの脂質が低いことは、カロリーが低い理由の一つとして挙げられます。
以上の栄養データからわかるように、はっさくのカロリーが低い理由は糖質、タンパク質、脂質の含有量が他の食材と比較して低いためです。これらの栄養データを考慮すると、はっさくはダイエットや健康に配慮した食材として選ばれることができるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「はっさく」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 10.3g | 4 | 41.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.5g | 2 | 3kcal |
たんぱく質 | 0.8g | 4 | 3.2kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「はっさく」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、41.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
はっさくは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー
はっさくは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、はっさくは糖質量が10.3gと比較的控えめです。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、はっさくはどちらかというと不向きな果物と言えます。
はっさくの糖質量
はっさくは、100gあたり10.3gの糖質が含まれています。一般的に、1日の糖質摂取量を制限している方々は、1日の糖質摂取量を15g以下に抑えることが推奨されています。そのため、はっさくを摂取すると、糖質摂取量がかなりの割合で使われてしまいます。
はっさくの特徴
はっさくは、酸味があり、爽やかな風味が特徴です。また、ビタミンCや食物繊維も多く含まれており、健康に良いとされています。しかし、糖質制限を目指す場合、はっさくの糖質量がやや高めであるため、注意が必要です。
低糖質ダイエットにおすすめの果物
低糖質ダイエットを実践している方におすすめの果物としては、イチゴやメロン、ブルーベリーなどがあります。これらの果物は、糖質量が比較的少なく、甘さも感じられるため、満足感を得ることができます。
まとめ
はっさくは、果物の中でも糖質量が控えめですが、低糖質ダイエットを実践している方にとっては適していないと言えます。糖質制限を目指す場合は、はっさくよりも糖質量が少ない果物を選ぶことがおすすめです。イチゴやメロン、ブルーベリーなどは、糖質量が少なく、甘さも感じられるため、満足感を得ることができます。低糖質ダイエットを成功させるためには、適切な果物の選択が重要です。
はっさくは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
はっさくは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、はっさくは低脂質ダイエットに特に効果的な果物として知られています。はっさくには、低脂質であることが特徴であり、その脂質含有量はわずか0.1gです。
はっさくの低脂質効果
はっさくには、低脂質ダイエットに効果的な理由があります。まず、はっさくに含まれる脂質量が非常に少ないため、摂取することでカロリー摂取を抑えることができます。脂質は高カロリーなため、低脂質の食材を選ぶことで、ダイエット効果が期待できます。
また、はっさくには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は消化吸収を遅らせる効果があり、満腹感を与えることができます。そのため、はっさくを食べることで満腹感を得ることができ、食事の量を抑えることができます。
はっさくの栄養価
はっさくには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。はっさくにはビタミンCが豊富に含まれており、免疫力を高める効果があります。また、カリウムや食物繊維も含まれており、健康維持に役立つ栄養素となっています。
はっさくの摂取方法
はっさくを低脂質ダイエットに取り入れる方法は様々です。まずはっさくをそのまま食べる方法があります。皮ごと食べることで食物繊維を摂取することができます。また、はっさくをジュースにすることもできます。ただし、ジュースにする場合は砂糖を加えずに飲むようにしましょう。
まとめ
はっさくは低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。低脂質であり、食物繊維や栄養素も豊富に含まれています。はっさくを食事に取り入れることで、カロリー摂取を抑えることができ、満腹感も得られます。是非、はっさくを活用して健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、はっさくの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「はっさく」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 47 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 11.5 | g | |
└糖質 | 10.3 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.5 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.8 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「はっさく」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 87.2 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「はっさく」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 180 | mg | 普通 |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 17 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 21 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 170 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 110 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 9 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.30 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 40 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮、じょうのう膜及び種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。