このページでは、魚のしいらを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
しいらのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはしいらの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 100 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 4.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.3 | g | 多い |
脂質 | 1.9 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> しいら 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、しいらがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
しいらはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
しいらとは?どんな食材?
「しいら」とは、魚の一種であり、日本料理や寿司のネタとして使われることがあります。その特徴は、淡白な味わいと柔らかい食感にあります。さらに、しいらは脂肪分が少なく、ヘルシーな食材としても知られています。
しいらの特徴
しいらは、魚の中でも特に身が繊細で、白くて透明な色合いをしています。そのため、見た目も美しく、料理の彩りを引き立てることができます。また、しいらは鮮度が非常に重要であり、新鮮なものを選ぶことが必要です。
しいらの調理方法
しいらは、寿司や刺身として食べることが一般的です。そのまま生で食べることで、しいらの繊細な味わいと食感を楽しむことができます。また、しいらは煮付けや蒸し物にも使われることがあります。これらの調理方法によって、しいらの風味を引き出し、さらに美味しさを追求することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はしいらがダイエットにどう役立つか説明します!
しいらはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 高タンパク質で筋肉を増やすのに役立つ
「しいら」は100gあたり21.3gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の主要な構成要素であり、筋肉の成長や修復に不可欠です。十分なタンパク質を摂取することで、筋肉量を増やすことができます。そのため、「しいら」は筋肉を増やすための健康的な食事に役立ちます。
2. 低カロリーでダイエットに適している
「しいら」は100gあたり100kcalとやや低いカロリーです。低カロリーの食材を摂取することで、摂取エネルギーを抑えることができます。そのため、「しいら」はダイエット中や体重管理をしている人にとって適した食材です。
3. 低糖質で血糖値の上昇を抑える
「しいら」は100gあたり4.1gの糖質を含んでいます。糖質は血糖値の上昇に関与するため、糖尿病や血糖値のコントロールが必要な人にとっては注意が必要です。しかし、「しいら」の糖質量はかなり低いため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。そのため、「しいら」は血糖値の管理に役立つ食材と言えます。
おすすめ:しいらのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
しいらに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
「しいら」の特徴
「しいら」は以下のような栄養データを持っています。
1. カリウムが多い
「しいら」は可食部100gあたりに480mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整する役割を果たし、神経や筋肉の正常な働きをサポートします。カリウムは心臓の健康にも関与しており、血圧を正常に保つために重要な栄養素です。
2. リンが多い
「しいら」には可食部100gあたりに250mgのリンが含まれています。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝や細胞機能にも関与しています。また、リンはDNAやRNAの構成要素でもあり、体内の遺伝情報の伝達にも重要な役割を果たしています。
3. ナトリウムが普通
「しいら」には可食部100gあたりに50mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。「しいら」のナトリウム含有量は普通の範囲内であり、バランスの取れた食事に組み込むことができます。
以上の特徴から、「しいら」はカリウムやリンが豊富に含まれており、体内の水分バランスや骨や歯の健康に貢献する食材であると言えます。また、ナトリウム含有量も適度であるため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。
しいらに含まれるビタミンを解説!
引用元:ソラレピ
「しいら」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAの含有量は多い
- レチノールは8 μg含まれています。
- α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれていません。
- レチノール活性当量は8 μgで、普通の量です。
2. ビタミンDの含有量は多い
- 5 μgのビタミンDが含まれています。
3. ビタミンEの含有量は普通
- α-トコフェロールは0.5 mg含まれています。
- β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12は含有量が多いです。ビタミンB1は0.2 mg、ビタミンB2は0.15 mg、ナイアシンは9 mg、ビタミンB6は0.46 mg、ビタミンB12は2.6 μg含まれています。
パントテン酸とビタミンCの含有量は普通です。パントテン酸は0.36 mg、ビタミンCは1 mg含まれています。
なお、ビタミンK、葉酸、ビオチンは「しいら」には含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はしいらの使用例としてレシピをご紹介します。
しいらを使ったレシピ20選!
