このページではチェリモヤのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
チェリモヤのカロリーは82kcal(100gあたり)!これってどうなの?
チェリモヤの可食部100gあたりのカロリーは、82kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1054位です。これは多い順にすると上位66%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでチェリモヤのカロリーを評価すると、118件中23位です。これは上位から19%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 82Kcal |
全体での評価 | 1054位 / 1592件中(上位66%…やや低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 23位 / 118件中(上位19%…高い) |
チェリモヤはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜチェリモヤのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
チェリモヤのカロリーがやや低い理由
チェリモヤは、可食部100gあたり82kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。このやや低いカロリーの理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質が普通であること
チェリモヤは、可食部100gあたり18.2gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源となる栄養素であり、体内で燃焼されることでカロリーが生まれます。チェリモヤの糖質量は普通とされており、他の果物と比較しても中程度の量です。このため、糖質の摂取量がカロリーに直結するため、チェリモヤのカロリーはやや低くなっていると考えられます。
食物繊維が多いこと
チェリモヤは、可食部100gあたり2.2gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収がされず、腸内で水分を吸収して膨張するため、満腹感を与える効果があります。また、食物繊維は便通を促進し、腸内環境を整える働きもあります。食物繊維が多いことにより、チェリモヤは満腹感を得られるため、食べ過ぎを予防し、カロリーの摂取量を抑えることができます。
タンパク質と脂質が低いこと
チェリモヤは、可食部100gあたり1.3gのタンパク質と0.3gの脂質を含んでいます。タンパク質と脂質はエネルギー源となる栄養素ですが、摂取量が多いとカロリーが増える傾向があります。チェリモヤのタンパク質と脂質の量は比較的低く、これによりカロリーがやや低くなっていると考えられます。
以上の栄養データから、チェリモヤのカロリーがやや低い理由は、糖質が普通であること、食物繊維が多いこと、タンパク質と脂質が低いことが挙げられます。これらの要素が組み合わさることで、チェリモヤはカロリーを抑えつつ、栄養価を提供しているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「チェリモヤ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 18.2g | 4 | 72.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.2g | 2 | 4.4kcal |
たんぱく質 | 1.3g | 4 | 5.2kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「チェリモヤ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、72.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
チェリモヤは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
チェリモヤは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、チェリモヤは美味しさと栄養価で人気のある果物です。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、チェリモヤは避けるべき果物と言えます。なぜなら、チェリモヤの糖質量は18.2gもあります。
チェリモヤの糖質量は18.2g
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を制限することが重要です。特に、糖質制限を厳密に行っている場合には、チェリモヤの糖質量は高く感じられるでしょう。一般的な果物と比較しても、チェリモヤの糖質量はやや高めです。
チェリモヤは低糖質ダイエットに不向き
低糖質ダイエットを実践する際には、糖質の摂取を極力控える必要があります。そのため、糖質量の高い果物は制限することが望ましいです。チェリモヤの糖質量が18.2gということを考えると、低糖質ダイエットにおいては、チェリモヤは不向きな果物と言えます。
まとめ
チェリモヤは美味しさや栄養価が高い果物ですが、低糖質ダイエットを実践している方にとっては避けるべき果物と言えます。その理由は、チェリモヤの糖質量が18.2gと比較的高いためです。低糖質ダイエットでは、糖質制限を厳密に行う必要がありますので、糖質量の高い果物は制限することが望ましいです。チェリモヤを食べる際には、糖質量に注意し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
チェリモヤは、低脂質ダイエットに使える!?
チェリモヤは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、特にチェリモヤは低脂質であることが知られています。チェリモヤは、100gあたりの脂質がわずか0.3gと非常に低い値です。そのため、低脂質ダイエットを実践している方にとっては特に効果的な食材と言えるでしょう。
チェリモヤの低脂質効果
チェリモヤには、脂質を抑える効果があります。その主な要因は、チェリモヤに含まれる食物繊維です。食物繊維は消化吸収を遅らせる効果があり、脂質の吸収を抑えることができます。また、チェリモヤには水分も多く含まれており、満腹感を得ることができます。これにより、食事量を減らすことができ、脂質摂取量を抑えることができます。
チェリモヤの栄養価
チェリモヤには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、ビタミンCやビタミンB6、カリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容効果にも役立つものです。さらに、チェリモヤには抗酸化作用があり、活性酸素を除去する効果も期待できます。
チェリモヤの食べ方のポイント
チェリモヤを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、適切な食べ方が重要です。まずは、新鮮なチェリモヤを選びましょう。熟しすぎたものや傷んでいるものは避け、しっかりとした実が詰まったものを選びましょう。また、チェリモヤは甘みがありますが、糖分も含まれていますので、適量を守って摂取しましょう。
まとめ
チェリモヤは、低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。低脂質であることに加え、食物繊維や栄養素も豊富に含まれています。また、チェリモヤを食べることで満腹感を得ることができ、食事量を抑えることができます。ただし、糖分も含まれているため、適量を守って摂取することが大切です。低脂質ダイエットを実践している方には、積極的にチェリモヤを取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後に、チェリモヤの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「チェリモヤ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 82 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 19.8 | g | |
└糖質 | 18.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.3 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「チェリモヤ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 78.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「チェリモヤ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 8 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 9 | mg | 低い |
マグネシウム | 12 | mg | 普通 |
リン | 20 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 4 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.23 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.36 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 34 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮、種子及びへた
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。