このページではとびうおのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
とびうおのカロリーは89kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:NHKきょうの料理
とびうおの可食部100gあたりのカロリーは、89kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1012位です。これは多い順にすると上位63%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでとびうおのカロリーを評価すると、296件中203位です。これは上位から68%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 89Kcal |
全体での評価 | 1012位 / 1592件中(上位63%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 203位 / 296件中(上位68%…やや低い) |
とびうおはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜとびうおのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
「とびうお」のカロリーはやや低い理由
「とびうお」は、可食部100gあたり89kcalというカロリー値で、「やや低い」と評価されています。その理由には以下の栄養データが関係しています。
糖質がかなり低い
「とびうお」の糖質は可食部100gあたり3.3gと「かなり低い」です。糖質はエネルギーの源となるため、糖質が少ないことでカロリーも低くなります。
食物繊維は無し
「とびうお」には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、満腹感を与えるため、食物繊維が少ないこともカロリーが低い理由の一つです。
タンパク質が多い
「とびうお」のタンパク質は可食部100gあたり21gと「多い」です。タンパク質は筋肉や組織の構成成分であり、代謝にも関与します。タンパク質はカロリーとしても高いため、タンパク質が多いことでカロリーがやや低くなっているのです。
脂質が低い
「とびうお」の脂質は可食部100gあたり0.7gと「低い」です。脂質は高カロリーな成分であるため、脂質が少ないことでカロリーも低くなっています。
以上の理由から、「とびうお」のカロリーはやや低いと評価されています。糖質が少なく、食物繊維が無く、タンパク質が多い、そして脂質が低いという特徴がカロリーの低さにつながっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「とびうお」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.3g | 4 | 13.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 21.0g | 4 | 84kcal |
脂質 | 0.7g | 9 | 6.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「とびうお」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、84kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
とびうおは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
とびうおは、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットは、近年注目されている健康法の一つです。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の燃焼を促進する効果が期待されています。そこで、魚の中でも「とびうお」が低糖質ダイエットに使えるのか、その糖質量や栄養価について調査してみました。
とびうおの糖質量
とびうおは、100gあたりの糖質量が3.3gとされています。これは、他の魚と比べても非常に低い数値です。低糖質ダイエットを実践する際には、1日の総糖質量を制限する必要がありますが、とびうおを選ぶことで、その制限をしやすくなるでしょう。
とびうおの栄養価
とびうおには、糖質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質やビタミンD、オメガ3脂肪酸などが豊富に含まれており、健康維持に役立つ成分です。また、とびうおは低カロリーでありながら、満腹感を得ることができるため、ダイエット中でも満足感を得ながら食事ができるでしょう。
とびうおの調理方法
とびうおは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。焼き魚や煮付け、刺身など、好みやシーンに合わせて選ぶことができます。ただし、低糖質ダイエットを実践する際には、調理方法にも注意が必要です。油を使った揚げ物や甘辛いタレを使った煮物などは、糖質が増えてしまうため、控えるようにしましょう。
まとめ
とびうおは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質量が3.3gと低く、栄養価も高いため、ダイエット中でも健康的な食事を摂ることができます。ただし、調理方法には注意が必要であり、油を使った揚げ物や甘辛いタレを避けるようにしましょう。とびうおを上手に取り入れることで、低糖質ダイエットの効果を高めることができるでしょう。
とびうおは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ぐるなびシェフごはん
とびうおは、低脂質ダイエットに使える?
「とびうお」は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として注目されています。その理由をご紹介します。
とびうおの低脂質成分
まずは、とびうおの低脂質成分についてです。とびうおに含まれる脂質はわずか0.7gと非常に少ないです。これは、他の魚と比べても圧倒的に低い数値です。低脂質な食材を摂取することは、ダイエットにおいて重要なポイントです。
とびうおの栄養価
とびうおには、低脂質だけでなく、栄養価も豊富です。たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど、身体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中に不足しがちなものであり、健康的な体づくりにも役立ちます。
とびうおの効果的な摂取方法
とびうおを効果的に低脂質ダイエットに活用するためには、調理方法にも注意が必要です。脂質を増やさないように、焼く、蒸す、煮るなどの調理方法がおすすめです。また、調味料にも気をつけましょう。塩や油を控えめに使うことで、より低脂質の状態で食べることができます。
まとめ
「とびうお」は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質でありながら栄養価も高く、健康的な体づくりにも役立ちます。調理方法や調味料に気をつけることで、より効果的に摂取することができます。ぜひ、とびうおを取り入れて、健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、とびうおの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「とびうお」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 89 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.0 | g | 多い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「とびうお」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 40 | % | 特になし |
水分 | 76.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 59 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「とびうお」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 64 | mg | 普通 |
カリウム | 320 | mg | 普通 |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 37 | mg | 多い |
リン | 340 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 7.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.47 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.42 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。