このページでは、魚のふかひれを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ふかひれのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはふかひれの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 344 | Kcal | 高い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 43.4 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 83.9 | g | 多い |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> (さめ類) ふかひれ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ふかひれがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ふかひれはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
ふかひれとは?どんな食材?
ふかひれとは、魚の一部であり、高級な食材として知られています。主にフグのひれを指し、その形状は特徴的で、独特な食感と風味を持っています。
ふかひれの特徴
ふかひれは、非常に繊細で柔らかな食材です。そのため、調理する際には慎重に取り扱う必要があります。ふかひれは、主にスープや炒め物などに使用され、その特徴的な風味が料理に深みを与えます。
ふかひれの味わい
ふかひれは、独特な風味と豊かな旨味を持っています。食べると口の中でとろけるような食感が楽しめ、噛むたびにふかひれの旨味が広がります。そのため、贅沢な食事の一品として人々に愛されています。
以上のように、ふかひれは高級な食材であり、独特な風味と豊かな旨味を持っています。その柔らかさととろけるような食感は、食事をより一層贅沢なものにしてくれます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はふかひれがダイエットにどう役立つか説明します!
ふかひれはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Nadia
1. タンパク質が豊富
「ふかひれ」は可食部100gあたり83.9gものタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の成長や修復に必要な栄養素であり、筋肉や骨、皮膚、髪の毛などの形成にも関与しています。タンパク質はまた、食事の満足感を高める効果もありますので、ダイエット中の方にもおすすめです。
2. 脂質が少ない
「ふかひれ」は脂質が1.6gと比較的少ない食材です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。低脂質の食材を選ぶことで、健康的な食事を実現することができます。
3. 塩分が適度
「ふかひれ」は塩分が0.5gと普通の量です。塩分は体液のバランスを保つために必要ですが、摂り過ぎると高血圧や腎臓病のリスクが高まります。適度な塩分摂取は健康を維持するために重要です。塩分を控えたい方にもおすすめの食材です。
おすすめ:ふかひれのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ふかひれに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キューピー3分クッキング
1. カルシウムとマグネシウムが多い
「ふかひれ」は可食部100gあたり、カルシウムが65 mg、マグネシウムが94 mg含まれています。これは他の魚と比較して多い量です。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、マグネシウムは体内での酵素反応に関与し、神経や筋肉の正常な機能をサポートします。
2. ナトリウムが普通の量
「ふかひれ」にはナトリウムが180 mg含まれており、普通の量と言えます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要ですが、摂りすぎると高血圧のリスクが高まる可能性があります。そのため、適度な量のナトリウムを摂取することが重要です。
3. 亜鉛が多い
「ふかひれ」には亜鉛が3.1 mg含まれており、多い量と言えます。亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に関与する重要な栄養素です。また、亜鉛は髪や爪の健康にも関与しています。「ふかひれ」の亜鉛含有量は他の食材と比較しても充実しており、亜鉛を摂取したい方にはおすすめの食材です。
以上、魚の「ふかひれ」の特徴として、カルシウムとマグネシウムが多く含まれていること、ナトリウムの量が普通であること、亜鉛が豊富に含まれていることを挙げることができます。これらの栄養素は、健康維持や体の機能をサポートする上で重要な役割を果たしています。
ふかひれに含まれるビタミンを解説!
引用元:YouTube
1. ビタミンDの含有量が多い
「ふかひれ」に含まれるビタミンDの含有量は1 μgで、他のビタミンと比べて非常に多いです。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートする重要な栄養素です。
2. ビタミンEの含有量は普通
「ふかひれ」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.4 mg含まれています。他のトコフェロール(β、γ、δ)は含まれていません。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから守る役割を果たします。
3. ナイアシンとパントテン酸の含有量は普通
「ふかひれ」に含まれるナイアシンの含有量は0.5 mgで、パントテン酸の含有量は0.24 mgです。これらのビタミンはエネルギー代謝に関与し、体の健康維持に重要な役割を果たします。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はふかひれの使用例としてレシピをご紹介します。
ふかひれを使ったレシピ9選!
