このページでは、魚のこのしろを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
このしろのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはこのしろの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 146 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 5.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.0 | g | 多い |
脂質 | 8.3 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> このしろ 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、このしろがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
このしろはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
このしろとは?どんな食材?
「このしろ」とは、魚の一部であり、特に美味しい部位として知られています。このしろは、魚の身の中でも特に柔らかく、脂ののった部分であり、その豊かな味わいが特徴です。
このしろの特徴
このしろは、魚の身の中でも最も脂ののった部分であり、そのため非常にジューシーであります。脂のおかげで、口の中でとろけるような食感を楽しむことができます。また、このしろは、魚の旨味が凝縮されており、深い味わいを持っています。
このしろの使い方
このしろは、さまざまな料理に活用することができます。例えば、刺身や寿司に使うことで、その豊かな味わいを楽しむことができます。また、焼き魚や煮物にも適しており、そのまま食べるだけでも美味しくいただけます。このしろは、他の部位と比べて脂が多いため、調理の際には適度に脂を落とすことが大切です。
以上のように、このしろは魚の中でも特に美味しい部位であり、その柔らかさと豊かな味わいが特徴です。さまざまな料理に活用することで、美味しい食事を楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はこのしろがダイエットにどう役立つか説明します!
このしろはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
「このしろ」の栄養データ
「このしろ」は、可食部100gあたりに以下の栄養素が含まれています。
1. タンパク質が豊富
「このしろ」は、可食部100gあたりに19gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の細胞や組織の構成要素であり、筋肉の形成や修復に重要な役割を果たします。タンパク質は食事から摂取する必要があり、特に運動をする方や筋力をつけたい方にとっては重要な栄養素です。「このしろ」はタンパク質が豊富に含まれているため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
2. 糖質が低い
「このしろ」は、可食部100gあたりに5gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満のリスクがあるため、適切な摂取量が求められます。糖質が低い「このしろ」は、糖質制限を意識している方や糖質を抑えた食事をしたい方にとっては適した食材と言えます。
3. 脂質と塩分が普通
「このしろ」は、可食部100gあたりに8.3gの脂質と0.4gの塩分を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。塩分も摂りすぎると高血圧や体調不良の原因となることがあります。しかし、「このしろ」の脂質と塩分は普通の範囲に収まっており、適度に摂取することで健康的な食事に役立つ食材と言えます。
以上のように、「このしろ」はタンパク質が豊富で糖質が低く、脂質と塩分も適度な量を含んでいます。これらの栄養データから、「このしろ」は健康的な食事に役立つ食材として選ばれることができます。
おすすめ:このしろのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
このしろに含まれる無機質の栄養を解説!
「このしろ」の特徴
「このしろ」は、以下の栄養データから3つの特徴が見受けられます。
1. カリウムやカルシウムなどのミネラルが多い
「このしろ」は、可食部100gあたりにカリウム370mg、カルシウム190mgという多くのミネラルを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な働きをサポートします。また、カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、骨粗鬆症の予防にも役立ちます。
2. リンや鉄なども多く含まれる
「このしろ」には、リン230mgや鉄1.3mgといった栄養素も多く含まれています。リンは骨や歯の形成に関与し、エネルギー代謝やDNA合成にも必要な栄養素です。鉄は赤血球の生成に関与し、酸素を体内に運ぶ役割を果たします。
3. ヨウ素やセレン、クロムが豊富
「このしろ」には、ヨウ素35μg、セレン31μg、クロム1μgといった微量元素も多く含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や神経系の正常な機能に関与します。セレンは抗酸化作用を持ち、免疫力の向上や老化の予防に役立ちます。クロムは血糖値の調節に関与し、糖尿病の予防やコレステロールの正常化に寄与します。
以上のように、「このしろ」はカリウムやカルシウム、リン、鉄などのミネラルが多く含まれており、さらにヨウ素、セレン、クロムといった微量元素も豊富です。これらの栄養素は、体内の様々な機能や代謝に関与し、健康維持に役立つ食材と言えます。
このしろに含まれるビタミンを解説!
「このしろ」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンDが多い
「このしろ」に含まれるビタミンの中で、特に多いのはビタミンDです。可食部100gあたりに9 μg含まれています。ビタミンDは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、日光を浴びることで体内で合成されます。しかし、日光にさらされる機会が少ない場合や、冬季などで日光不足になる場合には、食品から摂取することが重要です。その点で、「このしろ」はビタミンDを多く含んでいるため、ビタミンDの補給に役立つ食材と言えます。
2. ビタミンEが多い
「このしろ」にはビタミンEも含まれており、特にα-トコフェロールが2.5 mg含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の老化や酸化ストレスから守る効果があります。また、血液の循環を促進する働きもあります。「このしろ」のビタミンEの含有量は多く、ビタミンEを摂取することで健康をサポートすることができます。
3. ビタミンB群が多い
「このしろ」にはビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチンが多く含まれています。ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たします。特にビタミンB12は神経細胞の正常な機能に必要であり、不足すると神経障害や貧血などの症状が現れることがあります。そのため、「このしろ」を食べることでビタミンB群を効果的に摂取することができます。
以上のように、「このしろ」にはビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群が豊富に含まれています。これらのビタミンはそれぞれ異なる役割を果たし、健康維持に重要な栄養素です。「このしろ」を食べることで、これらのビタミンを効果的に摂取することができます。
最後に、このしろの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「このしろ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 146 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 5.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.0 | g | 多い |
脂質 | 8.3 | g | 普通 |
「このしろ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 70.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | 68 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「このしろ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 160 | mg | 普通 |
カリウム | 370 | mg | 多い |
カルシウム | 190 | mg | 多い |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 230 | mg | 多い |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.16 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 35 | μg | 多い |
セレン | 31 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | 9 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.33 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 10.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.13 | mg | 多い |
ビオチン | 7.4 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: こはだ(小型魚)、つなし/廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。