このページでは、魚のとびうおを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
とびうおのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはとびうおの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 89 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.0 | g | 多い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> とびうお 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、とびうおがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
とびうおはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:NHKきょうの料理
とびうおとは?どんな食材?
「とびうお」とは、魚の一種であり、その名の通り、水中で飛び跳ねるように泳ぐことが特徴です。日本では「とびうお」と呼ばれていますが、英語では「flying fish」と呼ばれています。
とびうおの特徴
とびうおは、体が細長く、胸びれが大きく発達しています。この特徴的な胸びれが、とびうおが水面から飛び出す際に空中で滑空するために役立っています。また、とびうおは主に暖かい海の表層付近に生息しており、群れを作って行動することも多いです。
とびうおの食材としての特徴
とびうおは、その美しい姿と特異な泳ぎ方から、食材としても人気があります。とびうおの身は白身であり、脂肪分が少なくさっぱりとした味わいが特徴です。また、とびうおはタンパク質やビタミンB群を豊富に含んでおり、栄養価も高いです。
とびうおは、その独特な姿と飛び跳ねる泳ぎ方から、料理の盛り付けや食卓の彩りにも利用されることがあります。さまざまな調理方法で楽しむことができ、刺身や焼き魚、天ぷらなど、多様な料理に活用されています。
以上のように、とびうおは美しい姿と特異な泳ぎ方を持つ魚であり、その身はさっぱりとした味わいと栄養価の高さが魅力です。料理の一部として、幅広い楽しみ方ができる食材と言えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はとびうおがダイエットにどう役立つか説明します!
とびうおはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 低カロリーでありながらタンパク質が豊富
とびうおは、可食部100gあたり89kcalとやや低いカロリーですが、同じく100gあたり21gのタンパク質を含んでいます。これにより、低カロリーの食材でありながら、満腹感を得ることができます。タンパク質は体の組織修復や筋肉の形成に必要な栄養素であり、健康的な食事に欠かせません。
2. 糖質が低く、食物繊維はほとんど含まれていない
とびうおは糖質が3.3gとかなり低く、食物繊維は0gです。これは糖尿病や血糖値の管理を必要とする人々にとって良い選択肢となります。糖質の摂取量を抑えることは、血糖値の急激な上昇を防ぎ、健康な体重維持にも役立ちます。
3. 脂質と塩分が控えめ
とびうおは脂質が0.7gと低く、塩分が0.2gと普通の量です。脂質は適度に摂取する必要がありますが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また、塩分の摂り過ぎも健康に悪影響を与えることが知られています。とびうおは脂質と塩分が控えめであるため、バランスの取れた食事に適しています。
おすすめ:とびうおのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
とびうおに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
「とびうお」の特徴
「とびうお」の栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. マグネシウムとリンが多い
「とびうお」は、可食部100gあたりに37 mgのマグネシウムと340 mgのリンを含んでいます。マグネシウムは骨や筋肉の健康維持に関与し、リンは骨や歯の形成に必要な栄養素です。これらの栄養素が豊富に含まれていることから、「とびうお」は骨や筋肉の健康に良い食材と言えます。
2. ナトリウムとカリウムが普通
「とびうお」には、可食部100gあたりに64 mgのナトリウムと320 mgのカリウムが含まれています。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが増加します。一方、カリウムは血圧を下げる効果があり、心臓の健康に良いとされています。このように、「とびうお」はナトリウムとカリウムのバランスが普通であり、健康な食生活に適しています。
3. 亜鉛や銅が普通
「とびうお」には、可食部100gあたりに0.8 mgの亜鉛と0.06 mgの銅が含まれています。亜鉛は免疫力の向上や傷の治癒に関与し、銅は骨や血液の形成に必要な栄養素です。このように、「とびうお」は亜鉛や銅を普通の量含んでおり、免疫力や骨の健康に良いと言えます。
とびうおに含まれるビタミンを解説!
