このページでは、果物のあけびを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あけびのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあけびの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 89 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 22.0 | g | |
└糖質 | 20.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「あけび 果肉 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あけびがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あけびはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
あけびとは?どんな食材?
あけびとは、日本原産の果物であり、特に秋から冬にかけて収穫されます。その外見は、小さな球形の実を持ち、緑色がかった黄色で覆われています。また、果肉は柔らかく、種子が多く含まれています。
あけびの特徴
あけびは、甘みと酸味のバランスが絶妙であり、独特の風味を持っています。果肉は柔らかく、噛むと口の中でほどけるような食感です。種子の存在感もあり、食べる際には注意が必要です。
あけびの使い方
あけびは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に活用することができます。例えば、サラダやデザートに加えることで、彩りと風味をプラスすることができます。また、ジャムやソースにすることもでき、幅広い料理にアクセントを与えることができます。
まとめ
あけびは、日本原産の果物であり、秋から冬にかけて収穫されます。甘みと酸味のバランスが絶妙で、柔らかい果肉と多くの種子を持っています。そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に活用することができます。彩りや風味をプラスする一品として、ぜひお試しください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあけびがダイエットにどう役立つか説明します!
あけびはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
「あけび」は可食部100gあたり89kcalと、比較的低いカロリーです。ダイエット中の方やカロリー摂取を気にする方にとって、あけびは良い選択肢となります。低カロリーながらも、食べ応えのある量を摂ることができるため、満腹感を得ながらカロリーを抑えることができます。
2. 糖質が普通でエネルギー源となる
「あけび」は糖質が20.9g含まれており、普通の量です。糖質は体の主要なエネルギー源となるため、活動や運動をする際に必要なエネルギーを補給することができます。また、糖質の摂取は脳の機能を維持するためにも重要です。
3. 食物繊維が普通で腸内環境を改善する
「あけび」には1.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を改善するために重要な栄養素です。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果があります。また、食物繊維は食物の消化を遅らせるため、満腹感を持続させる効果もあります。
おすすめ:あけびのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あけびに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムの含有量が低い
「あけび」は可食部100gあたりに95 mgのカリウムを含んでいますが、この量は比較的低いです。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。カリウムの不足は筋肉の痙攣や不整脈などの健康問題を引き起こす可能性があります。
2. カルシウムの含有量は普通
「あけび」には可食部100gあたりに11 mgのカルシウムが含まれており、一般的な量と言えます。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、神経や筋肉の正常な機能にも関与しています。カルシウムの不足は骨粗鬆症や歯の問題などを引き起こす可能性があります。
3. 鉄の含有量は普通
「あけび」には可食部100gあたりに0.3 mgの鉄が含まれています。鉄は赤血球の形成や酸素の運搬に不可欠な栄養素であり、体内のエネルギー生産にも関与しています。鉄の不足は貧血や疲労感などの健康問題を引き起こす可能性があります。
以上のように、「あけび」はカリウムの含有量が低い一方で、カルシウムと鉄の含有量は一般的な範囲と言えます。食事のバランスを考える際には、他の食材と組み合わせることで必要な栄養素を摂取することが重要です。
あけびに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンEの含有量は普通レベル
「あけび」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.2 mgという量で、普通のレベルと言えます。
2. ビタミンB群の含有量も普通レベル
「あけび」には、ビタミンB1が0.07 mg、ビタミンB2が0.03 mg、ナイアシンが0.3 mg、ビタミンB6が0.08 mg、パントテン酸が0.29 mgという量が含まれています。これらのビタミンB群の含有量も普通のレベルとなっています。
3. ビタミンCの含有量は多い
「あけび」には、ビタミンCが65 mg含まれており、多いと言えます。ビタミンCは免疫力向上や抗酸化作用に効果があり、健康にとって重要な栄養素です。
以上のように、「あけび」に含まれるビタミンの特徴は、ビタミンEとビタミンB群の含有量が普通のレベルである一方、ビタミンCの含有量が多いという点です。ただし、ビタミンA・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB12・葉酸・ビオチンは含まれていないことに注意が必要です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はあけびの使用例としてレシピをご紹介します。
あけびを使ったレシピ1選!
#1 大人な味わい! あけびの肉詰め照り焼きソースがけ
あけび、片栗粉、サラダ油、おろししょうが、こしょう、みりん、砂糖、しょうゆ
このレシピは、あけびを使った肉詰め照り焼きソースがけの料理です。あけびの皮には苦味があるため、照り焼きソースとの相性がぴったりで、ごはんが進む味わいが楽しめます。…
レシピを見る最後に、あけびの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あけび」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 89 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 22.0 | g | |
└糖質 | 20.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「あけび」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 77.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「あけび」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 95 | mg | 低い |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 14 | mg | 普通 |
リン | 22 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.15 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.29 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 65 | mg | 多い |
試料: みつばあけび/全果に対する割合: 果肉 20 %、種子 7 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。