#1 だしいらず!いかの炊き込みごはん
いか、青ねぎ(小口切り)、針しょうが、しょうゆ、みりん
いかを丸ごと使って作る炊き込みごはんのレシピ。うま味の強いいかを1杯分たっぷり使うため、だし汁なしでも美味しく仕上がります。…
レシピを見る#2 だしいらず!きのこのしょうゆ汁
生しいたけ、えのきたけ、しょうゆ、こしょう、三つ葉
生しいたけとえのきたけを使った和風のしょうゆ汁のレシピ。だしを使わないため、手軽に作ることができます。…
レシピを見る#3 だしいらずの筑前煮
鶏もも肉、干ししいたけ、れんこん、ごぼう、にんじん、たけのこ(水煮)、こんにゃく、さやえんどう、サラダ油、等
素材の味を引き出した、だし不要で作る筑前煮のレシピ。食材はうま味の強い、干ししいたけやごぼうなどを組み合わせると、味わい深い仕上がりになります。…
レシピを見る#4 らっきょうの甘みが美味しいらっきょうと豚肉の炒め物のレシピ
豚肩ロース(薄切り)、ゴマ油、胡椒、パプリカ(赤)、ピーマン、らっきょう、みりん、オイスターソース
らっきょうを活用した豚肉の炒め物のレシピ。オイスターソースのコクが、らっきょうの甘みと相性抜群。…
レシピを見る#5 だしいらず!ひじきのそぼろ煮
ひじき(乾物)、鶏ひき肉(もも肉)、にんじん、サラダ油、醤油、みりん、砂糖
鶏挽き肉と一緒に煮ることで、だし汁を取る手間を省いて美味しいひじき煮が作れるレシピ。鶏そぼろが入ることで食べ応えもアップします。…
レシピを見る#6 だしいらずですぐ美味しい!トマトと卵のスープ
トマト、玉ねぎ、小ネギ、ナンプラー、黒こしょう
トマトや卵を使った、ヘルシーなアレンジスープのレシピ。鍋にナンプラーを入れトマトや玉ねぎを煮立たせ、溶き卵を加えてさっと混ぜたら完成。…
レシピを見る#7 だしいらず雑炊
削り節、梅干し、細ねぎ
このレシピは、しらすとおかかからうまみが出て、だしいらずの「雑炊」です。削り節と冷凍おにぎりを煮込んで、塩で味を調えた後、梅干し、細ねぎ、削り節をトッピングして完成です。…
レシピを見る#8 さばと焼餅の船場汁
さば(切り身)、大根、にんじん、こんにゃく、しょうゆ、しょうが(しぼり汁)、さやえんどう
さばで作る汁物のレシピ。焼き餅も入って腹持ちも抜群。…
レシピを見る#9 さばの冷や汁
さば水煮缶、みょうが、大葉、きゅうり、みそ、白すりごま、しょうが汁、ごはん
さば水煮缶をつかった「冷や汁」のレシピ。さば缶を汁ごと使うため、だしいらずで簡単に作れるのが嬉しいポイント。…
レシピを見る#10 簡単おいしい!里芋とやわらかイカの煮物
里芋、イカ、だし汁、みりん、砂糖、しょうゆ、キヌサヤ
キヌサヤで彩りをプラスした、簡単で美味しいら里芋とイカの煮物のレシピ。味つけにだし汁やみりんを活用することで、あっさりした味の中に深い甘味を感じられる仕上がりに。…
レシピを見る#11 田舎風煮しめ
いわしの焼き干し、干ししいたけ、結び昆布、里芋、にんじん、ごぼう、れんこん、焼き豆腐、こんにゃく、等
だしいらずでつくれる、素朴で懐かしい味わいの煮しめのレシピ。それぞれの素材の風味をいかした、滋養豊かな一品です。…
レシピを見る#12 肉じゃがの素
しょうゆ、みりん、砂糖、昆布、干ししいたけ、ドライトマト
調味料を混ぜ合わせるだけで完成の、お手軽調味料のレシピ。調味料に昆布や干ししいたけ、ドライトマトを漬け込んだ、うま味成分の相乗効果で奥深い味わいに。…
レシピを見る#13 すき昆布とさつま揚げのサッと煮
すき昆布、豚肉、さつま揚げ(お好みのもの)、しょうゆ、みりん
ほっとする味わい、すき昆布とさつま揚げのサッと煮のレシピ。豚肉も入っているのでボリュームもあります。…
レシピを見る#14 春キャベツと帆立てのスープ
春キャベツ、たまねぎ、帆立て貝柱、黒こしょう
帆立て缶があれば、だしいらずで簡単につくれる、春キャベツと帆立てを使ったスープのレシピ。帆立ての缶汁のうまみがだし代わりに。…
レシピを見る#15 薬味たっぷり!サバ缶の冷やしほうじ茶漬け
ほうじ茶、温かいご飯、さば缶(水煮)、きゅうり、みょうが、しょうが、大葉、醤油、白ごま、等
暑い夏でもさっぱり食べられる、サバ缶の冷やしほうじ茶漬けのレシピ。サバの旨味でだしいらずでも美味しいです。…
レシピを見る#16 豆乳粕汁
鶏もも肉、ジャガイモ、玉ネギ、ニンジン、エノキ、豆乳、酒粕、みそ、しょうゆ、等
このレシピは鶏もも肉やジャガイモ、ニンジンなどを使った豆乳粕汁料理です。鶏のうま味でだしいらずで、子供も食べやすいやさしい味の粕汁です。…
レシピを見る#17 らっきょうの下ごしらえ(下処理)のやり方
ひと手間がもっと美味しい、らっきょうの下ごしらえ(下処理)のやり方のレシピ。美味しいらっきょうを漬けるには、土付きの鮮度のよいものを選びます。…
レシピを見る#18 夏の三平汁
塩ざけ、ズッキーニ、たまねぎ、パプリカ
このレシピは、夏の三平汁です。北海道の冬の味覚、三平汁の夏バージョンで、さけのうまみたっぷりで、だしいらずなのもうれしいです。…
レシピを見る#19 あっさり食べやすい♪ シイラのムニエル
シイラ[切り身、こしょう、薄力粉、オリーブオイル、有塩バター、レモン汁、カット野菜[サラダ用
このレシピは、シイラを使ったムニエル料理です。シイラはくせがなく食べやすく、薄力粉でまぶしてフライパンで焼き上げます。…
レシピを見る#20 切り干し大根の信田煮
切り干し大根、にんじん、油揚げ、ちりめんじゃこ、切り干し大根の戻し汁、砂糖、しょうゆ、木の芽
このレシピは切り干し大根を使った信田煮です。一口かみしめるたびに、滋味あふれる味のハーモニーがジュワーっと広がります。…
レシピを見る最後に、しいらの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「しいら」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 100 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 4.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.3 | g | 多い |
脂質 | 1.9 | g | 普通 |
「しいら」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 75.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 55 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「しいら」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 50 | mg | 普通 |
カリウム | 480 | mg | 多い |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 31 | mg | 普通 |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 8 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | 5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 9.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.46 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 2.6 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.36 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: まんびき/切り身/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 55%、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。