#1 すっぽんの玉〆 ふかひれ乗せ
すっぽん、爪昆布、みりん、しょうが(おろしたもの)、フカヒレ、金華ハム、干し貝柱、昆布、にんにく、等
すっぽんを一からさばいて作る、贅沢な茶碗蒸しのレシピ。すっぽんはたっぷりの純米酒で煮込んで旨味を抽出します。…
レシピを見る#2 驚きの美味しさ!数の子のふかひれ風スープ
数の子(味付き)、水煮タケノコ(細切り)、乾燥きくらげ(スライス)、鶏がらスープの素、料理酒、胡椒、片栗粉、ごま油、刻みネギ、等
数の子とタケノコときくらげを使った、ふかひれ風スープのレシピ。数の子は折り目を手で折ると、生臭さが軽減されるのでオススメです。…
レシピを見る#3 春雨のふかひれ風スープ
緑豆春雨、豚もも肉(薄切り)、白菜、生椎茸、えのき茸、長ねぎ、しょうが、しょうゆ、スープ(チキンスープの素)、等
春雨がすき通るまで炒めスープでふかひれの食感に仕上げたレシピ。具材をすべて油で炒めてからスープを加えて煮ます。…
レシピを見る#4 ふかひれスープもどきレシピ
豚ももブロック、万能ねぎ、生姜、龍口春雨、干しどんこ、キクラゲ、ホタテ貝、オイスターソース、醤油、等
春雨を活用して作る、香港伝統スープのレシピ。フカヒレの代用に春雨を使用した、旨味たっぷりのスープです。…
レシピを見る#5 フカヒレ炊き込みご飯
お米、焼豚、水煮タケノコ、フカヒレスープ
このレシピはフカヒレを使った炊き込みご飯のレシピです。お米、焼豚、水煮タケノコ、フカヒレスープ、水を用意して、炊飯器に入れるだけで簡単に作ることができます。…
レシピを見る#6 くせになる食感♪ フカヒレスープ
フカヒレ[水煮、ごま油、鶏ガラスープの素、しょうゆ、こしょう、片栗粉
このレシピはフカヒレを使ったスープ料理です。フカヒレ、たけのこ、しいたけが入ったスープに、ふんわりとした卵が加わり、コリコリとしたフカヒレの食感とたけのこの歯ごたえが楽しめます。…
レシピを見る#7 とろとろ卵のフカヒレあんかけチャーハン
チンゲンサイ、ゴマ油、カニ風味カマボコ、白ネギ、ご飯、卵黄、サラダ油、しょうゆ、フカヒレスープ、等
このレシピはフカヒレスープを使ったとろとろ卵のあんをかけたチャーハンの作り方です。チンゲンサイ、カニ風味カマボコ、白ネギを加えて、豪華な味わいに仕上げます。…
レシピを見る#8 フカヒレスープの素で!たっぷり海鮮鍋
イカ、エビ、ホタテ、レタス、タケノコ、ニンジン、大根、シイタケ、エノキ、等
このレシピはフカヒレスープを使った豪華な海鮮鍋の作り方です。イカ、エビ、ホタテなどの魚介類とレタス、タケノコ、ニンジン、大根、シイタケ、エノキなどの野菜を使い、トロっと少しトロミがついたスープが魚介や野菜によくからんでおいしい鍋に仕上がります。…
レシピを見る#9 3合炊き炊飯器で! 五目おこわ風
みりん、しょうゆ、和風顆粒だし
このレシピは、もち米を使わずに作るおこわ風の炊き込みご飯です。切り餅が余っていたらぜひお試しください♪3合炊き炊飯器用のレシピで、炊飯器に米と水を入れて、みりんと和風顆粒だしを加えます。…
レシピを見る最後に、ふかひれの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ふかひれ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 344 | Kcal | 高い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 43.4 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 83.9 | g | 多い |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
「ふかひれ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 13.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | 250 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ふかひれ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 180 | mg | 普通 |
カリウム | 3 | mg | 低い |
カルシウム | 65 | mg | 多い |
マグネシウム | 94 | mg | 多い |
リン | 36 | mg | 低い |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 3.1 | mg | 多い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.09 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | Tr | mg | 無し |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: さめひれ、きんし
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。