このページではさくらんぼのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
さくらんぼのカロリーは64kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
さくらんぼの可食部100gあたりのカロリーは、64kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1175位です。これは多い順にすると上位73%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでさくらんぼのカロリーを評価すると、118件中41位です。これは上位から34%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 64Kcal |
全体での評価 | 1175位 / 1592件中(上位73%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 41位 / 118件中(上位34%…平均的) |
さくらんぼはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜさくらんぼのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
さくらんぼのカロリーはなぜ低いのか?
さくらんぼは、可食部100gあたり64kcalのカロリーであり、他の食材と比較して「低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら解説します。
カロリー
さくらんぼのカロリーは、可食部100gあたり64kcalです。この値は他の果物と比較すると低いです。さくらんぼは水分が多く含まれており、水分の割合が高いため、カロリーが低くなっています。
糖質
さくらんぼの糖質は、可食部100gあたり14.2gです。この値は他の果物と比較すると普通の範囲です。糖質の含有量が多いとカロリーも高くなりますが、さくらんぼは糖質の含有量が控えめであるため、カロリーも低くなっています。
食物繊維
さくらんぼの食物繊維は、可食部100gあたり1.2gです。この値も他の果物と比較すると普通の範囲です。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。さくらんぼに含まれる食物繊維は少ないですが、それでもカロリーが低い要因の一つです。
タンパク質
さくらんぼのタンパク質は、可食部100gあたり1gです。この値も他の果物と比較すると低いです。タンパク質はエネルギー源としては重要ですが、果物にはあまり多く含まれていません。そのため、さくらんぼのカロリーが低い要因の一つとなっています。
脂質
さくらんぼの脂質は、可食部100gあたり0.2gです。この値も他の果物と比較すると低いです。脂質はカロリーを多く含む栄養素ですが、さくらんぼは脂質の含有量が非常に少ないため、カロリーが低くなっています。
以上の栄養データからわかるように、さくらんぼのカロリーが低い理由は、水分の割合が高く、糖質やタンパク質、脂質の含有量が少ないためです。さくらんぼは低カロリーでありながら、甘さや食感が楽しめる果物として、ダイエットや健康に気を使う方におすすめです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「さくらんぼ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 14.2g | 4 | 56.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.2g | 2 | 2.4kcal |
たんぱく質 | 1.0g | 4 | 4kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「さくらんぼ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、56.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
さくらんぼは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:YouTube
さくらんぼは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、さくらんぼはその鮮やかな赤色と甘酸っぱい味わいで人気のある食材です。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、さくらんぼは避けるべき果物の一つと言われています。その理由を詳しく見ていきましょう。
さくらんぼの糖質量
さくらんぼ100gあたりの糖質量は約14.2gです。一般的な果物と比べると、糖質量が高い部類に入ります。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが求められますが、さくらんぼを摂取すると一食分の糖質摂取量をすぐに超えてしまう可能性があります。
さくらんぼのGI値
さくらんぼのGI値(血糖値の上昇の速さを示す指標)は、比較的低いです。しかし、糖質量が高いため、大量に摂取すると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。低糖質ダイエットでは、血糖値の急激な上昇を避けることが重要ですので、さくらんぼは控えるべき果物と言えるでしょう。
低糖質ダイエットにおすすめの果物
低糖質ダイエットを実践する際には、糖質量が比較的少ない果物を選ぶことが重要です。例えば、イチゴやブルーベリーは糖質量が低く、食物繊維も豊富に含まれています。これらの果物は、低糖質ダイエットにおいておすすめの食材と言えます。
まとめ
さくらんぼは、その美味しさと栄養価の高さから多くの人に愛されていますが、低糖質ダイエットを実践する場合には控えるべき果物と言えます。糖質量が高く、血糖値の上昇を引き起こす可能性があるため、代わりに糖質量の少ない果物を摂取することをおすすめします。健康的なダイエットを目指す方は、糖質制限に注意しながら、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
さくらんぼは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
さくらんぼは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも特に美味しさと栄養価で知られる「さくらんぼ」。そのさくらんぼは、低脂質ダイエットに特に効果的な果物として注目されています。なぜなら、さくらんぼは低脂質でありながらも、豊富なビタミンやミネラルを含んでいるからです。
低脂質でありながら栄養価も高い
さくらんぼは、100gあたりの脂質がわずか0.2gと非常に低いです。これは、ダイエット中の方にとっては非常に魅力的な数字です。脂質を制限しながらも、さくらんぼを楽しむことができるのです。
しかし、低脂質であるからといって栄養価が低いわけではありません。さくらんぼには、ビタミンCやビタミンA、カリウム、食物繊維など、様々な栄養素が含まれています。特にビタミンCは免疫力を高める効果があり、美肌や風邪予防にも役立ちます。さくらんぼを食べることで、ダイエット中でも栄養をしっかり摂ることができるのです。
満腹感を与える食物繊維も豊富
さくらんぼには、食物繊維も多く含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。ダイエット中は食事制限がつきものですが、さくらんぼを食べることで満腹感を得ることができます。また、食物繊維は腸内環境を整える効果もありますので、便秘解消にも役立ちます。
さくらんぼの適量と注意点
さくらんぼをダイエットに取り入れる際には、適量を守ることが重要です。さくらんぼは果糖を多く含んでいるため、摂りすぎると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。適量の目安は、1日に1カップ程度です。また、さくらんぼは季節限定の果物ですので、旬の時期に楽しむことをおすすめします。
まとめ
さくらんぼは、低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。低脂質でありながらも栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。さくらんぼを適量摂取することで、満腹感を得つつ栄養をしっかり摂ることができます。ただし、摂りすぎには注意が必要です。さくらんぼを上手に取り入れて、健康的な低脂質ダイエットを実践しましょう。
最後に、さくらんぼの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「さくらんぼ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 64 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 15.2 | g | |
└糖質 | 14.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「さくらんぼ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 83.1 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「さくらんぼ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 6 | mg | 低い |
リン | 17 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 13 | μg | 多い |
└β-カロテン | 81 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 21 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 98 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.7 | μg | 普通 |
ビタミンC | 10 | mg | 多い |
別名: おうとう、スイートチェリー/廃棄部位: 核及び果柄
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。