このページではすずきのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
すずきのカロリーは113kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヒガシマル
すずきの可食部100gあたりのカロリーは、113kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中905位です。これは多い順にすると上位56%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのですずきのカロリーを評価すると、296件中149位です。これは上位から50%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 113Kcal |
全体での評価 | 905位 / 1592件中(上位56%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 149位 / 296件中(上位50%…平均的) |
すずきはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜすずきのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
「すずき」のカロリーはなぜやや低いのか?
「すずき」は、可食部100gあたりのカロリーが113kcalであり、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質がかなり低い
「すずき」は可食部100gあたりの糖質が4.1gであり、「かなり低い」と評価されています。糖質の摂取量が少ないため、カロリーも低くなっています。
食物繊維が無し
「すずき」は可食部100gあたりの食物繊維が0gであり、「無し」となっています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果がありますが、「すずき」には含まれていないため、カロリーが低い要因となっています。
タンパク質が多い
「すずき」は可食部100gあたりのタンパク質が19.8gであり、「多い」と評価されています。タンパク質は筋肉の形成や修復に必要な栄養素であり、カロリーが低い一方で、栄養価が高い食材として評価されています。
脂質が普通
「すずき」は可食部100gあたりの脂質が4.2gであり、「普通」と評価されています。脂質の摂取量が適度であるため、カロリーもやや低くなっています。
以上の栄養データから、「すずき」のカロリーがやや低い要因は、糖質がかなり低く、食物繊維が無く、タンパク質が多い、脂質が普通であることが挙げられます。これらの要素が組み合わさることで、カロリーが抑えられていると考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「すずき」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.1g | 4 | 16.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 19.8g | 4 | 79.2kcal |
脂質 | 4.2g | 9 | 37.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「すずき」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、79.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
すずきは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
すずきは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、すずきは糖質量が4.1gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材として利用することができます。
すずきの糖質量は4.1g
すずきは、魚の中でも糖質量が比較的低いです。糖質制限を行う際には、糖質の摂取を抑えることが重要ですが、すずきはその点で適しています。1食分のすずきの糖質量は約4.1gであり、他の魚に比べても低い数値です。
低糖質ダイエットに効果的なすずき
低糖質ダイエットは、炭水化物の摂取を制限し、血糖値の急上昇を抑えることで体脂肪を減らすダイエット方法です。すずきは糖質量が低いため、このようなダイエットに効果的な食材として利用することができます。
すずきの栄養価
すずきには、タンパク質やビタミンD、ビタミンB12などが豊富に含まれています。また、オメガ3脂肪酸も多く含まれており、血液をサラサラにする効果や、心臓病の予防にも役立ちます。そのため、低糖質だけでなく、栄養面でも優れた食材と言えます。
まとめ
すずきは、糖質量が4.1gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材として利用することができます。また、すずきには栄養価も豊富であり、オメガ3脂肪酸やビタミンD、ビタミンB12などが含まれています。そのため、低糖質だけでなく、栄養面でも優れた食材と言えます。低糖質ダイエットを実践している方や、健康的な食事を心掛けている方にとって、すずきはおすすめの食材です。
すずきは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ニッスイ
すずきは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、すずきは低脂質な部類に入ります。その脂質の量は、たったの4.2gです。しかし、すずきは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな魚と言われています。
すずきの脂質量は控えめ
すずきは、他の魚と比べると脂質の量が比較的控えめです。そのため、低脂質ダイエットをしている人にとっては、適度な脂質摂取ができる魚と言えます。
低脂質ダイエットには不向きな理由
しかし、すずきは低脂質ダイエットには不向きな魚とされています。その理由は、脂質の種類にあります。すずきに含まれる脂質は、不飽和脂肪酸が主成分です。これは、体に必要な栄養素であり、健康に良い影響を与えます。
低脂質ダイエットでは、脂質の摂取量を極力減らすことが求められます。そのため、すずきのような脂質が控えめである魚よりも、脂質の少ない魚を選ぶ方が良いとされています。
まとめ
すずきは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな魚ですが、脂質の量は控えめです。低脂質ダイエットをしている人にとっては、適度な脂質摂取ができる魚と言えます。しかし、低脂質ダイエットでは脂質の摂取量を極力減らすことが求められるため、すずきよりも脂質の少ない魚を選ぶ方が良いとされています。
最後に、すずきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「すずき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 113 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 4.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.8 | g | 多い |
脂質 | 4.2 | g | 普通 |
「すずき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 74.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 67 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「すずき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 81 | mg | 普通 |
カリウム | 370 | mg | 多い |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 210 | mg | 多い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 180 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 180 | μg | 多い |
ビタミンD | 10.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.27 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 2.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.93 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
切り身/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 55 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。