引用元:ぐるなびシェフごはん
ビタミンA
「とびうお」に含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で3 μgあります。これは普通の量です。
ビタミンD
「とびうお」にはビタミンDが2 μg含まれており、これは多い量です。
ビタミンE
「とびうお」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールで2.3 mg含まれています。これは多い量です。
ビタミンB1
「とびうお」に含まれるビタミンB1は、0.01 mgと低い量です。
ビタミンB2
「とびうお」に含まれるビタミンB2は、0.1 mgで普通の量です。
ナイアシン
「とびうお」にはナイアシンが7.1 mg含まれており、これは多い量です。
ビタミンB6
「とびうお」に含まれるビタミンB6は、0.47 mgで多い量です。
ビタミンB12
「とびうお」にはビタミンB12が3.3 μg含まれており、これは多い量です。
パントテン酸
「とびうお」に含まれるパントテン酸は、0.42 mgで普通の量です。
ビタミンC
「とびうお」に含まれるビタミンCは、1 mgで普通の量です。
なお、「とびうお」にはビタミンK、葉酸、ビオチンは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はとびうおの使用例としてレシピをご紹介します。
とびうおを使ったレシピ7選!
#1 とびうおのずんだ蒸し
とびうお、枝豆、卵の素、卵白、だし、みりん、かたくり粉
このレシピはとびうおを使ったずんだ蒸しです。ふんわり柔らかな蒸し物で、銀あんの照りが美しい緑鮮やかな一品です。…
レシピを見る#2 ごはんのおかずにおすすめ! トビウオの南蛮漬け
トビウオ[下処理済み、塩こしょう、片栗粉、サラダ油、砂糖、しょうゆ、唐辛子(輪切り)
このレシピはトビウオを使った南蛮漬けのご紹介です。トビウオを下処理し、片栗粉をまぶして揚げます。…
レシピを見る#3 にんにく香る! トビウオのローズマリー焼き
トビウオ[下処理済み、塩こしょう、オリーブオイル
このレシピはトビウオを使ったローズマリー焼きの料理です。下処理済みのトビウオを使い、にんにくとローズマリーの香りが広がる一品です。…
レシピを見る#4 五島手延うどんとトビウオのラザニア仕立て
五島手延うどん、トビウオ(他の青魚も可)、玉ねぎ、人参、セロリ、にんにく、赤ワイン、デミグラスソース、塩胡椒、等
五島手延うどんをパスタ代わりに使うラザニアのレシピ。茹でた五島手延うどんをグラタン皿に並べて、トビウオで作ったラザニアソースと重ねていきます。…
レシピを見る#5 飛魚と胡瓜の梅造り
飛魚(刺身用)、胡瓜、大根、梅干し、大葉紫蘇、わさび、醤油
魚を使ったさっぱり副菜のレシピ。飛魚は刺身用を使い、小骨を骨抜きで抜き取ります。…
レシピを見る#6 春の茶碗蒸し〜明日葉仕立て〜
明日葉、飛び魚(上身)、銀杏水煮、しいたけ、かつお出汁、醤油、わさび、みりん、水溶き片栗粉、等
メジャーな店舗においているのは珍しい食材を使用した一品です。特別な日などにプロの味が楽しめるメニューです。…
レシピを見る#7 飛び魚の辛味噌和え
飛び魚(上身)、大葉、きゅうり、れんこん、グリーンアスパラガス、オクラ、芽ねぎ、白ごま、オリーブ油、等
飛び魚を辛味噌和えにしたレシピ。西京味噌に豆板醤などを加えてスパイシーな味付けにした辛味噌を使います。…
レシピを見る最後に、とびうおの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「とびうお」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 89 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.0 | g | 多い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「とびうお」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 40 | % | 特になし |
水分 | 76.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 59 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「とびうお」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 64 | mg | 普通 |
カリウム | 320 | mg | 普通 |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 37 | mg | 多い |
リン | 340 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 7.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.47 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.42 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。