このページではグレープフルーツのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
グレープフルーツのカロリーは40kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キューピー
グレープフルーツの可食部100gあたりのカロリーは、40kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1317位です。これは多い順にすると上位82%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでグレープフルーツのカロリーを評価すると、118件中94位です。これは上位から79%に位置するカロリーで、評価は同じく「低い」となります。
カロリー | 40Kcal |
全体での評価 | 1317位 / 1592件中(上位82%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 94位 / 118件中(上位79%…低い) |
グレープフルーツはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜグレープフルーツのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:サントリー
グレープフルーツのカロリーは低い理由
グレープフルーツのカロリーは可食部100gあたり40kcalと、他の食材と比較して「低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データから見ていきましょう。
糖質が低い
グレープフルーツの糖質は可食部100gあたり8.1gと、他の果物と比較しても「低い」です。糖質はエネルギー源となるため、糖質が少ないとカロリーも低くなります。
食物繊維が普通
グレープフルーツに含まれる食物繊維は可食部100gあたり0.6gで、「普通」と言えます。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。そのため、食物繊維が豊富な食品はカロリーを抑えることができます。
タンパク質と脂質が低い
グレープフルーツのタンパク質は可食部100gあたり0.9g、脂質は0.1gと、どちらも「低い」です。タンパク質と脂質はエネルギー源となるため、その量が少ないほどカロリーも低くなります。
以上の理由から、グレープフルーツのカロリーは低いと言われています。ダイエットや健康を意識する方にとって、グレープフルーツはカロリーコントロールに役立つ果物と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「グレープフルーツ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 8.1g | 4 | 32.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.6g | 2 | 1.2kcal |
たんぱく質 | 0.9g | 4 | 3.6kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「グレープフルーツ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、32.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
グレープフルーツは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー
グレープフルーツは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、糖質量が比較的低いとされるグレープフルーツについて、その利点や注意点について考えてみましょう。
グレープフルーツの糖質量は8.1g
グレープフルーツは、糖質量が8.1gとされています。果物の中では、他の一部の果物に比べて糖質量が控えめな部類に入ります。そのため、低糖質ダイエットに取り入れる際には、一定のメリットがあると言えます。
グレープフルーツは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、グレープフルーツは低糖質ダイエットにおいて、どちらかというと不向きな果物とされています。なぜなら、グレープフルーツには糖質以外にも果糖やクエン酸が含まれており、これらが血糖値の上昇を促す可能性があるからです。
糖質量は控えめ
それでも、グレープフルーツの糖質量は控えめであるため、糖質制限を行っている方にとっては選択肢の一つとなるでしょう。ただし、摂取量には注意が必要です。過剰な摂取は逆に血糖値の上昇を招く可能性があるため、適量を守ることが重要です。
まとめ
グレープフルーツは低糖質ダイエットにおいては、どちらかというと不向きな果物とされますが、糖質量は他の果物に比べて控えめです。適量を守りながら摂取することで、糖質制限を行っている方にとっては一つの選択肢となるでしょう。しかし、個々の体質や体調に合わせて摂取量を調節することが大切です。
グレープフルーツは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キューピー
グレープフルーツは、低脂質ダイエットに特に効果的
果物の中でも、グレープフルーツは低脂質ダイエットに特に効果的な果物として知られています。その理由をご紹介します。
グレープフルーツの低脂質な特徴
まず、グレープフルーツが低脂質ダイエットに適している理由は、その低脂質な特徴にあります。グレープフルーツの脂質含有量は0.1gと非常に低く、他の果物と比べても脂質が少ないです。このため、グレープフルーツを食べることで脂質摂取量を抑えることができます。
グレープフルーツのダイエット効果
さらに、グレープフルーツにはダイエット効果があるとされています。グレープフルーツに含まれる成分には、脂肪燃焼を促進する効果があります。また、グレープフルーツには食物繊維も豊富に含まれており、満腹感を与えることができます。これにより、食事量を減らすことができ、ダイエットに役立ちます。
グレープフルーツの摂取方法
グレープフルーツを効果的に摂取するためには、以下のポイントに注意する必要があります。
- 朝食前に摂取する:グレープフルーツを朝食前に摂取することで、脂肪燃焼効果を最大限に引き出すことができます。
- 生のまま食べる:グレープフルーツを生のまま食べることで、栄養素を最大限に摂取することができます。
- 他の食材と組み合わせる:グレープフルーツを他の食材と組み合わせることで、バランスの良い食事を摂ることができます。
まとめ
グレープフルーツは低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。その低脂質な特徴とダイエット効果により、脂肪燃焼を促進し、満腹感を与えることができます。朝食前に生のまま摂取することで、最大限の効果を得ることができます。ぜひ、グレープフルーツを取り入れて健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、グレープフルーツの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「グレープフルーツ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 40 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 9.6 | g | |
└糖質 | 8.1 | g | 低い |
└食物繊維 | 0.6 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「グレープフルーツ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 30 | % | 特になし |
水分 | 89.0 | g | 多い |
有機酸 | 1.1 | g | 多い |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「グレープフルーツ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 15 | mg | 普通 |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 17 | mg | 低い |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 400 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 4 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 410 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 34 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.39 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.5 | μg | 普通 |
ビタミンC | 36 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮、じょうのう膜及び種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。