このページではドリアンのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ドリアンのカロリーは140kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ドリアンの可食部100gあたりのカロリーは、140kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中795位です。これは多い順にすると上位49%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでドリアンのカロリーを評価すると、118件中17位です。これは上位から14%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 140Kcal |
全体での評価 | 795位 / 1592件中(上位49%…平均的) |
「果物」ジャンル内での評価 | 17位 / 118件中(上位14%…高い) |
ドリアンはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜドリアンのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
なぜドリアンのカロリーは平均的なのか?
ドリアンは、果物の中でもカロリーが平均的と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照すると、その特徴が明らかになります。
カロリー
ドリアンの可食部100gあたりのカロリーは、140kcalです。この値は果物の中では平均的なカロリーとされています。つまり、他の果物と比較して、ドリアンはカロリーの面で特に高くも低くもないということです。
糖質
ドリアンの可食部100gあたりの糖質は、25.5gです。この値は一般的な範囲にあり、他の果物と比較しても普通と評価されます。
食物繊維
ドリアンの可食部100gあたりの食物繊維は、2.1gです。この値も他の果物と比較して普通とされます。食物繊維は消化吸収を遅らせる効果があり、満腹感を持続させるために重要な栄養素です。
タンパク質
ドリアンの可食部100gあたりのタンパク質は、2.3gです。この値は他の果物に比べて低いとされます。タンパク質は筋肉の構成要素として重要な栄養素であり、摂取量が不足すると筋肉の維持や修復が困難になる可能性があります。
脂質
ドリアンの可食部100gあたりの脂質は、3.3gです。この値も他の果物と比較して普通とされます。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、適度な摂取が必要です。
以上の栄養データから、ドリアンのカロリーは果物の中では平均的と評価されていることがわかります。糖質や食物繊維、脂質の含有量も他の果物と比較して普通であり、タンパク質だけがやや低いとされています。これらのバランスから、ドリアンは平均的なカロリーを持つ果物と言えるのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ドリアン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 25.5g | 4 | 102kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.1g | 2 | 4.2kcal |
たんぱく質 | 2.3g | 4 | 9.2kcal |
脂質 | 3.3g | 9 | 29.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ドリアン」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、102kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ドリアンは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ドリアンは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも特に独特な香りと味わいを持つ「ドリアン」は、多くの人々に愛されています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、ドリアンは避けるべき果物とされています。
ドリアンの糖質量は25.5g
ドリアンには、糖質が25.5g含まれています。この糖質量は果物の中ではかなり高い部類に入ります。低糖質ダイエットでは、一日の糖質摂取量を制限することが一般的ですが、この摂取量をドリアンだけで摂ってしまうことになってしまいます。
ドリアンは糖質制限に不向き
低糖質ダイエットでは、血糖値の急激な上昇を避けるために、糖質の摂取を抑えることが重要です。しかし、ドリアンに含まれる糖質は高く、その摂取量が制限されることは難しいでしょう。
また、ドリアンは果物の中でも比較的高いカロリーを持っています。低糖質ダイエットでは、糖質だけでなくカロリーも制限することが求められますので、ドリアンはその点でも不向きと言えます。
代わりに選ぶべき果物
低糖質ダイエットを実践する際には、ドリアンの代わりに糖質の少ない果物を選ぶことがおすすめです。例えば、イチゴやブルーベリー、キウイフルーツなどは糖質が比較的少なく、ダイエットに適しています。
果物は栄養価も高く、健康的な食生活に欠かせない存在です。しかし、低糖質ダイエットを実践する際には、糖質の摂取量には注意が必要です。ドリアンはその点で避けるべき果物と言えるので、代わりに糖質の少ない果物を選ぶようにしましょう。
ドリアンは、低脂質ダイエットに使える!?
ドリアンは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、特に独特な香りと味わいを持つ「ドリアン」は、低脂質ダイエットにどのような役割を果たすのでしょうか。
ドリアンの脂質量は控えめ
まず、ドリアンの脂質量についてですが、100gあたりの脂質は3.3gとなっています。これは果物の中ではやや高めの値ですが、一般的な食品と比較すると控えめな量と言えるでしょう。
ドリアンの栄養価
ドリアンには、脂質以外にもさまざまな栄養素が含まれています。例えば、炭水化物や食物繊維、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれており、健康維持に役立つ成分です。
ドリアンのカロリー
また、ドリアンのカロリーは100gあたり147kcalとなっています。これは果物の中ではやや高めの値ですが、適度な量で摂取すれば、ダイエット中でも問題ありません。
ドリアンの注意点
ただし、ドリアンには独特な香りがあり、食べる際には好みが分かれることもあります。また、果物の中でも消化に時間がかかるため、食べ過ぎには注意が必要です。
まとめ
ドリアンは低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。また、栄養価も高く、適度な量で摂取すれば健康維持に役立ちます。ただし、その独特な香りと消化に時間がかかる点には注意が必要です。
最後に、ドリアンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ドリアン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 140 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 27.1 | g | |
└糖質 | 25.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 2.3 | g | 低い |
脂質 | 3.3 | g | 普通 |
「ドリアン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 66.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ドリアン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 510 | mg | 多い |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 36 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.19 | mg | 多い |
マンガン | 0.31 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 10 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 36 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 36 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.33 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.25 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.22 | mg | 普通 |
ビオチン | 5.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 31 | mg | 多い |
試料: 果皮を除いた冷凍品/廃棄部位: 種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。