このページではとらふぐのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
とらふぐのカロリーは80kcal(100gあたり)!これってどうなの?
とらふぐの可食部100gあたりのカロリーは、80kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1072位です。これは多い順にすると上位67%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでとらふぐのカロリーを評価すると、296件中232位です。これは上位から78%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 80Kcal |
全体での評価 | 1072位 / 1592件中(上位67%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 232位 / 296件中(上位78%…低い) |
とらふぐはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜとらふぐのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
とらふぐのカロリーはなぜやや低いのか?
とらふぐは、可食部100gあたりのカロリーが80kcalであり、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考察してみましょう。
糖質がかなり低い
とらふぐは、可食部100gあたりの糖質が3.7gと「かなり低い」です。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーも低くなります。糖質が少ないことは、ダイエットや血糖値管理を考える人にとっては良い点と言えるでしょう。
食物繊維は無し
とらふぐには食物繊維が含まれておらず、「無し」となっています。食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える役割がありますが、とらふぐにはその効果は期待できません。食物繊維が少ないことも、カロリーが低い一因と言えるでしょう。
タンパク質が多い
とらふぐは、可食部100gあたりのタンパク質が19.3gと「多い」です。タンパク質は体の構成要素であり、筋肉や骨の形成に重要な役割を果たします。タンパク質が多いことは、食事の満足感を高めるだけでなく、カロリーが低いとしても栄養価が高いと言えるでしょう。
脂質が低い
とらふぐは、可食部100gあたりの脂質が0.3gと「低い」です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。脂質が低いことは、カロリーが低い一因となっています。
以上の栄養データから、とらふぐのカロリーがやや低い理由が明らかになりました。糖質や脂質が少なく、タンパク質が多いことが影響していると考えられます。とらふぐは、ヘルシーな食材として選ばれることができるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「とらふぐ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.7g | 4 | 14.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 19.3g | 4 | 77.2kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「とらふぐ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、77.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
とらふぐは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
とらふぐは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも特に高級な食材として知られる「とらふぐ」。その美味しさと希少性から、多くの人々に愛されています。しかし、ダイエットをしている方にとっては、糖質の摂取量が気になるポイントの一つです。
とらふぐの糖質量は3.7g
とらふぐの糖質量は、100gあたり3.7gとされています。一般的な食品と比べると、低糖質とは言えないかもしれませんが、他の高級食材と比較すると、かなり低い数値です。
とらふぐは低糖質ダイエットに少し効果的
とらふぐは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質を制限することで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。また、とらふぐにはタウリンというアミノ酸が豊富に含まれており、脂肪燃焼を促進する効果も期待できます。
ただし、とらふぐを摂取する際には注意が必要です。とらふぐにはテトロドトキシンという毒素が含まれており、調理方法や食べ方によっては中毒のリスクがあります。必ず信頼できる専門店やレストランで食べるようにしましょう。
まとめ
とらふぐは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質摂取を抑えつつ、タウリンの効果によって脂肪燃焼を促進することができます。しかし、毒素のリスクもあるため、注意が必要です。健康を害することなく、美味しく食べるためには、信頼できる専門店やレストランでの食事がおすすめです。
とらふぐは、低脂質ダイエットに使える!?
とらふぐは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも特に高級な食材として知られる「とらふぐ」。その特徴的な食材は、低脂質ダイエットに効果的な選択肢となるのでしょうか?
とらふぐの低脂質成分
とらふぐは、その特徴的な味わいと共に、低脂質であることでも知られています。実際に、とらふぐ100gあたりの脂質はわずか0.3gと非常に少ないのです。この低脂質成分は、ダイエットをしている方にとって魅力的な要素となるでしょう。
とらふぐの効果的な摂取方法
とらふぐを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、適切な調理方法や摂取量に注意する必要があります。まず、とらふぐは刺身やお鍋など、生食で摂ることが一般的です。しかし、刺身の場合は付け合わせやタレによって脂質が増えることもありますので、注意が必要です。また、お鍋の場合もスープや具材によって脂質の摂取量が変わるため、適度な摂取量を心掛けましょう。
とらふぐの他の栄養価
とらふぐは低脂質だけでなく、他の栄養価も高い食材です。特に、たんぱく質やビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中に必要なエネルギー補給や健康維持に役立つものです。そのため、とらふぐは低脂質ダイエットにおいて、バランスの取れた食事を提供する食材としても適していると言えます。
まとめ
とらふぐは低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。その低脂質成分や他の栄養価の豊富さからも、バランスの取れた食事を提供することができます。ただし、調理方法や摂取量には注意が必要です。適切な方法で摂取することで、とらふぐを上手に取り入れて健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、とらふぐの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「とらふぐ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 80 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.3 | g | 多い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「とらふぐ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 78.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 65 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「とらふぐ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 100 | mg | 普通 |
カリウム | 430 | mg | 多い |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 25 | mg | 普通 |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.21 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.45 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.36 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
切り身(皮なし)/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 80 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、皮、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。