このページではうにのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
うにのカロリーは109kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
うにの可食部100gあたりのカロリーは、109kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中920位です。これは多い順にすると上位57%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでうにのカロリーを評価すると、296件中158位です。これは上位から53%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 109Kcal |
全体での評価 | 920位 / 1592件中(上位57%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 158位 / 296件中(上位53%…平均的) |
うにはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜうにのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:キリン
「うに」のカロリーはなぜやや低いのか?
「うに」は魚の一種であり、そのカロリーは可食部100gあたり109kcalと評価されています。他の食材と比較してみると、「やや低い」とされています。では、なぜ「うに」のカロリーはやや低いのでしょうか。
糖質と食物繊維
まず、糖質の量を見てみると、「うに」は可食部100gあたり9.8gと「低い」と評価されています。また、食物繊維は0gということで「無し」とされています。これらのデータから、「うに」は糖質や食物繊維の摂取量が比較的少ないことが分かります。
タンパク質
一方で、「うに」のタンパク質の量は可食部100gあたり16gと「多い」と評価されています。タンパク質は身体の成長や修復に必要な栄養素であり、筋肉や骨の形成にも関与しています。そのため、「うに」はタンパク質を多く摂取することができる食材と言えます。
脂質
「うに」の脂質の量は可食部100gあたり4.8gと「普通」とされています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎるとカロリーの過剰摂取につながる可能性もあります。そのため、「うに」は脂質の摂取量を適度に抑えることができる食材と言えます。
まとめ
「うに」のカロリーがやや低い理由は、糖質や食物繊維の摂取量が少なく、タンパク質の摂取量が多いからです。また、脂質の量も適度に抑えられています。これらの栄養データを考慮すると、「うに」はバランスの良い食材と言えるでしょう。健康やダイエットに気を使いたい方にとって、積極的に取り入れることができる食材と言えるのではないでしょうか。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「うに」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 9.8g | 4 | 39.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 16.0g | 4 | 64kcal |
脂質 | 4.8g | 9 | 43.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「うに」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、64kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
うには、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キリン
うには、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも特に高級な食材として知られる「うに」は、その特異な風味と口当たりの良さから、多くの人々に愛されています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が気になるところかもしれません。
うにの糖質量は9.8g
実際に、うにの糖質量は100gあたり約9.8gとされています。これは一般的な魚介類と比べるとやや高めの数値です。糖質制限を行っている方にとっては、この数字は意識しなければならないかもしれません。
うには低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、うには低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材とされています。なぜなら、うにはその濃厚な味わいを実現するために、糖質を多く含んでいるからです。そのため、糖質制限を行っている方は、うにの摂取を控えることが望ましいでしょう。
糖質量は控えめ
ただし、うにの糖質量は他の高級食材と比べると控えめです。例えば、同じく高級魚であるトロの糖質量は約0.5gです。そのため、うにを少量摂取することで、糖質制限を続けながらも贅沢な味わいを楽しむことは可能です。
まとめ
うには低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな食材ですが、糖質量は他の高級食材と比べると控えめです。糖質制限を行っている方は、うにの摂取量には注意が必要ですが、少量摂取することで贅沢な味わいを楽しむことは可能です。食事のバリエーションを豊かにするために、時折うにを楽しむのも良いでしょう。ただし、個々の体質やダイエットの目標に合わせて摂取量を調整することをおすすめします。
うには、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヤマサ
うには、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、特に高級な食材として知られる「うに」。その美味しさと独特な食感から、多くの人々に愛されています。しかし、低脂質ダイエットを目指す人にとっては、うには避けるべき食材とされています。では、実際にうには低脂質ダイエットに使えるのでしょうか?
うにの脂質量は控えめ
まず、うにの脂質量について考えてみましょう。一般的なうにの脂質量は、100g当たり4.8gとされています。これは、他の魚介類や肉類と比べると、かなり低い数値です。低脂質ダイエットを行う際には、1日の摂取脂質量を制限する必要がありますが、うにを適度に摂取することで、その制限を守ることができるかもしれません。
うには栄養価も高い
また、うにには栄養価も高いとされています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養素が含まれています。これらの栄養素は、体の健康を維持するために必要なものです。低脂質ダイエットを行っている場合でも、栄養バランスを考えることは重要です。うにを適度に摂取することで、栄養バランスを保つことができるかもしれません。
うには高カロリーなので注意が必要
しかし、うにには注意が必要な点もあります。それは、高カロリーであるということです。100g当たりのカロリーは約200kcalとされており、他の魚介類や肉類と比べると、かなり高い数値です。低脂質ダイエットを行う際には、摂取カロリーも制限する必要があります。うにを摂取する場合は、その分のカロリーを考慮して、他の食材とのバランスを取ることが重要です。
まとめ
うには低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな食材と言えます。しかし、脂質の量は控えめであり、栄養価も高いという特徴があります。低脂質ダイエットを行う際には、うにを適度に摂取することで、栄養バランスを保つことができるかもしれません。ただし、高カロリーであるため、摂取カロリー制限には注意が必要です。うにを食べる場合は、他の食材とのバランスを考えながら摂取することが大切です。
最後に、うにの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「うに」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 109 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 3.3 | g | |
└糖質 | 9.8 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 16.0 | g | 多い |
脂質 | 4.8 | g | 普通 |
「うに」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 73.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.1 | g | 多い |
コレステロール | 290 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.6 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「うに」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 220 | mg | 普通 |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 390 | mg | 多い |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.0 | mg | 多い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.05 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 63 | μg | 多い |
└β-カロテン | 650 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 23 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 700 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 58 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 27 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.44 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.1 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.72 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
試料: むらさきうに、ばふんうに/生殖巣のみ/(うに全体の場合、廃棄率: 95%、廃棄部位: 殻等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。