このページではシマアジのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
シマアジのカロリーは153kcal(100gあたり)!これってどうなの?
シマアジの可食部100gあたりのカロリーは、153kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中752位です。これは多い順にすると上位47%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでシマアジのカロリーを評価すると、296件中101位です。これは上位から34%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 153Kcal |
全体での評価 | 752位 / 1592件中(上位47%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 101位 / 296件中(上位34%…平均的) |
シマアジはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜシマアジのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
シマアジのカロリーは平均的な理由
シマアジは、可食部100gあたり153kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
糖質の低さ
シマアジは、可食部100gあたり5.2gの糖質を含んでいます。この値は「かなり低い」と評価されます。糖質の低さは、糖尿病や肥満の予防に役立ちます。また、低糖質の食材は血糖値の急上昇を抑える効果もあります。
食物繊維の欠如
シマアジは、可食部100gあたり食物繊維を含んでいません。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に重要な役割を果たしますが、シマアジには含まれていません。そのため、食物繊維を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要です。
タンパク質の豊富さ
シマアジは、可食部100gあたり21.9gのタンパク質を含んでいます。この値は「多い」と評価されます。タンパク質は体の組織や筋肉の修復や再生に重要な役割を果たします。また、タンパク質は食事の満足感を高めるため、ダイエット中の食事にも適しています。
脂質の適度な量
シマアジは、可食部100gあたり8gの脂質を含んでいます。この値は「普通」と評価されます。適度な脂質の摂取は、エネルギー供給やビタミンの吸収に重要です。また、脂質は食事の味付けや食材の調理にも欠かせません。
以上の栄養データを考慮すると、シマアジのカロリーは平均的と評価される理由が明確になります。シマアジは糖質が低く、タンパク質が豊富であり、脂質も適度な量を含んでいます。ただし、食物繊維は欠如しているため、他の食材との組み合わせが必要です。これらの特徴から、シマアジはバランスの良い食材として利用することができます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「シマアジ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.2g | 4 | 20.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 21.9g | 4 | 87.6kcal |
脂質 | 8.0g | 9 | 72kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「シマアジ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、87.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
シマアジは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
シマアジは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、シマアジは糖質量が比較的低いと言われています。そのため、低糖質ダイエットを行っている方にとって、シマアジは良い選択肢となるかもしれません。
シマアジの糖質量は5.2g
シマアジの糖質量は、100gあたり5.2gとされています。これは、他の魚と比べても低い方です。糖質制限を行っている方にとっては、シマアジは糖質摂取量を抑えるための一つの手段となり得ます。
シマアジは栄養価も高い
シマアジは、糖質だけでなく、栄養価も高い魚として知られています。タンパク質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康維持にも役立ちます。また、シマアジにはEPAやDHAといった必須脂肪酸も含まれており、脳や心臓の健康にも良い影響を与えると言われています。
シマアジの調理方法
シマアジの調理方法は様々ですが、低糖質ダイエットを行っている方には、蒸し焼きやグリルなどの調理方法がおすすめです。脂肪を減らすために、余分な油を使わずに調理することがポイントです。また、シマアジは鮮度が大切なため、新鮮なものを選ぶことも重要です。
まとめ
シマアジは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質量が比較的低く、栄養価も高いため、健康的なダイエットを目指す方にとっては良い選択肢となるでしょう。ただし、ダイエットにおいては食材のバランスや摂取量にも注意が必要です。シマアジを上手に取り入れながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
シマアジは、低脂質ダイエットに使える!?
シマアジは低脂質ダイエットに不向き
シマアジは、魚の中でも特に美味しく、人気のある食材です。しかし、低脂質ダイエットを目指す人にとっては、シマアジはあまり適していないと言わざるを得ません。その理由を以下にご説明します。
シマアジの脂質量
シマアジは、100g当たり約8gの脂質を含んでいます。一般的な魚の中では比較的脂質量が高い部類に入ります。低脂質ダイエットを行う際には、1食あたりの脂質摂取量を制限する必要がありますが、シマアジを摂取するとその制限が難しくなります。
シマアジの脂質の種類
さらに、シマアジの脂質の大部分は不飽和脂肪酸で構成されています。不飽和脂肪酸は、体に必要な栄養素ですが、過剰摂取するとカロリーを増やし、ダイエットの妨げになる可能性があります。低脂質ダイエットでは、飽和脂肪酸の摂取を制限することが求められますので、シマアジの脂質の種類も考慮する必要があります。
シマアジの調理方法
また、シマアジの調理方法によっても脂質の摂取量は変わってきます。揚げ物やバターソテーなどの高カロリーな調理方法を選ぶと、さらに脂質の摂取量が増えてしまいます。低脂質ダイエットを行う際には、蒸し焼きやグリルなどの低カロリーな調理方法を選ぶことが重要です。
代替の魚の選択
低脂質ダイエットを目指す場合、シマアジの代わりに低脂質な魚を選ぶことをおすすめします。例えば、サバや鯛などは、シマアジに比べて脂質量が少なく、飽和脂肪酸の割合も低いです。これらの魚を上手に活用することで、低脂質ダイエットを支援することができます。
まとめ
シマアジは美味しく、栄養価も高い魚ですが、低脂質ダイエットを目指す人にとっては適していないと言えます。脂質量が多く、不飽和脂肪酸の割合も高いため、制限が難しくなります。また、調理方法によっても脂質の摂取量が変わるため、注意が必要です。代わりに低脂質な魚を選ぶことで、効果的な低脂質ダイエットを実践することができます。
最後に、シマアジの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「シマアジ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 153 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 5.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.9 | g | 多い |
脂質 | 8.0 | g | 普通 |
「シマアジ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 55 | % | 特になし |
水分 | 68.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | 71 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「シマアジ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 53 | mg | 普通 |
カリウム | 390 | mg | 多い |
カルシウム | 16 | mg | 普通 |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 10 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 10 | μg | 普通 |
ビタミンD | 18.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.25 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 8.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.52 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.88 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。