このページではふかひれのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ふかひれのカロリーは344kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
ふかひれの可食部100gあたりのカロリーは、344kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中247位です。これは多い順にすると上位15%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでふかひれのカロリーを評価すると、296件中8位です。これは上位から2%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 344Kcal |
全体での評価 | 247位 / 1592件中(上位15%…高い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 8位 / 296件中(上位2%…高い) |
ふかひれはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜふかひれのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:Nadia
ふかひれのカロリーは高い理由
ふかひれは、可食部100gあたり344kcalのカロリーを含んでおり、他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質が多い
ふかひれは、可食部100gあたり43.4gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体にエネルギーを供給します。糖質の量が多いため、ふかひれのカロリーも高くなっていると考えられます。
食物繊維が無い
ふかひれには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、便通を促進する役割があります。食物繊維が少ないため、ふかひれは他の食材と比較して消化に時間がかかり、カロリーが高くなっている可能性があります。
タンパク質が多い
ふかひれは、可食部100gあたり83.9gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に重要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。タンパク質の量が多いため、ふかひれのカロリーも高くなっていると考えられます。
脂質が低い
ふかひれは、可食部100gあたり1.6gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源としても重要な栄養素ですが、ふかひれの脂質量は比較的低いです。脂質の量が少ないため、ふかひれのカロリーは他の食材と比較して高くなっていると考えられます。
以上の栄養データから、ふかひれのカロリーが高い理由が明らかになりました。糖質やタンパク質の量が多く、脂質の量が比較的低いことが、ふかひれのカロリーを高くしている要因と考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ふかひれ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 43.4g | 4 | 173.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 83.9g | 4 | 335.6kcal |
脂質 | 1.6g | 9 | 14.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ふかひれ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、335.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ふかひれは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー3分クッキング
ふかひれは低糖質ダイエットに不向き
魚の中でも特に高級な食材として知られる「ふかひれ」は、糖質量が43.4gもあります。この糖質量は、低糖質ダイエットを実践している人にとっては避けるべき食材と言えるでしょう。
ふかひれの糖質量
ふかひれは、一般的な魚と比べて糖質量が非常に高い食材です。糖質は、私たちの体内でエネルギーとして利用されますが、過剰な摂取は肥満や血糖値の上昇などの健康リスクを引き起こす可能性があります。
低糖質ダイエットは、糖質を制限することで体重の減少や血糖値の安定化を目指す食事法です。このダイエットを実践している人にとって、ふかひれは避けるべき食材と言えるでしょう。
ふかひれの代替品
ふかひれは高級食材であり、その特徴的な食感や風味を楽しむために食べる人も多いです。しかし、低糖質ダイエットを実践している場合は、ふかひれの代替品を選ぶことをおすすめします。
代替品としては、魚介類の中でも糖質量が少ない魚を選ぶことが重要です。例えば、さばやさんまなどの青魚は糖質量が低く、豊富な栄養素も含まれています。また、海老や貝類も糖質量が少ないため、積極的に取り入れることができます。
まとめ
ふかひれは、糖質量が43.4gもあり、低糖質ダイエットを実践している人にとっては避けるべき食材です。代わりに、糖質量が少ない魚や魚介類を選ぶことをおすすめします。低糖質ダイエットを成功させるためには、食材の選択が重要ですので、注意して取り組んでください。
ふかひれは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:YouTube
ふかひれは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも特に高級な食材として知られる「ふかひれ」。その美味しさと高い栄養価から、多くの人々に愛されています。しかし、ダイエット中の方にとっては、脂質が気になるところですよね。では、ふかひれは低脂質ダイエットに効果的なのでしょうか?
ふかひれの脂質量は1.6g
まず、ふかひれの脂質量について調べてみました。すると、100gあたりの脂質量は1.6gという結果が出ました。これは、他の魚介類と比べると低い値です。例えば、サーモンの脂質量は13g程度であり、ふかひれはその約1/8程度となります。
ふかひれに含まれる栄養素
ふかひれには、脂質以外にもさまざまな栄養素が含まれています。例えば、タンパク質やビタミンA、ビタミンB12、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容にとって重要な役割を果たしています。
ふかひれの低脂質ダイエットへの効果
ふかひれは低脂質ダイエットに少し効果的と言えます。なぜなら、脂質量が比較的少ないため、摂取カロリーを抑えることができるからです。また、タンパク質を豊富に含んでいるため、食事の満足感を高めることができます。これにより、食事制限中でも満足感を得ながらダイエットを続けることができます。
ただし、食べ過ぎには注意
ふかひれは低脂質であるとはいえ、食べ過ぎには注意が必要です。脂質以外の栄養素も含まれているため、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。また、ふかひれは高級食材であるため、価格も高めです。節約を考える場合は、適量を摂ることを心掛けましょう。
まとめ
ふかひれは低脂質ダイエットに少し効果的な食材です。脂質量が比較的少ないため、カロリーコントロールに役立ちます。また、豊富な栄養素も含まれており、健康維持や美容にも良い影響を与えます。ただし、食べ過ぎには注意が必要であり、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。ふかひれを適量摂りながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、ふかひれの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ふかひれ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 344 | Kcal | 高い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 43.4 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 83.9 | g | 多い |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
「ふかひれ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 13.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | 250 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ふかひれ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 180 | mg | 普通 |
カリウム | 3 | mg | 低い |
カルシウム | 65 | mg | 多い |
マグネシウム | 94 | mg | 多い |
リン | 36 | mg | 低い |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 3.1 | mg | 多い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.09 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | Tr | mg | 無し |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: さめひれ、きんし
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。